主人公家族3世代それぞれがお金と人生に悩みそれなりに決着していく。定年間近の夫婦の貯蓄額が100万未満だったり、年金生活の祖母が貯蓄額1,000万円を他人に話してしまったりするのにはびっくりした。2023年1月期のドラマにもなっていて、祖母役は中尾ミエだった。小説では商店街の団子屋だったけど、ドラマでは表参道のアパレルショップのバイトでカッコよく働いてたなぁ。

今秋、熊野古道へ行きたいなと思っていたので読んでみた。ちょっとしたハイキング気分だったのに、この本を読むとそんな生易しいものではない様子。峠をいくつも越えたり、人気のない暗い山道を歩いたり、なかりハードな行程。

まさかこのような結末になるとは、予想不可。最初から重たい鈍い空気が流れていて、最後くらいは少し上向きな余韻を残してくれないかなと思っていた。それを愛とは呼ばずのタイトルの意味がよくわかるラストだけれど、私は愛と呼びたい。

特殊詐欺犯罪の内側世界を描いたフィクション。追う側、追われる側、それぞれのキャラクター造形もよく、テンポよく進み、飽きさせない。勁草とは広辞苑では風に強い草。節操・意思の堅固なことの例えとあるようだが本作では人のしぶとさ、したたかさを表したとのこと。納得、秀逸なタイトルだと思う。2023年公開映画『バットランズ』の原作。映画のラストはエンタメ度抜群の伏線回収で満足度の高めの鑑賞後感。原作では異なるがこちらも手に汗握る流れ。原作も映画もどちらもよかった。

ニッチなテーマだけど非常に興味深い内容で楽しい読書体験だった。本書はジビエを食べ尽くす！というものだが、屠畜とか食肉について興味のある私にはピッタリだった。タイトルになっているツキノワグマの掌は写真入りで毛をむしるところから解説している。他にもシカ、イノシシはもちろんヤマバト、ノウサギ、テン、カラス！など食べ比べている。中でもキョンは個体差が少なくクセがなく赤身で食べやすいとのこと。鴨そばくらいしか食べたことがなかったのだが、写真がかなりおいしそうで食べてみたくなる。カラスは無理だけど、、

平たく言うと冤罪の物語。重たく沈んだ読後感。描いてる時間軸も長いし、ページ数も多くてなんか疲れた。

東京堂書店でたまたま見かけた画集。好きとか嫌いとかではなく、とにかく衝撃を受けて目を見張った。もっと見ていたいと思った。下絵から既に完成されてる。絵のテイストから勝手に30代なのかと想像していたが、1960年生まれ。先月まで個展をしていたらしい、、次回は2-3年後かな。

主人公家族3世代それぞれがお金と人生に悩みそれなりに決着していく。定年間近の夫婦の貯蓄額が100万未満だったり、年金生活の祖母が貯蓄額1,000万円を他人に話してしまったりするのにはびっくりした。2023年1月期のドラマにもなっていて、祖母役は中尾ミエだった。小説では商店街の団子屋だったけど、ドラマでは表参道のアパレルショップのバイトでカッコよく働いてたなぁ。