ネタバレ文庫で再読♪ 風間塵とはいったい何者なのか？いったい彼は何なのか？ 彼の音楽を拒絶した審査員をももう一度聴きたいと思わせる。ホフマン先生の罠…。 栄伝亜夜は覚醒し、演奏ごとに進化する。表舞台への帰還♪マサルは自分がしたいことをはっきりと自覚。三次には進めなかったが高島明石は音楽家として生きる決意を。音楽も環境も境界のない風間塵。その大きな世界に全ての人を連れていってくれる。音が溢れるすばらしい小説で多幸感に浸ってる。三次予選まで読んだところでCD『蜜蜂と遠雷 音楽集』を買ったのを思い出し聴いてるところ♪♪

ネタバレ三つ星を捨て、函館に逃げた存寅の相手が判明。門倉翠。学ぶことを諦めない翠を手助けしたい。彼女に想いを託し、三つ星の当主の座を捨て、初めて呼吸できた。虎三郎に、店のみんなに恨まれても、もう戻ることはない。牛島に語った本心。虎三郎と五百雀の結婚もどうなることやら。

ネタバレ再読☆ 三つ星呉服店 新装開店。外観は変わらねど内装一新、2階にはカフェも。(今のところ上手くいってるが)暴走しがしちな虎三郎と時子を鷹頭、五百雀、牛島らが手綱を握る。作蔵もいい働きしてる。

ネタバレ作中作 『夜果つるところ』を読んでからの本編。映像化する度に死人が出る呪われた小説。作者・飯合梓についても謎が多い。関係者が豪華客船に乗り込み『夜果つるところ』について語る。作家・蕗谷梢がインタビュアー。二週間の船旅で核心に迫れるのか。弁護士の夫・雅春は肝心なことを話していない。前妻・笹倉いずみが脚本を完成後に自死してることとか。限られた空間、揺れる足下、不穏な小説、虚構の世界で生きる人びと。隅に佇む白い帽子を被った女に怯える。語れば語るほど呼び寄せてしまう。ペンネームから解ること。Qちゃんの存在が癒し。

ネタバレ本棚を片付けて、やっと見つけた『密命』シリーズ最終巻。『覇者』読了から13年も経ち、金杉惣三郎の年を越してしまった…。上覧剣術大試合から5年。江戸の皆は帰りを待ちわびているが惣三郎は豊後相良に隠れ住み、戻る気はない。それは清之助や家族を、関わりになった人びとを守るため。陰謀を絶つためひとり尾張・御陰屋敷に向かう。清之助に砕かれた右肩は一寸ほど下がり身体は傾いているが、剣の冴えは健在。御陰衆お頭・安濃万蔵との死闘。最期の一太刀は「寒月霞切り一の太刀」。凄絶な一生だった。

ネタバレタイトル&表紙買い☆ 河合涼太、 物理工学科の大学生。理屈っぽく興味本位制(友人曰く)。あることから餡子嫌いだったが、華房の作る和菓子に出会って、その美しさ(対数美曲線)に心を囚われてしまう。大学院に進まず製菓学校へ。お菓子の学校の仲間たちとの切磋琢磨。自己肯定感が低い寿莉も涼太の伯父・修(SF作家)推しの陶子も、名前で菓子職人になろうと決めた爽菓も、近所のかっこいいケーキ屋さんに憧れてた朱音も、餡の迷宮でぐるぐるしながら、真っ直ぐお菓子の道を進む。華房さん、講師の胡桃沢先生ら真っ当な大人が若者たちを導く

ネタバレ〈オーシャンクロニクル・シリーズ〉『華竜の宮』『深紅の碑文』には入れられなかったエピソード中短篇4作。海上民からの視点で。〈大異変〉が起これば滅びてしまう海上民。文化も消える。リンカー(保安員)の銘ﾒｲは、陸上民と海上民の橋渡し的存在。陸に上がるか、最期まで海に生きるか。受け入れられる人数は限られてる。緊迫した状況での海上民の長・ナテワナとの交歓。アシスタント知性体・レオー(腕輪型)は銘にとっては朋の代わり。ナテワナと共に海に生き、最後の海上社会の記録を残す。データはレオーに託して。叙情的で悠揚たる世界。

ネタバレ優秀な医官が集められて、大がかりな投薬実験。猫猫たちとは別のグループは外科手術を。やんごとなきお方の病は虫垂炎らしい。麻酔の技術もまだ確立しておらず、手術の成功率は八割ほど。復元された〈華侘の書〉を参考に、また翠苓の曼陀羅華の投薬実験の結果も手に入れる。どれだけ準備をしても手術には不確定要素がある。失敗すれば関わった者全てが、一族諸共命がない。中断した手術を再開させたのは羅門。親父の手技に見惚れる猫猫。術前の帝と阿多と壬氏の会合。壬氏の覚悟を知る。術後の帝と猫猫の会話。主上、お元気な様子でなにより。

ネタバレ紙で再読☆ 良彦の昇格試験のためか長編(歴史ミステリ風味)。天道根命ｱﾒﾉﾐﾁﾈﾉﾐｺﾄの御用は毎夜、夢に現れる女性の正体。「忘れるな」という言葉の意味。手がかりは風鈴のような音を奏でる簪。今回は御用のために何度も和歌山へ。フリーターの良彦にはイタイ出費だが、記憶を失くした天道根命のため、奔走する。一旦納めかけた御用だが、なにかが引っかかる。再会した野球仲間の大野の実家との縁。伝承に生き続ける名草戸畔ﾅｸﾞｻﾄﾍﾞの話。姉弟。家族。確かにその人がいたという痕跡を探していたのは自分たちの存在証明になるから。

ネタバレ紙で再読☆ 人の子にうけいれられないキテレツデザイナーの天棚機姫神。JAおじさんの稲本さん(大山積神の眷属で稲の精霊)は相撲で自分を負かしてほしい。高おかみの神が探す柄杓。お菓子が作れない菓祖・田道間守命。また無理難題が良彦に降りかかる。力を削がれた神様たちの願い。お菓子作り初心者(穂乃香も)が集まって橘の香りがするシュークリームに挑む。二千年の時を経て、やっと垂仁天皇に届けられた。田道間守命の思いと共に。失敗作はモフモフ神・黄金のお腹の中へ。

ネタバレ文庫で再読♪ スピンオフはゆったりとした気持ちで(本編はずっとヒリヒリした緊迫感が漂ってた)。「祝祭と掃苔」栄伝亜夜とマサルの恩師・綿貫先生のお墓参りについてきた風間塵。天才が三人。これからもお互いに影響しあって活動していくのだろう。「伝説と予感」ホフマン先生と幼い風間塵の邂逅。ここから希望の音楽が始まる♪ 単行本にはなかった巻末エッセイ集も楽しかった。下巻の解説にもあったが『蜜蜂と遠雷』は長い時間をかけて執筆された。読み手は幸せな時間を過ごせた。 さてこれで安心して(?)午後は映画を視聴できる。

ネタバレ文庫で再読♪ 風間塵とはいったい何者なのか？いったい彼は何なのか？ 彼の音楽を拒絶した審査員をももう一度聴きたいと思わせる。ホフマン先生の罠…。 栄伝亜夜は覚醒し、演奏ごとに進化する。表舞台への帰還♪マサルは自分がしたいことをはっきりと自覚。三次には進めなかったが高島明石は音楽家として生きる決意を。音楽も環境も境界のない風間塵。その大きな世界に全ての人を連れていってくれる。音が溢れるすばらしい小説で多幸感に浸ってる。三次予選まで読んだところでCD『蜜蜂と遠雷 音楽集』を買ったのを思い出し聴いてるところ♪♪

ネタバレ文庫で再読♪ 「塵は私の置き土産だ。世にも美しい、ギフトなんだ。」ホフマン先生が芳ケ江国際ピアノコンクールに送りこんだのは風間塵(16)。養蜂家の父と共に各地を転々とする生活でピアノも出先にあるもので練習。ホフマン先生が唯一出向いてレッスンした弟子で審査員たちにも羨望と嫉妬の念を抱かせる。神童やら天才やらが集うコンクールで塵の存在は、音楽は、ギフトか災厄か…。正統派王子のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(19)。表舞台から姿を消していた天才少女・栄伝亜夜(20)。サラリーマン音楽家・高島明石(28)。

ネタバレニューヨークにやって来た「ダイ・ミヤモト・モメンタム」。車を売ってアパートの資金に。半地下のボロアパートから、誰も音楽を聴いてない最低ランクの店から、大たちは駆け上がれるか♪ アル中のベース・ジョーの体調が心配…。(この巻から原作はNUMBER８氏)

ネタバレ表紙が、雪祈と大☆ ボストンで再開したふたり。ずっと連絡を取れずにいた大だが、会ってみれば雪祈は大が思い描いてた通りに前を向いて歩いてる。雪祈が作曲した曲で一緒に演る。左手だけでは音が足りない。一段上げるために雪祈は右手を♪♪ 雪祈の物語『ピアノマン』 また読もうかな

ネタバレ老舗遊園地〈ほたるいしマジカルランド〉。そこで働くのはどこにでもいるような等身大の人たち。人間関係に悩んだり、好きではないが仕事と割りきって勤めたり、好き過ぎて空回りしたり…。いまひとつ関係性がわからなかった左門と佑。兄弟ではなく、兄弟のように育った。はじめはフリフリワンピに石ギラギラの名物社長・市子さんが苦手だったが、スタッフのことをよく見て考えているのが伝わってきた。遊園地に来るお客さまには夢を、スタッフには安心を。