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2024年4月の読書メーターまとめ

小木ハム
読んだ本
3
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1286ページ
感想・レビュー
3
ナイス
108ナイス

2024年4月に読んだ本
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

小木ハム
漫画家についての記述があったため手に取りました。地政学の奥山真司先生はこういうのを「累積戦略・何処にいるかわからない敵に向かって、しらみ潰しに魚雷を発射するようなもの」と仰られていたと思う。すぐに成果は出ないがスルメみたいにじわじわ後から味が出てくるような戦略、わりと好きです。早期専門特化は学習者本人にも達成感が湧きモチベーションが続くが、視野が狭くなってそのルールの中でしか物事を考えられなくなる(⇒アインシュテルング効果)側面がある。フェルミ推定でも専門とは関係のない分野の知識幅が重要になってくる。
小木ハム
2024/04/06 14:10

■あなたのバスケットはどのくらいの大きさか:P212_縫製工場に勤めるボランティアの女性「何かをつかんで持って帰るには、大きなバスケットが必要なのよ」その意味は、「心を大きく開いておけば、どんな経験からでも何かを学べる」ということだ。

山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/04/06 17:20

早期専門特化は確かにその分野では結果が出やすいし、達成感も大きいですよね。でも、視野が狭くなってしまうのは否めません。それに対して、「幅」のある知識は、どこでどんな形で活きるかわからないところが魅力だと思います。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

小木ハム

2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1539ページ ナイス数:136ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/690940/summary/monthly/2024/3

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
3

小木ハム
ギリシャ神話「トロイア戦争」において木馬の計を考案し自軍を勝利に導いた智将オデュッセウス。しかし戦争終結後、彼は消息不明となった。その間、故郷では彼は死んだのではないかと噂が広がる。妻ペネロペイアに群がり資産を食い潰す108人の求婚者たち。息子テレマコスは女神アテナとともに父を探す旅に出る。「急げオデュッセウス!」時系列順ではないこと、昔の翻訳なのもあってそれなりに読みづらいがオデュッセウスが語る波乱に満ちた漂流譚は面白い。個性豊かな神々のほかサイクロプス、セイレーン、スキュラなど有名な怪物も登場。下巻へ
小木ハム
2024/04/26 18:23

■メンターとメンタリング:オデュッセウスの親友メントール(本作では女神アテナがメントールの姿に化けて登場)は、オデュッセウスの子テレマコスの教育を任されていた人物で、彼が若手人材の指導・支援・理解者として使われる「メンター」の語源となっている。テレマコスが消息不明となった父親探しの旅に出ることを手助けし、励まし、導く姿にちなみ、メンター、メンタリングと呼ばれるようになった。メンタリングはスキルを鍛えたり成果を出すことよりも、プロセス、人間力、やる気を引き出すことに重きを置いた支援型の指導法だ。

が「ナイス!」と言っています。
小木ハム
ものすごいわかりやすい東洋哲学の本。これでわかった気になってはいけないが、インド~中国~日本と続く仏教の歴史が綺麗に整理できました。飲茶さんの書かれる文章はコミカルで楽しいのに要点もきちんと回収できる。西洋哲学は無から有へ分別をつけていくこと、東洋哲学は逆に分別を取り払っていくことなのだと思う(体験)。インドから仏教が消滅した理由が酷い(虐○)が、自然にあるがままを受け入れる思想なので、どうしても外からの暴力や侵略には弱いのかもしれない。西洋哲学と東洋哲学の両方をバランスよく取り入れる必要があると思う。
小木ハム
2024/04/22 17:31

■韓非子『形名参同』:形→実際にやったこと(実績)、名→やりますと明言したこと(約束)。家臣が実際にやったことと、やりますと明言したことが同じであったかどうかをちゃんと参照して比較しなさい、ということ。言葉と事実を一致させなさいということ。

小木ハム
2024/04/22 17:35

■荘子『朝三暮四』:荘子が作った寓話のひとつ。「朝に3つ、夜に4つエサをやろう」と言うと猿たちが怒り、「では朝4つ、夜3つやろう」と言うと猿たちがキャッキャ喜んだという。この話は、同じことなのに目先の違いにしか気づかない猿たちの滑稽さを笑っただけの話ではない。老子哲学に立って読み替えると「「本来一つであり、境界のない世界(道)」に引かれた境界線(分別、言葉)によって一喜一憂してしまう人類の性質を表現したもの」なのだ。

が「ナイス!」と言っています。
小木ハム
漫画家についての記述があったため手に取りました。地政学の奥山真司先生はこういうのを「累積戦略・何処にいるかわからない敵に向かって、しらみ潰しに魚雷を発射するようなもの」と仰られていたと思う。すぐに成果は出ないがスルメみたいにじわじわ後から味が出てくるような戦略、わりと好きです。早期専門特化は学習者本人にも達成感が湧きモチベーションが続くが、視野が狭くなってそのルールの中でしか物事を考えられなくなる(⇒アインシュテルング効果)側面がある。フェルミ推定でも専門とは関係のない分野の知識幅が重要になってくる。
小木ハム
2024/04/06 14:10

■あなたのバスケットはどのくらいの大きさか:P212_縫製工場に勤めるボランティアの女性「何かをつかんで持って帰るには、大きなバスケットが必要なのよ」その意味は、「心を大きく開いておけば、どんな経験からでも何かを学べる」ということだ。

山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/04/06 17:20

早期専門特化は確かにその分野では結果が出やすいし、達成感も大きいですよね。でも、視野が狭くなってしまうのは否めません。それに対して、「幅」のある知識は、どこでどんな形で活きるかわからないところが魅力だと思います。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/07/11(2853日経過)
記録初日
2013/04/02(4049日経過)
読んだ本
812冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
229445ページ(1日平均56ページ)
感想・レビュー
780件(投稿率96.1%)
本棚
9棚
外部サイト
自己紹介

吃音×不登校×野球が題材の漫画
【2番セカンド】を描いています。
https://www.comicnettai.com/book/2

ジャンルを限らずたくさん読んで引き出しを増やしたいです。
ハッとした視点、感銘を受けた文章、読んで思いついたことをコメントで追記します。漫画は教養系のみカウント。
■→本文からの引用
▼→所感



◼️◼️◼️◼️ 以下 備忘録 ◼️◼️◼️◼️

・陰徳陽報、縁の下の力持ち。急がば回れ、大器晩成。

・陰口<陽口(ひなたぐち)。人脈<ご縁。損得<好奇心。

・人間は、基本的には自然体が一番いい。しかし『そうでありたい』という願いが成熟へと導く。

・一元論で考えない。

・二元論、二分法でもなるべく考えない。

・中庸。中立。ニュートラルポジション。グラデーション。陰陽。

・偏重回避。雑食。

・盾の両面新旧東西南北360度から見よ。

・無色透明どんな色にも染まるし染まらない。

・夢をかなえるゾウ『ひとつの仕事しか知らないのは、醤油ラーメンの味しか知らないのと同じ。世の中にはとんこつラーメンや味噌ラーメンもあるんやで!醤油とんこつ、いうのもあるんや!』

・イチロー『遠回りすることでしか、本当の自分には出会えないと思います。どこからが成功でそうじゃないのかってのはわからない。だから成功という言葉が僕は嫌い』

・人は易きに流れ学問に王道はなく、捨てる神があれば拾う神があり、遠回りは一周回って近道になる。

・ジョージオーウェル『自由というのは何を置いても、みんなの聞きたくないことを語る権利ということなのだ。自由を恐れているのはリベラル派(自由主義)なのであり、知性に泥を投げつけているのは知識人だ』

・商売と屏風は広げすぎると倒れるといいます。枝を伸ばしすぎると幹が折れる。

・中村哲医師『お金があれば幸せになれるという迷信、武力で平和は守れるという迷信に惑わされないでほしい。本当に人間にとって大切なものは何なのか、大切でないものは何なのかを考えてほしい』


◼️◼️◼️◼️ 特に好きな本&学んだこと ◼️◼️◼️◼️

・思いがけず利他
⇒「利他」は偶然に、自己を超えた「他力」の働きによって、オートマ的に、受け手が起動させるもの

・普通がいいという病
⇒『こうあるべき』は身を滅ぼす

・偶然のチカラ
⇒なるようになる。そういう人々につねに偶然は微笑みかける。

・旅のラゴス
⇒旅をするように生きる。旅をするように読書する。

・モモ
⇒効率的なことは、一周まわって非効率的。

・木のいのち木のこころ
⇒癖の強さは生命の強さ。

・コンビニ人間
⇒普通って何??

・アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
⇒ヒトは、無生物をも思い遣り、可愛がることができる。

・ファウスト
⇒明日を見つめ、細やかに、忙しなく日々を送るなかにこそ美しさがある。

・サピエンス全史
⇒実体のないもの、虚構に、人生を振り回されないようにしよう。

・嫌われる勇気
⇒『いま、ここ』を生きる
❌可哀想なわたし
⭕自分はこの共同体に何を貢献できるか?



◼️◼️◼️◼️ 節目の本 ◼️◼️◼️◼️

800冊目:思いがけず利他
777冊目:点・線・面
700冊目:ブッダ(手塚治虫)
600冊目:かがみの弧城
500冊目:影響力の武器(第二版)
400冊目:創作の極意と掟
300冊目:一九八四年
200冊目:最後の喫煙者
100冊目:依存症ビジネス
1冊目:アルジャーノンに花束を



◼️◼️◼️◼️ 不確実性 / 確実性 ◼️◼️◼️◼️

陰―――――――――――――――――陽
累積戦略―――――――――――順次戦略
習慣―――――――――――――イメージ
手当たり次第―――――――――目標集中
目に見えない――――――――目に見える
自然―――――――――――――――科学
非正規戦――――――――――――正規戦
心――――――――――――――――行動
東洋式―――――――――――――西洋式
予想できない――――――――予想できる
ソフト―――――――――――――ハード
複雑―――――――――――――シンプル
右脳―――――――――――――――左脳
非線形(ノンリニア)―――――線形(リニア)
※「世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう 奥山真司」より

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