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2024年4月の読書メーターまとめ

_Stroszek
読んだ本
6
読んだページ
2624ページ
感想・レビュー
6
ナイス
113ナイス

2024年4月に読んだ本
6

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

_Stroszek
ネタバレ2019年9月27日初版。原題"The Word Is Murder"(2017)。ダニエル・ホーソーンというロンドン警視庁顧問の元刑事をホームズ役に、ホロヴィッツ自身をワトスン役に据えたシリーズ物の第一作。自らの葬儀の手配をした日に、資産家の老婦人が殺害される。ホロヴィッツはドラマ『インジャスティス』の脚本協力で知り合ったホーソーンから、事件を捜査する自分を本にしないかという話を持ちかけられる。この作家自身がレガシーの一部であろうイギリス刑事ドラマの魅力に満ちている。途中で出てくる映画関係者にびっくり。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

_Stroszek
ネタバレ2020年9月11日初版18日再版。原題"The Sentence is Death"(2018)。題名に文法用語を用いた探偵シリーズの二作目。離婚弁護士の殺害事件をホーソーンとホロヴィッツが調査する。まだ単品ミステリーとしての面白さを保ってはいるが、被害者の人格が発端となった過去の事件でだけ描写が変わるのはフェアプレイと言えるのだろうか。ともあれ、作中に登場する純文学と大衆ファンタジー小説の関係は魅力的だし、自分をあれだけ間抜けに描くホーソーンの諧謔精神も見上げたもの。ドラマ撮影の舞台裏物としても出色。
が「ナイス!」と言っています。
_Stroszek
ネタバレ2019年5月25日初版。原題"Trigger Mortis"(2015)。コナン・ドイル財団の公認作『シャーロック・ホームズ 絹の家』、『モリアーティ』に続き、イアン・フレミング財団から執筆を依頼された作品。カーレースに出場し、イギリス人レーサーの命をソ連の陰謀から守れ、という指令を受けたボンド。ドイツに向かった彼は、韓国人実業家シンとソ連の秘密組織スメルシュとの繋がりに気づき…。『ゴールドフィンガー』のプッシー・ガロアの来し方行く末が納得のいく描写で良い。ボンドの容貌を描かないのは映像化への配慮か。
が「ナイス!」と言っています。
_Stroszek
ネタバレ2022年9月9日初版10月7日再版。原題"A Line to Kill"(2021)。チャンネル諸島の実在する小島オルダニー島(Alderney)が舞台。ダニエル・ホーソーンを探偵役、著者ホロヴィッツを助手役とし、文法用語を題名に使ったシリーズの第三弾。販促活動のため文芸フェスを訪れた二人が、フェス中に発生した殺人事件解明に乗り出す。ホーソーンの素性や過去の方が本編の謎よりも魅力的なのが難点。しかし暗い過去やトラウマを持つが並外れた捜査能力を持つ刑事というのは、イギリスの刑事ドラマの王道パタンではある。
が「ナイス!」と言っています。
_Stroszek
ネタバレ2019年9月27日初版。原題"The Word Is Murder"(2017)。ダニエル・ホーソーンというロンドン警視庁顧問の元刑事をホームズ役に、ホロヴィッツ自身をワトスン役に据えたシリーズ物の第一作。自らの葬儀の手配をした日に、資産家の老婦人が殺害される。ホロヴィッツはドラマ『インジャスティス』の脚本協力で知り合ったホーソーンから、事件を捜査する自分を本にしないかという話を持ちかけられる。この作家自身がレガシーの一部であろうイギリス刑事ドラマの魅力に満ちている。途中で出てくる映画関係者にびっくり。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ2021年9月10日初版10月8日3版。前作もそうだったが、誰が真犯人かというよりも、作中作に隠されたヒントと現実世界で起きた事件の真相の符合を楽しむシリーズなのだろう。作中作の『愚行の代償』にはかなりあからさまな手がかりが散りばめられており、勘のいい人なら献辞を読んだだけで動機が、アラン・コンウェイのインタビュー音声を読んだだけで犯人が誰かは分かるはずだ。現実世界の探偵役スーザンのライフステージの変化を楽しむ作品として読んだ方がいいかもしれない。一粒で二度美味しい稀有な作風であることは間違いないのだが。
が「ナイス!」と言っています。
_Stroszek
ネタバレ2021年9月10日初版10月8日3版。原題"Moonflower Murders"(2020)。元編集者スーザン・ライランドが、担当した推理作家アラン・コンウェイのヒット作『愚行の代償』に散りばめられたヒントを元に、現実世界で起きた殺人事件の真相を追う。サフォーク州にあるホテルの女性経営者が行方不明に。彼女は姿を消す直前、『愚行の代償』を読んで2008年にホテルで発生した殺人事件の真犯人に気づいた、という言葉を残していた。コンウェイ亡きいま、作品の編集者であるスーザンが彼女の行方を追うことになる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/08/10(5014日経過)
記録初日
2010/08/12(5012日経過)
読んだ本
624冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
148925ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
609件(投稿率97.6%)
本棚
42棚
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