タイトルそのまま、ある地域起こる怪異について、ホラー系のムックの取材として掘り下げる仕立てで、昔の取材資料やインタビュー、ネットの検索と色々な形態でじわじわと浮かび上がる感じです。近畿だし土着のナニかの話かと思ったら、もっとリアルにやるせない物がありました。後半、何度も話の締めが繰り返されるのも、読み終わってから「ああ!」となるやつ。

タイトルそのまま、ある地域起こる怪異について、ホラー系のムックの取材として掘り下げる仕立てで、昔の取材資料やインタビュー、ネットの検索と色々な形態でじわじわと浮かび上がる感じです。近畿だし土着のナニかの話かと思ったら、もっとリアルにやるせない物がありました。後半、何度も話の締めが繰り返されるのも、読み終わってから「ああ!」となるやつ。

異世界に浪速の文化がぶっ込まれたカルチャーショックも薄れ、段々と馴染んで来た頃合いで、ぐっと政治的な部分や過去の闇が迫って緊迫感が高まってきました。一方、身分に拘らない能力主義を目指しての科挙に朱燐が挑むのは、理念を広めるための「ファーストペンギン」的な存在として重要なのは分かりますが、本人にはあまりにも茨の道…。努力がしっかり報われるといいなぁ。

三流役者としてくすぶってたシェイクスピアがイタリアの小さな島で出くわした騒動。ト書きのような物が各章の頭に合ったり、有名なセリフがあちこちに散りばめられてたり、お芝居を文字で追っているような感じで楽しい作品でした。出てくる人が全員クセつよつよです。

これまでのストーリーをあすみちゃん以外の女子目線でおさらいする感じのスピンオフ。みんな、揃いも揃って無意識に他人を見下したりマウント取ったり、女子生々しい部分が出てるというか、荒んでるなぁ。それぞれ自分が幸せになりたいだけなのにね。

一憲さんが抱える不安の元エピソード、傍から見たら全く無理からぬ状況だし、自分を責めなくてもいい様な事で、むしろ一番傷ついたのは彼自身なのにと切なくなりました。養子=ひと1人の人生を引き受ける事に、ここまで真剣に考えられる時点で、心配するような事態にはならない気もします。周りの状況も全然違うし。プリンアラモードって、無条件に幸せににれるデザートですね。みんながいい距離感で支え合ってる素敵な関係が出来てきました。

ちょっと脇の甘い若者が闇バイトから犯罪に転げ落ちていくのって、本当に些細な罠みたいなきっかけなのかも。場所柄、こういう事もあるかも?な、半グレや本職まで出てくる物騒な展開でしたが、そこは安定の柳刃さん。しっかり美味しい物を振舞いながら、そっと助けてくれて「お約束」な感じなのが安心して楽しめます。今回は本当にお手軽で美味しそうな冷食やコンビニメニューのアレンジがたくさん。