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2024年4月の読書メーターまとめ

三浦郁子
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感想・レビュー
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ナイス
206ナイス

2024年4月に読んだ本
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

三浦郁子
地下に閉じ込められた10人。脱出するには誰か一人を犠牲にしなければならない。誰を選べばいいのか?という究極の状態に陥った時、殺人事件が起こる。残された9人は「犯人を突き止め、その人に犠牲になってもらおう」と考えるが…。という、絶対に続きが気になる展開!警察が介入できない状況で素人探偵が謎を解きあかすわけだが、これがなかなか見事。犯人がわかっても動機がイマイチしっくりこないと思っていたら…さらにもう一捻り。ええーっ、そうだったのー!?と驚く。命をかけた頭脳戦だったわけで、犯人に裏をかかれてしまうのだった。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

三浦郁子

【献本応募:金子玲介『死んだ山田と教室』プルーフ本】 https://bookmeter.com/giftbooks/559

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2024年4月の感想・レビュー一覧
23

三浦郁子
連続爆弾魔と取調官の知恵比べは面白かったが、若干、被疑者の演説や、取調官の懊悩の描写が長いなぁ、くどいなぁと感じるところが多かったように思う。何度か現れる秋葉原で被害に遭った「ゆかり」という女の子の視点で語られる部分は、物語の進行に関係はないので、読んでいて退屈だ。最後に老人を助ける部分だけは重要だったと思うが。はじまりの部分が平板過ぎて、挫折しそうになった。そこを乗り越えれば続きは気になるので最後まで読めたけれど、自分にとって、この作家さんは苦手だなぁと思った。最初で最後になりそう。
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三浦郁子
地下に閉じ込められた10人。脱出するには誰か一人を犠牲にしなければならない。誰を選べばいいのか?という究極の状態に陥った時、殺人事件が起こる。残された9人は「犯人を突き止め、その人に犠牲になってもらおう」と考えるが…。という、絶対に続きが気になる展開!警察が介入できない状況で素人探偵が謎を解きあかすわけだが、これがなかなか見事。犯人がわかっても動機がイマイチしっくりこないと思っていたら…さらにもう一捻り。ええーっ、そうだったのー!?と驚く。命をかけた頭脳戦だったわけで、犯人に裏をかかれてしまうのだった。
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三浦郁子
不思議な魅力を感じる小説でした。既婚者の女性を好きになってしまう男性の苦悩と、恋の喜びが描かれています。良くあるパターンだけれど、やっぱり続きは気になるし、木戸という変な友人?の存在も面白かったです。台詞は軽妙で読みやすいのですが、それ以外の文章は読みにくかった…。正直、飛ばし読みしました。
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三浦郁子
バカにはひとつの決まった型があるのではなく、多様性がある。誰にでも「バカなとき」と「リコウなとき」があり、バカなときが多い人ほど、社会生活や職業生活でうまくいかない。運には良し悪しがあり自分の力で解決できないが、バカは治るというのが作者の持論だそう。前頭葉とは、思考力、判断力、集中力、創造性、意欲、感情のコントロールなどを司る以上に、変化に対応するための重要な役割を果たす。「前例踏襲」で楽をして前頭葉を使わないと脳と身体は一気に老け込む。40代ぐらいから縮んでいくのだそう。ひゃー。
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三浦郁子
心理学とは世に広まっている思い込みを是正するための学問だという。様々な実験を提示し、心理学的に正しいかどうかきちんと検証している。例えば人に好かれる人気者は、実は人に好かれるための努力をしている(無意識だとしても)ということが書かれている。人間には相手の努力を鋭敏に感じ取れる能力が備わっているそう。確証バイアスという言葉があるが、人間は客観的に生きることはできず、思い込みから逃れることは出来ない。思い込みをなくそうするのではなく思い込みの成果に生きていることを自覚することが大切なのか…と思う。
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三浦郁子
筆者は「失敗は予測できる」と断言する。なぜなら「人間は必ず失敗する動物であり、同じような失敗を繰り返すため、次に起こる失敗事例は過去のものと必ず類似する」からである。歴史的な大事故から日常に起こる小さな失敗に至るまで豊富な失敗例を挙げながら、失敗は予測することができ、そこから学び、失敗を回避する方法を考えるというもの。なかなか興味深い。
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三浦郁子
とどのつまり、人は、本能的な欲求に従って生きてゆく中で、子孫を残しているだけなのだろう。やっていることは道ばたでさかる野良犬と大差ない。人は日々の営みに、意味を求めてしまう。愛とか、家族とか、人生とか、あるいは運命とか。尊いもののように思い込む。それだけのことなのだ。もしもこの世に、運命と呼ぶべきものがあるとすれば、それは、そんな僕たち人間の浅薄な思い込みなどとは関係なく存在するはずだ。なんの意味もなく淡々と、文字通り運ばれてくるのだろう(本文より)これが本書のテーマなのかな?と感じた。
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三浦郁子
育児について考え出すとあまりにも問題だらけで、その背景にある家庭を問題にしなければならなくなる。しかし家庭について考えだすと、その背景にある夫婦や結婚にも問題があることがわかり、とうとう恋愛の問題にまで行き着く。今の育児問題を解決するには結局そこまで遡る必要がある?タイトルの「フロン」は父論であり夫論であり、婦論である。家庭や育児、結婚や恋愛に悩んでいる女性が予想以上に多く、それに対して男性の問題意識は非常に低い。「父性という不良債権」という例えには、苦笑してしまうが納得。夫をリストラしたいわ、ほんとに。
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三浦郁子
今や何をするにもつきまとうリスクに、日本人はすくみ上がり、縮みあがっているように見えると筆者は語る。「リスク過敏症」と名付けている。人はどうしてリスクを読み違えるのか?「本能」と「理性」2つの判断基準を持っているからであり、理性で判断すべきところも、本能に引きずられてしまうからのようだ。リスクを避けようとすると別のリスクが生まれる(トレードオフ)が、あるリスクを厳しく排除しようとすることは一見、安全のためのようでありながら必ずしもトータルでの安全性を高めるとは限らないという結論だった。
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三浦郁子
ネタバレ「生き方には二通りしかありません。奇跡はどこにもないという生き方と、すべてが奇跡だという生き方です」「特殊な知識を身に付けることより、主体的に考えて判断する能力を養う方がはるかに重要だと思います」「小さい問題をおざなりにする人に大きい問題を任せることはできません」「人を動かす唯一の方法は自ら模範を示すことです」「年をとって弱り切っている人にとって、死は救済になります」「教養とは学校で学んだことすべてを忘れた後に残るもののことです」などなど。ガツンとくる言葉ばかり。
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三浦郁子
特定の食べ物が健康に及ぼす影響を過大に評価・信奉する現象を「フード・ファディズム」と言うのだそう。自然由来のものは安全だと誰しも漠然と思いがちだが、そんな単純なものではないと思い知らされる。工業的に精製されたものの方が不純物が少ないので安全ということもある。自然のものは不純物が多いからこそ、ミネラルやビタミンが豊富というイメージが先行しがち。けれどももしかすると危険なものも混入している可能性があるというわけだ。情報がいろいろありすぎて、何が正しいのか見分けるのが難しいなと思った。
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三浦郁子
どんなに優れた習慣術でも「自分の性格」と合わなければ意味がない。「誰かが成功した習慣術」ではなく「自分に合った習慣化」とは何かを知るための本。それぞれのタイプを童話の主人公「うさぎとかめ」や「アリとキリギリス」になぞらえてわかりやすく解説。4つしかないので自分がどのタイプなのか凄く迷う…。着眼点は面白いなと思った。ちょっとは参考になるかも?
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三浦郁子
努力についての考察が興味深かった。努力しても報われないのは、努力が足りないのではなく努力を投入している所がおかしいのではないか?困ったことがあった時、一次的コントロール(環境を変えようとする)ではなく二次的コントロール(環境ではなく自分をコントロールする)で対処した方が幸福度は高くなる。不安があることで集中力が上がる「不安モチベーション」という考え方も面白いなと思った。
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三浦郁子
面白い。周りが慌てているのに、本人が楽しんでいるところがいい。わくわくする絵本。
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三浦郁子
恩田陸さん、絵本も出されているのですね。つい手に取ってしまいました。怪談えほんというシリーズだと気付かずに。いやはや、ぞーっとしますね。絵が怖い。だけど引き込まれる。一度読んだら忘れられない感じです。
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三浦郁子
何をすれば健康になるのかわからない、という人に向けての科学的なガイドライン。「有名な薬、サプリ、健康法にも副作用は多い。9割9分のサプリや健康食品は効果がない」とのこと。医者でも薬とサプリの本当の害はわかっていないし、薬やサプリの副作用は年をとるほどに出やすくなるという事実。そもそも医薬品の安全性テストは中高年を除外して調査しているのだという。最も薬が必要になる年代であるにもかかわらず、だ。うーん…。正直、読まなきゃ良かった。怖くてビタミンCのサプリを捨ててしまった。
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三浦郁子
やはり、この方の文章はとても読みやすくわかりやすいので、内容がすっと頭に入ってくるし、説得力がありますね。内容もそれなりにきちんとリサーチしてしっかりしたものを書かれているのだと思いますが、まずこの文章力が凄い才能だと毎回、感心します。ダイエットや筋トレについては、本当に参考になりました。「どうにでもなれ効果」とは良く言ったものですね。ちょっと失敗すると自制心が崩壊して計画がパーになる、といったあれです。何度となくダイエットで繰り返しているような気がします。トホホ。
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三浦郁子
哲学者ギルバート・ライルは指摘する。「体に依存せずに心は存在し得ない。体を動かしたり体で表現しなかった場合、意志を表出することも自覚することも出来ない。心と呼ばれるものは「モノ」ではなく「行動パターン」のことである」と。全ての行為が事前に決まっているという考えを哲学では「決定論」と呼ぶのだそう。情報さえ揃えば未来は確定する。いわゆる『ラプラスの悪魔』という考え方である。我々は環境との相互作用でオートマチックに行動している。意志のように見えても全ての行動は環境からの刺激に対する反射なのだ。凄い斬新な考え!
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三浦郁子
人口は日本の約2倍であるにもかかわらず、寝たきり老人の数は日本の1/5である、アメリカ。寝たきり老人を減らして健康寿命を延ばす「ヘルシー・ピープル計画」を既に1980年から進めている。将来起こりうる病気を若いうちから予防するため、食生活や運動など具体的な300項目以上のリストを作り、取り組んでいる。一方日本政府が進めるのは"病人狩り"だ。定期健診、がん検診、脳ドックなど検査検査で病人を生み出すシステム。長寿国と言われているが実際は人生の後期約10年は寝たきり・要介護となる日本。嘆かわしいことだ。
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三浦郁子
漫画なので軽く読めてしまうが、実はすごいことを言っている。わかる!と思うし、ただただ感心して読んだ。とても面白かった。
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三浦郁子
人生における幸福(=主観的に自分が幸せであると感じられる状態)を最大化・最長化するにはどうしたらいいか?というのが本書のメインテーマである。幸福になるための行動とは「脳の癖をハックする」「ポジティブな面に注目する」「利他の心を持つ」「人間関係に投資する」「健康を死守する」「自尊心を育てる」の6つ。幸せとはなるものではなく気付くもの。何気ない日常に隠れている小さな幸せを見つける練習から始めよう。幸せとは技術なのだ。回避目標ではなく接近目標で行動すると幸福度up!
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三浦郁子
とても素敵な絵で、ひきこまれる。江國香織さんの繊細な文章は心地よい。内容は少し怖くて悲しいけれど、最後には一応一安心?大人のための絵本だなぁと思った。
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三浦郁子
不食という生き方には驚いたし、興味深かったが、あまり細かく書かれていなかったので、結局どういうことなのかよくわからなかった。それ以外の生き方に対するヒントは、どこかで聞いたような内容ばかりで、得る物はなかった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/07/09(2854日経過)
記録初日
2014/07/09(3585日経過)
読んだ本
748冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
218909ページ(1日平均61ページ)
感想・レビュー
684件(投稿率91.4%)
本棚
1棚
性別
血液型
A型
職業
販売系
現住所
神奈川県
URL/ブログ
https://twitter.com/minami_kotonoha
自己紹介

主に図書館で借りて本を読んでいます。
好きな作家は江國香織さんや伊坂幸太郎さん、京極夏彦さんなど。

コミュニティにご招待いただくのは嬉しい限りですが、あまりコメントは出来なくて、ごめんなさい。

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