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2024年3月の読書メーターまとめ

錫
読んだ本
8
読んだページ
1561ページ
感想・レビュー
8
ナイス
39ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

錫
ネタバレこれは!良書!杉森くんを殺したいほど恨んでる女の子の話かな?と思ったら全然違った。杉森くんは正確には杉森くんではなかったし、殺すことは物理的に不可能だった。これは主人公ヒロが喪失から立ち直る物語だった。杉森くんみたいな子は多い。依存されると疲れてしまう。距離を置きたくなる。わかる。けれど、子供がたった1人で解決できることではないのだ。双方に寄り添う複数の大人の存在が不可欠だと思う。ヒロにはミトさん、お母さん、良子さん、矢口くん、美術の先生がいてくれた。SOSを出さずとも支えてくれた。そういう人になりたい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

錫
ネタバレこれは!良書!杉森くんを殺したいほど恨んでる女の子の話かな?と思ったら全然違った。杉森くんは正確には杉森くんではなかったし、殺すことは物理的に不可能だった。これは主人公ヒロが喪失から立ち直る物語だった。杉森くんみたいな子は多い。依存されると疲れてしまう。距離を置きたくなる。わかる。けれど、子供がたった1人で解決できることではないのだ。双方に寄り添う複数の大人の存在が不可欠だと思う。ヒロにはミトさん、お母さん、良子さん、矢口くん、美術の先生がいてくれた。SOSを出さずとも支えてくれた。そういう人になりたい。
が「ナイス!」と言っています。
錫
ここまでPTA関連の本を読みまくってきたけど、これが一番自分の感覚に近いと感じた。PTAは悪いところが多いからなんとかしなくちゃ!と私も思い込んでいたのだけども、そうではなかったのかもしれない。しかし、PTAに潜む公平、平等という罠。私が役員やったんだから、あの人にもやってもらわないと!やらないのはずるい!というやつ。本来、ボランティアとは不公平なもの、という言葉にははっとさせられる。けれども、これをママさんたちを前に説いてみても、全然響かないのだ。なんで?
が「ナイス!」と言っています。
錫
金髪のライター杉江さんがPTA会長を務めた三年間のお話。コロナ前とはいえ、会長忙し過ぎる。こんな平日の昼間に活動できる人が今は存在し得るのか。一年間はあたふたしていて、二年目は本腰、三年目は油断したのか人間関係のいざこざで悩む。やろうと思えば楽しい。けど、面倒ごとも付き物。役員を増やして仕事を分け合う、校庭管理はシルバー人材に委託するなど、改革もすごかった。
が「ナイス!」と言っています。
錫
ちょっと求めていたものと違ったので、ナナメ読み。教育委員会が発足した当初より、法改正を経て、中央集権国家の中に組み込まれ、首長の権限が強くなり、教育委員会が教育行政にあまり関われなくなっている様子。首長と教育委員会は対等であるべきとの主張。
錫
ベルマークの成り立ちから現在の仕組み、そして過去に交換されていた商品なども紹介している、ベルマークに対して前向きな本。細かい作業のために集まって たいしたお金にならないのにお母さんたちが仕事を休んで作業する、何か意味があるのか、みたいな論調が多い中、みんなで集まってわいわいやるのが楽しいじゃん!というノリで書かれている。ベルマークを集めることで、僻地の学校や支援学校にも寄付ができるのは知らなかった。今、まさに支援学校のPTAでベルマーク集めることに意味があるのか?!という議論をしているんだけども。
が「ナイス!」と言っています。
錫
各学校にあるPTAの理不尽さを取り上げ、PTAの成り立ちも詳しく解説。国家組織として緊急事態時に国に都合よく使われることが懸念されるとして、PTA不要論を説く内容。PTAに関わっている者としては、極端な事例が多いのでは?という印象。今はそんなにPTAに力がないような気もする。会長は男性で女性は手足となって働く構図も問題視していたが、うちの学校では代々会長は女性だったりするので、地域差が激しいのではないかなと思う。
錫
自分の学校のPTAを変えたい!と思う人へのhow to本。失敗した事例も載っていてなかなかよい。コロナでやらなくて良かったものはやめてしまってもいい。何が問題で何が必要なのか考えていかないといけない。やりたい人がやる、それがPTAのあるべき姿なんだろう。
錫
ちょっとした事件に関わったことで危険人物扱いされている中学生の美羽。友達は唯だけ。そこへ他校で暴力事件を起こして転校してきたサッチが絡んでくる。サッチは家庭に問題があり、いわゆるヤンキー的な擦れた女の子。美羽を仲間だと思い、誘ってくる。この時期の子は群れたがる。けれども、不器用な子がこうして浮いてしまう。文学的な美しい文章でこの時期の不安定な女の子を描き出した物語。器用に生きれたら楽なんだけど、身の置き方がわからない年頃でもある。唯ちゃんの優しさはありがたいな。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/05/05(2915日経過)
記録初日
2007/05/05(6203日経過)
読んだ本
2159冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
269153ページ(1日平均43ページ)
感想・レビュー
1694件(投稿率78.5%)
本棚
0棚
自己紹介

児童文学、YAが好きです。図書館であまり読まれてなさそうな本を探して読むことにハマっています。不登校だった息子が経験できなかった学校生活を今の子どもたちが読む本を通して感じています。お気に入りは、まはら三桃さん、吉野万理子さん。

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