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2024年4月の読書メーターまとめ

歩月るな
読んだ本
20
読んだページ
4378ページ
感想・レビュー
20
ナイス
317ナイス

2024年4月に読んだ本
20

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

歩月るな
「くだらん謙遜も捨ててしまいなさい。謙遜は優れた心の美徳ではあるさ。だが、恋にはこれっぽっちも役に立たん美徳だよ」「謙遜という美徳を大事にするようきみたちに勧めるよ。すがすがしい美徳だ。」それこそ探偵に謙遜は必要なさそうなものだが。「曲がった蝶番」事件から引き続きエリオットが登場。前作で場を支配していた手腕は他作品の刑事たちとは違うな、という印象を持ったのだが、今作ではボストウィック警視、クロウ地区警察本部長と見事にコントを演じる。そして実はフェル博士を困らせているメイドのパメラ&リーナは素晴らしかった。
歩月るな
2024/04/18 00:14

毒殺メイド、という熟語が存在するのだろうか?

歩月るな
2024/04/18 00:41

こういうしかけをみると、金田一少年はやっぱり佐木くんがいてこそだよなあと思うのであった。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

歩月るな

2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:1238ページ ナイス数:137ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/73931/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
20

歩月るな
「絶望率100%」そんな帯の惹句が輝る、パニックノベルも気付けば刊行10周年。節目を記念して。何が人の心を掴むのか、物語の持つ引力の根本を問いかける作品でもある。作品の筋としては、この時期に流行った?教導モノ(教師を主人公として女生徒を導くハーレムもの亜種)。人の命を預かる教官から見た生徒たちは、とても魅力的で、300頁にも満たない中で、しっかり心に残る。キャラ萌えをさせてくる力はある。だからこそ、未来ある若者たちは美しい。残酷だからこそ芸術的なラスト。これをやりたい人達が、この10年の間にもいただろう。
歩月るな
2024/04/30 03:30

まあ、時代は進んだので「すみっコぐらし」の映画で詐欺だとか絶望100%みたいなこといって喚いてる「安心原理主義者」や「ネタバレを見てから」を大前提にする人が増えた。そういうもんなんだろう。

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歩月るな
「さもなくば バイオレンスしか方策は無いって訳かよ」それ口癖になっとるんかい。この先バイオレンスしかないのは望む所だけれどもよ。だからこそ、割と想像してない方向にドタバタワチャワチャして楽しい。死体が増えると思うじゃん、こんなの。チームからの脱落者が出てくるって事は示唆しているけれども、欠けてほしくない気持ちにはなっているからな。
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歩月るな
あんまり考えないようにはしているけれど、敵さんたちがアイリッシュ的行動にシフトし始めると、つらいんだよなぁ。バーボンさんだってモタモタできないだろうし、おっかない立場なのは変わりないからねえ。ところで驚くほどテンポが速い、もう少し引っ張りそうな事件だったり独特のワクワク感のある設定で話が組まれているというのに。でも満足感はある。いつも見る人たちが意外としばらく出てこなかったりするから寂しくもある。これで3か月に1冊のペースとかだったらと思うと、もうね……
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歩月るな
令嬢殺戮編開幕!じゃあねえのよ。敵役が精鋭ぞろいのせいで、思ったより早く相見えるというテンポの速さと、肉弾戦が増える事で予想だにしない血みどろアクションが展開される。この作品、見目麗しいお嬢さんたちの美しい死に様を愉しむという嗜好も伺わせ、設定上「どんなに残酷に殺そうが、時間遡行と不可分のため、最終的な死に様が静かなもの」になるという所も、ある意味作品構造として究極の制約になっている。今回のとある人物の死に様は残酷でありながら、実に気高く聡明で、とにかく美しい。シリアスな笑いも健在であり、悲劇が加速する。
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歩月るな
この悪女がすごい!殿堂入り間違いなし。魔法がある世界での、成り上がりストーリー。ぶっちゃけ女版ディオ・ブランドー、キラとL、等と言えばすべて理解いただけるのではないだろうか。気高く飢えなければ。著者の前作が百合作品なので、そういう雰囲気もあるにはあるが、互いを補うバディ関係だし、最終目的が現状お互いヘテロ寄りでもあるので、二人で幸せになってほしい所。こう言っては本人に怒られそうだが、ロザリアは滅茶苦茶かわいい。邪知暴虐は天性、それでいて短絡的で抜けている。無双に非ず、それなりに痛酷い目に遭って、反省する。
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歩月るな
「くだらん謙遜も捨ててしまいなさい。謙遜は優れた心の美徳ではあるさ。だが、恋にはこれっぽっちも役に立たん美徳だよ」「謙遜という美徳を大事にするようきみたちに勧めるよ。すがすがしい美徳だ。」それこそ探偵に謙遜は必要なさそうなものだが。「曲がった蝶番」事件から引き続きエリオットが登場。前作で場を支配していた手腕は他作品の刑事たちとは違うな、という印象を持ったのだが、今作ではボストウィック警視、クロウ地区警察本部長と見事にコントを演じる。そして実はフェル博士を困らせているメイドのパメラ&リーナは素晴らしかった。
歩月るな
2024/04/18 00:14

毒殺メイド、という熟語が存在するのだろうか?

歩月るな
2024/04/18 00:41

こういうしかけをみると、金田一少年はやっぱり佐木くんがいてこそだよなあと思うのであった。

が「ナイス!」と言っています。
歩月るな
フェル博士はどうも、正しいこととはつねにまちがっているか、少なくともまったく予想もしていないことであると証明するのにこだわる傾向があって、打ちくずされた論理の瓦礫の上に立ち、両手で勝利の旗を振るようなところがあるのだ。(頁173)ただそれだけのこととは言え、ただそれだけのことをここまで読ませる作品に仕上げる手腕はやはり燦然と輝く巨匠のそれに違わず、フェル博士もオダブツになりかける。「喜んで、何度でもやってやるそうです。」おお、バッカスよ!天国に優しさを追わず、地獄に刺激を求める恋を見下してはいけませんよ。
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歩月るな
家庭がそれぞれ充足している(当人たちの主観ではなく)ところからの出奔、自給自足生活(と転がり込み家出姉妹)を描く、日常系作品。家庭の味を思い出させるという作戦が裏目に出るのはごもっともではある。ワケアリがいかにも問題抱えてますって類ではないというのもあり、シリアスに傾斜することは無さそうなので、これは日常系で間違いないだろう。凸凹はしているけれども、しっとり要素がなくカラッとしているのも、そのつもりで構えておく。
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歩月るな
あるいは現在の話。作家は読者に媚びねば。娯楽はこのくらいでちょうどいいのだ。それにしても、メタ的な視点に立ってみれば前作という大前提があって、魔法の説明書きを見た瞬間にピンと来てくれ、と当然思うところなので、睡眠ガスでアホになっているのは君も同じなのではないのかね、なんて思いながら読むのである。四作目ともなるとなおさらではあるが。現実のほうがひどい状況なので、これがそれだけで済んでくれればよい反面、必要な知識として求められてほしい所でもある。こっちの世界は、ゲームとしては多分もう手遅れなのかもしれないが。
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歩月るな
古典中の古典と並ぶ時代らしく、カントリーハウス・屋敷モノの幻想怪奇の世界とまだ地続きな、なんとも芸術的な表題作。その土地の過去の幻想を再生する特殊能力(ドラクエ6のグレイス城、ジョジョのスタンド:アンダーワールド、榎木津探偵など)よく知ってるアレなのだけど、切ない組み立て方の話が見事すぎる。こういう短編が全然紹介されていないらしいのは、あまりに古すぎるというわけでもなく、機会が無かったのだろうか。乱歩であれだけこすってるのに。
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歩月るな
ほんの少し手を伸ばせば届くくらいの未来 あるいは 現在の話――ついに原作者初のコミカライズ作品が登場、おめでたいね。人:AIの会話劇を、よりにもよってこんな魅力的に、漫画がうまい。漫画になったことで、オクタコアも身近になるし、多分、言葉は良くないけど啓蒙的にも有用なんじゃないかと思える。「相以がなぜその姿なのか」=「輔の趣味だから」で素通りして良い問題ではなかったり、もっとも、この作品世界では問題ない可能性があるが。それにしても、ああかっこいいねえ右龍。おまえはかっこいいやつだよ。
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歩月るな
各所で原作をずっと聞いていたというのもあり、なんだかいろいろ学びなおさないといけないんじゃないかという心持になる作風。でも結構、原作者の手癖と言うか、本職がらみなのか、活字で読むとなると不思議なことに目が滑る文章(失礼、こればかりは相性というものがある)こともあって、こうして理想的にビジュアル化されているものを読めるというのもなかなかありがたい。興味がおありなら、聞いてみるのも一興かも。視る事しかできないからこそ、毒を持って毒を制する、語りで殴る。恐怖演出や浮遊感、納得の描写力に脱帽。自殺団地こうなるか。
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歩月るな
精霊王の国を目指す道中の辺境に手の箸休め、というか無茶ができない身体となっていることにより、大暴れはできない。そんななかで、姫騎士のイザクさんがけじめをつけて道中に加わるといった流れ。血の気の多い若者、捨て置けんじゃないか、仕方ない。ところで、ヨミさんが内側に入ったことにより、渋おじバレしたことで、ニュイもその事実を知るのではあるが、なるほど忠義は変わらずである。次はいよいよ彼女の話にもなるという流れ。
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歩月るな
魔王の忌み子が降ろされ月を侵食。リューによって退けられたが、世界がいわば異変後となり、夜が魔のモノたちの領域へと変わる。ヴォルフ様だってなんだかんだ国を守るという点で敵ではないのだが、いかんせん親殺しがでかい。湯治をしていたとおもったら結局ぼろぼろになり、今度は剣王の導樹を担う姫リュー様の魂まで損傷、本当に彼女が死んでしまうかもしれないピンチに陥る新展開。最強主人公には違いないんだけど、ゲーム的には常に万全の状態になれないジレンマがあり、そういう一筋縄ではいかない面白さがある。技術的にもヨミが良き理解者。
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歩月るな
ルナウス様、もっふもふ。でかいウサギだ。素晴らしい。ファンタジーらしい世界の異変と、それにまつわる世の成り立ち、神事の里と儀式、ついでに温泉。目的は酒だったはずなんだけど、そこの思惑に絡むのが舞姫とそのお父ちゃん。そんなこんなで魅入られたお父ちゃんが裏であれこれしてたおかげで、新たな騒動が巻き起こる。魔王がしっかり暗躍していて、世界のほうの居心地を良くしてからでないと、当人が顕現するつもりはなさそうみたいな雰囲気が面白いところ。ふがいない部下たちのために、あたらしいボスを生み出してやったぞ、という事情。
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歩月るな
登場人物の言を借りれば、みんなもう覚えてないだろうけど、あの時のあの場所にいた人物、という呼び出し方ってのはなかなか良い感じ。その立場でその場所にいた人物の視点というのも。どこからともなく新たな人物が出てくるわけではなく、過去の関係者周辺絡みで、何かあったのかと思わせてくる。私もなぁ、マンガ読んでて、誰かの役になんて立てるのかねって思うと、こういう人たちのほうがやっぱり信念があって立派なんだろうな。
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歩月るな
キューティー多めの最新作。日常系ギャグ寄りのハッピーな話だと思うので、どんどんお片付け以外の楽しいことを覚えてハッピーになって欲しい。でも早々に日常を返上しそう。もちろん、こういう子が必要なだけあって相応に治安悪いのも最高にハッピー。ヤりにく顔が最高にキマッててかっこいい。イケメン。教育次第でまだなんとかなりそうなのも良い。序盤でもあり、具体的な方向としては、まだどっちにも行けそうなところにいる。凸凹姉妹の日常を見守りたい。
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歩月るな
怒涛の完結巻。お疲れさまでした。こんなのタランティーノになっちゃうよ。感情の洪水。いや濁流。ゆえに連鎖する暴力、暴力、暴力。でも表紙こんなに爽やかじゃないですか。どうするどうなる。明日を前向きに迎えたい。明日が来てくれる限りは。
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歩月るな
そういう生き方を選んだ人たちの、それでも生きることに前向きになれる瞬間を切り取ったかのような雰囲気のある作風と、若さゆえの明るくおバカなえっちというコントラストが眩く煌めく、黄金色の虹。何とか踏みとどまって生きてやろうという気持ちにさせてくれる不思議がある。ありがたいことに後半に十年以上前の作品も入っているが、最後に入ってて良かったと思える明るい作品だった。潮吹きじゃなくて、おもらしとして描かれているところは最高にロックで滾る。どういう気持ちで朝を迎えたいんだろう、エロ漫画を読みながらそんなことを考える。
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歩月るな
不思議なお香をキーとした、女装男子によるめくるめく夢の世界トリップご奉仕漫画。基本的に夢の中とはいえ、身近な他人の性癖や願望充足型で基本的に奉仕に回る展開と、最初のほうは簡単だったけれどだんだん、なにをもって満足かのハードルが上がっていき、という生生しさがあるので、久我山さんがゲーム感覚で楽しんでくれているのも良い所と言える。行動派男子として軸がぶれない点もある。大長編なあとがきにある、シリアスな話になりがちだった母体作品のプロットとは違う展開になって良かったんだと思う。一冊まるごと久我山さんの話なのも良
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/09/07(4986日経過)
記録初日
2010/09/07(4986日経過)
読んだ本
3898冊(1日平均0.78冊)
読んだページ
795072ページ(1日平均159ページ)
感想・レビュー
3112件(投稿率79.8%)
本棚
45棚
URL/ブログ
https://lunaporuna.hatenablog.com
自己紹介

 事実は小説よりも奇なり。

 退屈な日常でも良いじゃない。

 本当に退屈なら、抜けだしてみようよ。

 そこから、物語が始まるんだよ。

 人は、いつでもその世界に行けるんだよ。

 ロックンロール!!

 墓碑銘。



  以下何年も前からそのままのため工事凍結中。



▼好きな作家

 太宰治
 澁澤龍彦
 ポオ
 ブラックウッド
 マッケン
 コッパード
 ラヴクラフト
 ドイル
 クリスティ
 オベール
 バークリー
 セイヤーズ
 ノックス
 ミルワード・ケネディ
 リチャード・ハル
 モーリス・ルヴェル

(調整中)

(読みたい)
 坂口安吾
 芥川龍之介
 谷崎潤一郎
 江戸川乱歩
 ウェイクフィールド
 メイ・シンクレア
 タニス・リー
 ブライアン・ラムレイ
 ラドヤード・キップリング
 C・A・スミス

 その他



◆2016.4.27付記

以下の自己紹介は古いので何言ってんだコイツ感がしますが、
消すのも寂しいのでそのまま放置します。



:::::::::::::::::::::::




▼紹介1

 そんな変哲のない日常の合間に、数日の間に読んだものを纏めてあげたりしています。そんなに早く読めなかったり。
 真面目に不真面目な読書レパートリー。読んだものはほぼ全て登録しています。(漏れはあり舛)

▼紹介2

 人生初めて購入した漫画単行本は電撃ピカチュウ一巻。仕込まれたと思います。
 
▼紹介3

 引き続き戯言を書き連ねておきます。
 近ごろは昔ほど小説をめっきり読まなくなり、読書スピードは遅いのです。近年読むようになって来て、段々読書スピードというものが何に左右されるのかと言うのが自分の感覚として掴めてきた気がします。やっぱり文体と作風には大いに揺さぶられるものですね。
 感想を書く場合には気に入ったセリフとか印象的なお話を呟く感じで、覚書のようなものでしたが、長々書いたりするようになりました。
 特に苦手なものはありません。
 ただ、興味が無いから手に取らないという事と、好きではない、という事は必ずしもイコールではないのです。
 切ない話とエグい話が好き。でも時には癒されたいものです。

▼紹介4

 本棚に「作者別」で並べるべきか、「出版社別」で、むしろ「雑誌別」か、どう並べるべきか悩んでいます。
背表紙のロゴマークとか並んでると、何となく見栄えが良いような気がして。作者別の方が格段に解り良いですが。心情的にはそう並べたいですが。散々苦心しても結局並べる本棚が無いんですけどね。

▼紹介5

 登録してからここ、読んだものはほぼ全部登録してます。ほぼってのは登録漏れとかそう言うのです。ほとんど漫画ばっかりになると思います。人の家などで読んだものはあまり登録してません。何でかと言うと家に帰る間に登録が面倒になったりするからです。

▶紹介6 ※

 おそらく成人向け漫画つまりポルノ作品をかなり読むと思いますので、感想などそれに準じたものが多くなりますので、苦手な人はその点ご承知くださいませ。
 お気に入りしてくださる方もご注意を。
 感想の新着がずらっと成人指定漫画で埋まる可能性がございます。それも仕方ないことと理解してはおりますが、どうかご承知くださいませ。
 下品な感想も多いと思います。ご不快でしたら迷わずお気に入り解除を推奨いたします。

 最後になりましたが、皆様いつもありがとうございます。

 全然ロックンロールじゃない。

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