タイトルである「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」に関してすごく端的に答えている。本の中に含まれる知識は現代社会においてはノイズとなって人々に負荷をもたらす。なのでノイズのない情報は読めるけど読書するだけの余裕はない。問題提起としては素晴らしい１冊。ただひとつ残念な点をあげると、この本では余裕を持つことを解決策として上げているが、どうすれば全身全霊を避けれるかを読者に投げている点にある。ここが読者の一番知りたい点なのでは……とはいえ元々の問には答えてるんだよな……とも思います。

言語思考者向けに描かれた物体視覚思考的な物の考え方の本。最初に理論が書いてあってその後に各論が来る辺り本の構成自体が親切。言語だけで物事を考えると現実が抜けるのはそれはそうなので必要性はよくわかる。イメージをリファレンスにアイデアを出せるのもよくわかる。ただ物体と空間のように言語思考も細分化できそうだなと言う感想。ポジショントークが強いのは否めないのと言語思考者も尖ってると少数派になるのではとツッコミどころはある。

タイトルである「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」に関してすごく端的に答えている。本の中に含まれる知識は現代社会においてはノイズとなって人々に負荷をもたらす。なのでノイズのない情報は読めるけど読書するだけの余裕はない。問題提起としては素晴らしい１冊。ただひとつ残念な点をあげると、この本では余裕を持つことを解決策として上げているが、どうすれば全身全霊を避けれるかを読者に投げている点にある。ここが読者の一番知りたい点なのでは……とはいえ元々の問には答えてるんだよな……とも思います。