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2024年3月の読書メーターまとめ

ぷるぷる
読んだ本
7
読んだページ
2231ページ
感想・レビュー
7
ナイス
112ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入り登録
1

  • ムノ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぷるぷる
舞台が京都というだけで子供の頃に読んだ新潮文庫版まんまの様な出だしが嬉しい。途中から竹林や詭弁論部が登場して無理やり森見ワールドになったりしてとても楽しく続くが最終章だけは摩訶不思議な展開で夜行か熱帯を思い出させる。キャリア初期から最近までの作風が全部盛りになった森見氏の集大成という感じです。ご自身のスランプをシャーロック・ホームズにまで伝染させているようなのも凄まじい。ホームズ好きの森見ファン以外には通じないという割り切りが潔いんですがもう新しいファンの獲得なんて狙ってないんだろうかと思うとチト寂しい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

ぷるぷる
ヨシタケシンスケ氏の特集号だったので読んでみたがこんな面白くてボリュームのある児童文学の雑誌があるなんて知らなかった。インタビューも面白いがお悩み相談コーナーが傑作でした。生きるのがつらいと持ったらもっとつらいことを増やしてみようという逆転の発想が気に入りました。友達ができずに悩む人にはどうしたら友達がいなくても楽しくやっていけるか考えると同じ考えの人が見つかるってのも良い。この本は季刊だし情報鮮度が必要な分野でもなく無理せず読めるので時々読みたいのですが普段の忙しさに負けて雑誌はもう読みにくいんです。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるぷる
ネタバレ後半は完全にSF。よく考えられた熱量高い小説です。筆者の後書きからも分かる若く独りよがりなエネルギーを感じます。舞台は現代に移りますがムイタックとソリアの復讐戦かと思いきや次の世代であるアルンとリアスメイ中心に進み最後だけ二人の心理戦が繰り広げられる展開がウマ過ぎです。結局ムイタックが望んだゲームの王国を作ろうとしたのはソリアだったというオチで美しくまとまっています。史実は物語の背景として残るだけですが2024年時点のカンボジアの状況を考えると今も経済発展と民主主義を共に得ようとするのが暗喩的に思えます。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるぷる
法学部は法律を暗記するところではない。法学部で学ぶものは解釈論と立法論。法学部は大きく分けると法学系、政治系、国際系。法学部を卒業すると一般企業へ就職する人が8割、残りは公務員。法曹や公務員は1年生の時から目指すべき。一般企業は金融系、メーカーが多い。法学部と関連の深い学問は経済学、社会学、また根本原理から憲法を考えるため哲学の今あるものを疑う姿勢も必要。中高生の時に学ぶべきは特に国語でたくさんの本を読むことが重要。司法試験、司法書士、行政書士、社会保険労務士、税理士、宅地建物取引士等が取りやすい資格。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるぷる
知っていそうで知らないイスラエル。数千年前からの現代までの歴史の振り返りは興味深い。確かに90年代には和平の希望があったと実感した記憶もあります。弱者だと思って支援していた人達がいつの間にやら弱者を虐殺している姿を見れば米国リベラルは離反していくのは想像がつくが代わりにトランプのような強行保守派と結びつくのが必然だと理解できました。あの国で自由選挙を行い民主国家を目指せばユダヤ国家ではなくなってしまう可能性が高いというのも言われて気がつく。アイデンティティとイデオロギーの矛盾に国家の姿がなんだか痛々しい。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるぷる
編み物が趣味の妻からの推薦本。最初の値段設定が15万円と聞いて驚くが写真を見て手編みは高いものだと納得です。編み物自体というよりも地域の方々と立ち上げた企業の成功物語でして事業開拓を仕事としている身には参考になることもチラホラある。地元で働き手が確保できたこととや編み手や従業員と近しい関係が築けたことが大きいと思うし規模が適切なことが大きいと思いました。読んでいて筆者のポジティブさがとても良い気分にさせてくれます。悲しい顔した写真を撮らせて下さいというメディアには腹が立つ。皆前向きに生きてらっしゃいます。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるぷる
長尺ぶりと内容の濃さに読むのにエネルギーあが必要な作品。まだ半分ですよ。20世紀後半のカンボジアを舞台にしているだけで胸糞悪い話であること確定。クメール・ルージュに占領された国に対して形は違えど立ち上がる超能力を持った二人が主人公だということが明確になったあたりで次巻。暗い雰囲気を持った史実ベースの小説に無理やりSF要素をぶっ込む辺りに引き込まれますがカンボジアは超能力者多すぎである。登場人物の相関関係が頭に入らないのは私が老人だからか。確かポルポトの娘って米国で農家やってんだよなと余計な事を思い出す。
が「ナイス!」と言っています。
ぷるぷる
舞台が京都というだけで子供の頃に読んだ新潮文庫版まんまの様な出だしが嬉しい。途中から竹林や詭弁論部が登場して無理やり森見ワールドになったりしてとても楽しく続くが最終章だけは摩訶不思議な展開で夜行か熱帯を思い出させる。キャリア初期から最近までの作風が全部盛りになった森見氏の集大成という感じです。ご自身のスランプをシャーロック・ホームズにまで伝染させているようなのも凄まじい。ホームズ好きの森見ファン以外には通じないという割り切りが潔いんですがもう新しいファンの獲得なんて狙ってないんだろうかと思うとチト寂しい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/08/28(4993日経過)
記録初日
2006/04/09(6595日経過)
読んだ本
1888冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
545753ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
1888件(投稿率100.0%)
本棚
147棚
性別
年齢
55歳
血液型
A型
職業
技術系
現住所
東京都
自己紹介

ちょっとわがままなエンジニア&企画&営業マン。
転職を機に営業専念するはずが戦略とアライアンス業務が追加になる。

ロックとフットボールとグールドに愛情をいまだに持ち続けている偏った自分が結構好き。

時々下らないビジネス本が無性に読みたくなる症状がでる。
テンプレ系ラブコメラノベが止められない問題もある。

作家はカフカと遠藤周作と森見登美彦をこよなく愛する。

招き猫と山登りも好き。筋肉もつけたい。

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