何のために記事にして報道するのか、その記事をどういうつもりで読むのか。胸に痛い問いです。良かれと思う真実の報道がどういう結果をうむのか、真実だったら何を報道してもいいのか。サーカスの扱い。なるほど、って。答えは出ないように思います。

何のために記事にして報道するのか、その記事をどういうつもりで読むのか。胸に痛い問いです。良かれと思う真実の報道がどういう結果をうむのか、真実だったら何を報道してもいいのか。サーカスの扱い。なるほど、って。答えは出ないように思います。

涙腺緩みまくりの巻でした。かおるの結婚式への考え方の喧嘩に、結婚後の夫婦のあり方に、美音と馨の家族で過ごしたい気持ちに。みんなでお互いを思いやって、相手を尊重して暮らしていけたらどんなに良いでしょう。

美音たちの両親の話があって、亡くなった時の話があって、悲しくなりながら読みました。町のみんなに愛されてるって話でもあったけど、やっぱりね。馨と八重さんの話とか変則的なのもあってバラエティ豊かでした。

娘の話まで読めるなんて、とても嬉しいです。千歳が結婚してめでたしてめでたしじゃなかったところが嬉しいのです。みんな前向きに頑張っていて、素敵なお話でした。

玉玲様のお話も蓮蓮のお話もメグナミ姫のお話も良かったですが、印象的なのは香華妃のお話ですね。かわいそうだったから、ではすまされないですが、王や乳母にできることがあったんじゃないだろうかとは思ってしまいます。　　千歳の名代冠花が桜で嬉しいです。

私の子供の頃からの1番な本『はてしない物語』が出てきました。千歳もジゼル王女もこれが好きだということで、なんだか親近感。今回のお話は青火王子も緋澄さんもジゼル王女もみんないい人だってわかってきて、千歳はとても危ない目にあったけど、それでも幸せに読める巻でした。

1年2ヶ月も積みっぱなしにしちゃってたこの本、読み出したら世界に入っていっちゃう面白い本でした。千歳は努力がすごいです。千国でちゃんと努力している彼女が幸せになれる道があることを祈ります。