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2024年3月の読書メーターまとめ

チャンドラー
読んだ本
9
読んだページ
2458ページ
感想・レビュー
8
ナイス
25ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月のお気に入られ登録
1

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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

チャンドラー
シリーズ第一作からの翌日、またも事件に巻き込まれるフォーチュン。親との確執や人生について考えたりと心情の変化も描かれる。そしてガーティが存在感を増し、大いに笑わせてくれた。前作から頻繁に登場する最高のバナナプディング、思わず作ってしまった…。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

チャンドラー
流浪の男、安住したい女。互いに信じきれなかった脆く危うい絆。だが二人の愛だけは本物だったのかもしれない。それにしても裁判の裏で行われていた保険会社と弁護士の取引には納得した。また郵便配達人が登場しないのにタイトル付けされた理由も興味深い。
が「ナイス!」と言っています。
チャンドラー
シリーズ第一作からの翌日、またも事件に巻き込まれるフォーチュン。親との確執や人生について考えたりと心情の変化も描かれる。そしてガーティが存在感を増し、大いに笑わせてくれた。前作から頻繁に登場する最高のバナナプディング、思わず作ってしまった…。
が「ナイス!」と言っています。
チャンドラー
何年か前、マイケル・ボンド氏が存命中の時にインタビューで「第二次世界大戦中、国を追われた大勢のユダヤの子供達がロンドンに避難してきたニュースを見た。皆、名前や住所が書かれたラベルを首から下げ、小さなトランクか手荷物一つを持っており、これほど悲しい光景はないと思った」と。ペルーからやってきた小さな子グマとブラウン夫妻が駅で出会うシーンは、この難民の子供達の姿が忘れられなかったことからだという。著者が伝えたいのはきっと、他者に対する優しさや寛容さだろう。今の時代にこそ必要だ強く思う。
が「ナイス!」と言っています。
チャンドラー
ネタバレ「動物と話のできる少年」「ヒッチハイカー」を気軽に楽しみ「白鳥」で度を越した“いじめ”の描写に嫌悪感に襲われる。ラストに見せる奇跡の起爆剤としてなのか、負から転じる明暗を際立たせるためなのかは分からない。だが今回ほどではないが以前もこんな気持ちになった。もうこの著者の本は読むまいと思いながら表題作へ。…面白いのだ、これが。時折見え隠れするダール特有の残酷さに辟易しながらも、時間がたつとまた手に取ってしまうかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
チャンドラー
ネタバレ山田登世子と鹿島茂両氏の対談と書簡。虚業が成立するパリ。パリにしかないものらしい。フレンチドリームとアメリカンドリームの大きな違い。フランスで生まれたスノッブ。東西で文化が異なるアメリカ。ヨーロッパ型の東海岸は、口コミがものを言う社交界があり、わかる人にはわかる“才知”がある。西海岸の大衆にアピールするアメリカ式のメディア市場は戦後日本に持ち込まれ日本でスノッブが育たず残念とも。そういえばドラマも東西で趣が違う。NYは知性を感じるものが多い。私はLAよりNY、米国より欧州文化に魅力を感じる、小説もそうだ。
チャンドラー
あとがきを読むまで実話だと思っていた。荒地に木を植え続ける男、戦争が始まろうと彼のその手が止まることがない。やがて粗野な人間がいたその荒地には何世帯もの家族連れが住むようなる…。誰かの忍耐強い、無欲無私な行いによって自分は支えられ、生かされていることを知る。意思を持って何かを成すことが出来ればいいと思う。
が「ナイス!」と言っています。
チャンドラー
22の短編。ウッドハウス「身の程知らずもほどほどに」が目的。近所の気のいい犬がタレント犬になった途端に尊大な態度をとるように。ハリウッドという土地柄と風刺が効いている。ジェローム「モンモランシー」血気盛んなこの犬は『ボートの三人男』と同犬か?猫に怖気をふるう作者の犬の心のアテレコが愉快。ウォルポール「のない女」冷淡な妻より情のある醜い犬か。コレット「牡犬」『牝猫』の対のようなこの小品も人間が動物を愛情の拠り所としている。ダグラス「パンチ」もユニークだ。然し32年前はいえ許可のない作品を掲載したことに驚く。
チャンドラー
ネタバレ香水商ビロトーが少しの野心を抱いたために倒産するも実直さと善良さをもって一家での返済が国王の耳にまで届き銀名誉回復に至るとは。金銭絡みの多い人間喜劇で、妻コンスタンスら善良なブルジョワたちの存在が珍しく清清しさもあるが、だからこそ悪の存在も際立つ。裏切り者の後の悪徳銀行家デュ・ティエが初登場でその経緯も知る。カミュゾ、ゴディサール、ニュシンゲン、フィノなどお馴染みの人物も登場。誰もがちょっとした弾みで陥りそうな転落は現代にも通ずる。普遍的でリアリティーがある。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/10/22(2746日経過)
記録初日
2014/01/01(3771日経過)
読んだ本
614冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
182097ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
493件(投稿率80.3%)
本棚
5棚
性別
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