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2024年4月の読書メーターまとめ

コチ
読んだ本
8
読んだページ
3232ページ
感想・レビュー
8
ナイス
108ナイス

2024年4月に読んだ本
8

2024年4月のお気に入り登録
2

  • タンジール
  • みみみ

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • タンジール
  • みみみ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

コチ
ネタバレ一番胡散臭い人物が真犯人のはずはないというミステリーあるあるを良い意味で裏切ってくれた。とはいえ、真犯人の企てで前科者が身元を偽り大学生になりすませたり、筆跡鑑定もせずに署名だけで重要参考人扱い?など、いくら50年以上前の話としても少し雑に感じてしまった。マイケルもさっさと出頭すればよかったのに、逃げ癖がついてしまっているのだろう。ブライアンがローナに戸惑いつつも次第に心を動かされ本来の自分を取り戻してゆくところ、特にエピローグの母に宛てた手紙にグッと来た。ビターながらもしみじみとした余韻の残る良作。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
8

コチ
ネタバレジゴロの話と思ったが、サラの探偵物語であったのか。指示役の性別が不明で更に考察が捗った。指示役のあの人は元々異性どころか人に対しての関心が希薄で、金策に窮する余り狡猾な性格にも拍車がかかってしまったのだろう。厄介な女アルマとはある意味似た者同士だったのかも。サラとドロシーだけが良心だった。アーサーはイギリス人の嫌なところを具現化した様な存在だが、サラの推理を補完するカギを何気なく提示するあたり、只者ではない気がする。最後はちょっとほっこりするところなのかな。将来、娘はサラの味方になりそうな予感。
が「ナイス!」と言っています。
コチ
ネタバレ市民探偵の熱意、執念、行動力に脱帽。その一方で、SNSを駆使した現代の捜査方法には危惧を抱いた。玉石混交の情報が入り乱れる中では冤罪の可能性も大いにあり得る。同様に市民探偵の人々も玉石混交であることは否めないだろう。もちろん彼らの地道な調査とある種の閃きで難事件を解決することも多い。法執行機関とは異なり、特定の事件に長時間集中できるのは利点ではあるが、ネット私刑の様な誤った方向には向かわないでいただきたい。そして、事件にのめり込み過ぎるのもどうかと複雑な思いを抱いた。
が「ナイス!」と言っています。
コチ
ネタバレ惨めで孤独感が漂う作品なのだが、陰鬱ではないのはキャラクターによるものか。スキップとエディは罪を犯してでも裕福になりたい若者で、叔父や両親の姿を哀れと感じつつも嫌悪感を抱いているのだろう。彼らからすれば、金持ちから金を奪って何が悪いくらいに思っていそう。境遇に不満を抱き貧困脱出には一攫千金しかないと短絡さが愚かしく、そして痛ましくもある。カレンが野宿をした時に初めて気づいた夫人宅での安全な生活、失った代償は大きいが、罪を償い誠実に生きていってほしい。コリー犬がいい味を出していた。犬小屋奪還、良かったです。
が「ナイス!」と言っています。
コチ
ネタバレ一番胡散臭い人物が真犯人のはずはないというミステリーあるあるを良い意味で裏切ってくれた。とはいえ、真犯人の企てで前科者が身元を偽り大学生になりすませたり、筆跡鑑定もせずに署名だけで重要参考人扱い?など、いくら50年以上前の話としても少し雑に感じてしまった。マイケルもさっさと出頭すればよかったのに、逃げ癖がついてしまっているのだろう。ブライアンがローナに戸惑いつつも次第に心を動かされ本来の自分を取り戻してゆくところ、特にエピローグの母に宛てた手紙にグッと来た。ビターながらもしみじみとした余韻の残る良作。
が「ナイス!」と言っています。
コチ
ネタバレ第二次大戦下のイギリス。補助航空部隊の女性飛行士が農村の駐屯地に配属されるが、内一人が惨殺死体で発見される。憑依型?プロファイラーのリジ―が「私なら犯人が分かります!資格持ってます!」とアピって来るので、ケンバー警部補に煙たがられるのも無理もない。飛行士且つプロファイラーと異色の主人公だが、人物像がなかなかつかめなかった。戦況厳しくなる中、殺人者を追うリジ―とケンバーがお互いの能力を認め、信頼し合う過程が良い。根深い女性蔑視が蔓延る軍内で、犯人は更にミソジニーを増幅させてしまったのか。程よい緊迫感。
が「ナイス!」と言っています。
コチ
ネタバレニーナが逮捕され、相棒ラクランはヴァネッサの夫の座をまんまとゲット。そこからはヴァネッサの新妻日記風の語りが延々と続く。幸福の絶頂にある舞い上がった奥様から、夫への不信感を募らせ苦悩する奥様へと心情の変化が哀れというか、もう笑えてくる。「ヴァネッサ、目を覚まして。あなたはそんなおバカさんではなかったはず。」と両肩をブンブンゆさぶりたくなった。ラクランの正体を暴く為、ニーナと共闘するあたりから物語は一気に加速し、結末は一応ハッピーエンド?なのか。軽い読書としては良いかも。全米大絶賛にまた騙されました。
が「ナイス!」と言っています。
コチ
ネタバレ美術業界への就職もままならず、奨学金返済と母の治療費支払いに追われ、詐欺をはたらく様になったニーナ。SNSでカモを物色するのは新手のロマンス詐欺か。次の標的は資産家の相続人でインフルエンサーのヴァネッサだった。狙うのは金庫の100万ドルとアンティーク家具など。でも、この100万ドルって10年以上も前の話で、しかも実際に見たわけでもなく、ホントに今もあるのだろうか。なので、ニーナがヴァネッサに近づくのは別の目的がある様にしかみえない。ツッコミどころは多々あれど、どう着地するかを見届けたいと思います。下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
コチ
ネタバレ1950年代に書かれたショートショート40編。そのほとんどが財産狙いの近親者や知人による犯行で、さほど意外性はない。被害者の生活習慣が一時的に変わったり、電話の故障や断線、列車の運行停止などイレギュラーな事態により犯行がバレる。他にも杜撰な計画や運任せといった犯罪も多く、時代を感じた。印象に残ったのは、後味の悪い【犯行現場にて】、サイコホラーな【悪魔の名前】。【殺人の話】は、主人公の期待から困惑への感情の変化がリアルに伝わってきて面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/06/07(2906日経過)
記録初日
2002/02/22(8125日経過)
読んだ本
739冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
299602ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
143件(投稿率19.4%)
本棚
0棚
性別
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