久々にミステリー系から離れてのこの作品。児童養護施設で生活する子ども達と職員が葛藤するお話。十人十色で同じ施設内でも考え方が違う子どもが居るのは当たり前だし施設育ちを言える言えない子が居るのは何だか読んでて切なくなった。もっと子ども達が自分の意見や考えを言える場が増えたり現状を知ってもらう機会が増えたら良いなと思う。そして読書に対して｢自分の人生は１回きりなのに本を読んだら本の中の人達の人生もたくさん見せてもらえるでしょ｣の台詞が印象に残った。

上巻読了後すぐ下巻に突入。次々と展開がありスピード感もあって最後まで楽しく読めた。最期のモリさんには少し安堵した。

展開が進むに連れて一気読みだった。麻雀は詳しくないからか…前半は何となく退屈に思いながら読んだけど事件が起きる度に色んな点が結んできて半分辺りから、あっという間に上巻を読了した気がする(笑)刑事ってカッコイイなと大人になっても思うけどモリさんみたいに病気してても命懸けで犯人逮捕に向かう姿は頭が上がらない。辻みたいに自分の感情を家族ですら表に出さず辛い想いをしている警察官も居ると思うと何だか胸が痛い。果たして連続殺人犯はあの人なのかー？気になるから直ぐに下巻に進みたい。

久々にミステリー系から離れてのこの作品。児童養護施設で生活する子ども達と職員が葛藤するお話。十人十色で同じ施設内でも考え方が違う子どもが居るのは当たり前だし施設育ちを言える言えない子が居るのは何だか読んでて切なくなった。もっと子ども達が自分の意見や考えを言える場が増えたり現状を知ってもらう機会が増えたら良いなと思う。そして読書に対して｢自分の人生は１回きりなのに本を読んだら本の中の人達の人生もたくさん見せてもらえるでしょ｣の台詞が印象に残った。

タイトルに惹かれて購入。タイトルと表紙の絵に不釣り合いだと思わせるぐらい情景などの描きた方がとても綺麗でその文章を読んでると何となく心が穏やかになる。…と思うのは所々の瞬間だけ(笑)次々と新たな展開にドキドキで暇を持て余さなくてページを捲る手が止まらない！けど復讐は本当に何も生み出さない。最後の結末は何だか切なかった。章人はその後どうなったのだろう。