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2024年5月の読書メーターまとめ

そーいち
読んだ本
6
読んだページ
2650ページ
感想・レビュー
6
ナイス
195ナイス

2024年5月に読んだ本
6

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

そーいち
伊坂殺し屋シリーズ2作目。エンタメとしてもうめちゃくちゃに面白い。ストーリーのテンポ、キャラの個性、展開が目まぐるしく変わる展開など、どれをとっても一級品。加えて中盤辺りのミステリ的手法を駆使している部分も素晴らしい。特にクールで狂っている蜜柑と檸檬のコンビは最高でラストの演出も良い。いわゆる、密室劇ならではの緊迫感と伊坂さんらしい哲学的な側面が合わさることで読みやすいながら満足感が得られる内容で流石と言わざるを得ない。
そーいち
2024/05/11 04:59

蛇足だが、王子のキャラ造形はあるラノベに既視感を抱く。どちらも似通った作者なのだがマリアビートルが先だろうと踏んでいたが、ラノベの方が刊行は先だった。凄いぞ成田良悟。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
6

そーいち
新日本プロレスの栄光から凋落まで全てを見てきた男といっても過言ではない「世界の荒鷲」実力は猪木以上とも言われながらナンバー2に甘んじた彼の生き様にカッコよさをみる。後に社長から会長へとのぼっていくわけだが、彼なしでは新日本プロレスの今はなかったのではないだろうか。プロレス会社を世間一般並の会社へと変貌させるように取り組んだことは十分にわかる内容だった。インタビュアーたちが語っているように人柄が示す彼らしさが十分にわかる内容だった。
が「ナイス!」と言っています。
そーいち
上坂勤シリーズの原点がこの作品と知り、読みでみたくなる。大阪府警の薬対に所属する2人のコンビを軸にある麻薬捜査がとんでもない方向へとずれていく様を相変わらずの軽妙なタッチで描いている。全体は600ページにわたるような大掛かりな作品だが、その中で前半と後半で全く事件の色合いを変えてくるあたり流石と言える。和歌山に移ってから登場する満井は黒川作品にはよく出てくるタイプの悪いが腕の立つ刑事。彼におだてられるように黒く染まっていく様がタイトルにかぶって何とも言えない余韻を残す。
が「ナイス!」と言っています。
そーいち
今野作品のSTシリーズ第2弾。戦隊ヒーローもののように色分けされた変わり者軍団が事件を解決していく。色物系にみられるかもしれないが、意外に科学捜査をキッチリと仕上げている点は見逃せない。事件は風変りなものでゾンビやら宗教やらが絡んでくるが警察小説としての骨格は守ったままなので安心して読めるのが良い点か。疲れた時にサッと読むのが吉。
が「ナイス!」と言っています。
そーいち
まだ日本が元気だったころに書かれた東京ドームを舞台にした岡嶋二人さん末期の作品。サイコパスな犯人が猛毒を手に入れた。彼は東京ドームで行われる巨人・阪神戦で無差別の殺人事件を起こしていく。犯人視点とそれを取り巻く人たちの視点、そして警察の視点と章を巧みに変えながら岡嶋さんらしいテンポのよいストーリー展開は流石。今だったら考えられないのだけどちょっと杜撰な警備の状況や東京ドーム側の運営の問題ものぞかせる。そして一番は犯人である主人公の不気味な人物造形。ラストの不思議な余韻は彼の描写がなせる技だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
そーいち
伊坂殺し屋シリーズ2作目。エンタメとしてもうめちゃくちゃに面白い。ストーリーのテンポ、キャラの個性、展開が目まぐるしく変わる展開など、どれをとっても一級品。加えて中盤辺りのミステリ的手法を駆使している部分も素晴らしい。特にクールで狂っている蜜柑と檸檬のコンビは最高でラストの演出も良い。いわゆる、密室劇ならではの緊迫感と伊坂さんらしい哲学的な側面が合わさることで読みやすいながら満足感が得られる内容で流石と言わざるを得ない。
そーいち
2024/05/11 04:59

蛇足だが、王子のキャラ造形はあるラノベに既視感を抱く。どちらも似通った作者なのだがマリアビートルが先だろうと踏んでいたが、ラノベの方が刊行は先だった。凄いぞ成田良悟。

が「ナイス!」と言っています。
そーいち
あさのあつこさんの人気時代劇、弥勒シリーズ。江戸を舞台に闇に巣くう人々の業や悲しみをらしさ前回で描く。出てくるキャラが魅力的。主人公の同心、小暮信次郎はニヒルで人の嫌な部分ばかりを付いてくるいけ好かない奴。それを上手に窘める岡っ引きの伊佐治。このバランス感覚は素晴らしい。加えて物語の中心にドカッと座る、「遠野屋」主人、清之介の不気味さも相まって見事なコントラストをみせている。テーマは重く、時代ものらしい悲しい、暗い展開ながら粘っこくなく読めるのは、さすがあさのあつこさんという所か。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/29(2838日経過)
記録初日
2020/06/30(1437日経過)
読んだ本
493冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
175689ページ(1日平均122ページ)
感想・レビュー
481件(投稿率97.6%)
本棚
2棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
兵庫県
外部サイト
自己紹介

家庭が落ち着いたことにより読書熱が復活し、読書メーターにも戻ってきました。好きなジャンルはミステリー、刑事もの。SFとドラマものも好き。ホラーは苦手。最近は歴史小説もはまりつつあります。

好きな作家は有栖川有栖さん、加納朋子さん、伊坂幸太郎さん、岡嶋二人さん、東野圭吾さん、今野敏さん、大沢在昌さん、などなど。

色々なジャンルにも挑戦していきたいです。おすすめがあれば教えて欲しいです。無言フォロー、失礼致します。お返しもご自由に致します。

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