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2024年4月の読書メーターまとめ

ニャーテン
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感想・レビュー
23
ナイス
275ナイス

2024年4月に読んだ本
23

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ニャーテン
ネタバレ実際の未解決事件「グリコ森永事件」をモデルとして、その事件に関わった人々の人生や苦悩を丹念に追っていく読み応えある力作。子どもの声の脅迫テープがあったと知り、何も知らない未成年を犯罪に加担させる闇の深さにゾッとする。曽根と阿久津、立場が違う同い年の二人の青年がそれぞれ真摯に事件と向き合う情熱に後半は一気に惹き込まれ、未来につなげようとする阿久津の取材の姿勢が招く終着は素直に感動できた。曽根の声を録音した意外な人物と罪悪感の薄い反応には驚き。子どもたちに与えた苦しみの前ではどんなポリシーも空しく響くだけだ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
23

ニャーテン
ネタバレ主人公の表紙のネコちゃんが「カッピカピにひからびて、味もしない、まずい」キャットフードを全拒否する始まりから、猫と暮らす身はニヤニヤ。カメからはミミズ、キツネからはウサギ、ゾウからは草…いろんな動物から“うまいもん”を紹介されるけど、どれも『こんなもん くえ二ャイ!』で最終的にどんなうまいもんにたどり着くのか興味津々。8歳息子的にはちょっとオチがわかりにくく、説明したら「えっ!」と驚き、裏の見返しを確認して安心していた。我が家の猫もキャットフードには興奮しないなw彼女の好物カニかまを教えてあげたいw
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ニャーテン
ネタバレ鯉やクマ、果てはおばけの希望の住みかまで!?野良猫のちゃまるが「こんな家に住みたい」の希望に沿った家を斡旋していることを知った、散らかし放題の怠け者のぎんた。彼がちゃまるに希望する家はもちろん「かたづいて きれいな家」。ちゃまるは生き物界の不動産屋さんなのかな?ぎんたの希望をただすんなり聞くのではなく、散らかし癖に活を入れる形でしっかり希望を叶えてあげるところがプロフェッショナルな仕事ぶり。結構な汚部屋に住んでいたのに、ねずみたちとの同居はNGとあたふたするぎんたが可笑しかった。それはイヤなのかw
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ニャーテン
ネタバレ8歳息子の学校からの貸出図書。ベビーたち三人組が冒険に向かったのは、最後のほねほね七不思議〈キメラの大迷宮〉。大迷宮の「力の迷宮」「知恵の迷宮」「勇気の迷宮」で三人が別々に迷路にチャレンジということで、今巻は迷路で遊ぶお楽しみが増えて遊び心大サービス。息子は「知恵の迷宮」のなぞなぞに答えながら進む迷路と石板の破片を拾ってクリアする迷路に少々苦戦しつつ、意気揚々と楽しんでいた。ベビー、トップス、ゴンちゃん、ベビーパパ、なぞの男…いろんな人たちの冒険愛と冒険への情熱が感じられる巻だったなぁ。
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ニャーテン
サンドウィッチマンさんのコント同様、新人アルバイトのマイクのボケと店長のツッコミがテンポ良く展開されてひたすら楽しい。サラダバーからの流れには不覚にも吹き出してしまった。読み始めてすぐのいきなりの下ネタにはちょっと驚いたけど、8歳息子はニヤニヤしていたし、子どもの掴みとしては成功なんだろうなw「なんでやねん!」と途中でツッコミをいれてコントの雰囲気を楽しんでいた息子だが、『忍者ハットリくん』を知らなくて自分が知ってる近所の服部くんと混同、後半の笑いが尻つぼみになってしまったのが少々残念だった。
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ニャーテン
ネタバレたった一人で小さな船に乗って、暗い大海原を漂うエラ。どうやって進むのかも、どこへ向かえばいいのかもわからない不安で胸がいっぱいの彼女に、鳥が明かりを運んでくれたり、イルカが波の乗り越え方を教えてくれたり…次々導きや助けが現れて、一人ぼっちじゃないことを知り、自分の力で波を乗り越えていけるようになる変化に胸が熱くなる。「こわがると、なみは大きくみえる。でも、どんなに 大きくおもえたものも、のりこえてしまえば ずっと 小さくみえるのよ」のクジラの言葉はそのまま様々な不安に揺れがちな8歳息子に贈りたい。
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ニャーテン
ネタバレ新しい学校に来た子の「女か 男か なんかより もっと ましなこと きけないのかな」の発言をきっかけに、子どもたちの様々な「なにが できるかを きいて!なにが できないかじゃなくて」の気持ちが溢れだす。子どもとの会話のきっかけで、大人もよくありきたりのつまんない質問しちゃうことあるな~。鋭い指摘を受けたようでドキッ。「うちの妹はどうして生まれつき人とちがうのって きかれるけど、変だよね」「だれもが みんな ちがってるのに」にハッとする。シンプルな真理を一番わかってるのは、誰より子どもたちなのかもしれない。
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ニャーテン
ネタバレ奇想天外な深見さんワールドも好きだが、こんな落ち着いたほっこりワールドも好きだなぁ。台所でお鍋やポットたちを、森で木たちや煙突の煙を次々と起こして、自分の役目を全うしていく『めざましくん』。丘で出会った男の人に頼まれて起こすことになったモノの存在感とスケールが大きいwなかなか目を覚まさない展開にどうなることかと思ったが、人の日常に関わる様々な“始まり”をめざましくんが起こす、というユニークな発想はスッと心に入り込んで春のような温もりを残してくれる。8歳。
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ニャーテン
ネタバレワンコによる、ワンコのための『ワンコデパート』開店!お肉系が豊富なデパ地下やワンコのお遊びに欠かせない3階のぬいぐるみ売り場、ヘアカットを楽しむ2階のおしゃれフロア等々…上から下までワンコたち大満足のラインナップ。転がったくす玉をワンコたちが追いかけるまでは予想できたけど、そこから先は全く予想できない方向に話が進んで、意外なサブキャラたちの存在感に注目。最後は主役がどっちかよくわからなくなってしまったが、それも含めてたくさんの犬種を眺めてワンコの魅力をたっぷり楽しめる。8歳。
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ニャーテン
ネタバレ普通電車から特急に乗り換えて、列車の移動を楽しむワクワクする家族旅行。子連れなのに行き先が温泉旅館って渋いなぁと思ったら、しっかり最後にオチがあって「おぉっ!」と母は素直に驚いた。8歳息子のリアクションが薄かったのでオチの感想を聞いてみたら、「こういう(パターン)のは絵本によくある」と素っ気ない返事w先週特急で出かけたことを思い出して「車内販売なかったね~」と残念がっていた。先をいろいろ予想して言い当てられるようになった小3の成長と、幻になってしまった車内販売の光景に少し寂しさを感じた読み聞かせ。
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ニャーテン
ネタバレムキムキマッチョなアリたちが、巣穴に巨大あんまんを運ぶ一大プロジェクト。パワーと頭脳を駆使して実現する道のりをついついドキュメント風に読み聞かせてしまう。4歳以来の再読ですっかり内容を忘れていた8歳の息子だが、巨大あんまんカットの儀式の場面で「◯◯◯だったりして…」と見事オチの予想を的中させていた。
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ニャーテン
ネタバレベトナムや雨季は知っていたし、水上マーケットや家々の間を小舟で行き交う風景も映像で見たことがある。でも、まさかその小舟を自ら操って学校に行く子どもがいるなんて想像すらしなかった!早朝から家を出て、波に揺られたり雨に降られたり、暗い森の中をおっかなびっくり進んだり…平坦とは言えないその通学水路を見守る親目線は常にドキドキ。ついに学校までたどり着いてホッとする。初めての小さな旅をやり遂げた子どもたちの晴れやかな表情がいい。巻末の解説を読んで、実話と知った8歳息子は驚き「おれには無理だ…」と呟いていた。
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ニャーテン
ネタバレ退屈した男の子が蹴った空き缶が引き金となって、町のあちこちで起こる大騒動。空き缶はネコに当たり、犬に追いかけられたネコに驚いた動物園のゾウが脱走して、ゾウがぶつかって転がった樽はペンキ塗りの梯子を倒し…次々とハプニングが続出していくが、「なーんにも おこらない!」と不機嫌な男の子は全然騒動に気づいていない可笑しさ。男の子の後をつける怪しい海賊風の男がいたり、絵を追っていくストーリーは何度も見返して楽しめる。「つまんない!」は視野を無意識に閉じちゃうから気をつけよう。8歳息子は海賊風の二人組に釘付けだったw
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ニャーテン
ネタバレ夜中に起きたとらたが、かげわにたちに連れられてやって来たのは影たちが自由に遊べる〈影の広場〉。“カラフルな影”の発想が不思議でおもしろい。「とらちゃん」と親しげに呼んでくれるかげわにととらたの関係性やとらた自身の影に出会うといった、序盤のモノトーンの色調の少し怖い雰囲気を上手に中和する要素も味わいが深まる。最初は怖がってしかめっ面だった8歳息子もとらたのおしっこの場面だけは楽しそうだったw読了後に「かげわにたち、もう影の広場に遊びに行けないんじゃない?」と先を心配していたのが息子らしいな。
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ニャーテン
ネタバレ自分の話す言葉がわかってもらえなかったり、言葉が出てこないことがあったり、やり方がわからなくてうまく遊べないことがあったり…教室にいるみんなが自分とちがうからこそ感じる「せかいの そとがわに ずっと たったままでいる ようにおもう」気持ち。〈きみのそばにいるもう一人の強いきみは、もう準備ができているよ〉〈様々なきっかけで突然世界がほんの少しだけ広くなって、きみの居場所が現れるよ〉のメッセージは、新しい環境で不安を抱えている背中をそっと優しく押してくれる。8歳息子も新クラスで居場所を見つけていけるといいな。
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ニャーテン
息子3歳以来の再読。確かにクレヨンって使う色と使わない色で減り方に差が出る。休ませてほしいというお願い、もっと使ってほしいというお願い、仲間のクレヨンのけんかの仲裁のお願い…それぞれの色の主張があるあるで思わず頷いてしまう。黄色と橙色の互いの譲らない主張に8歳息子は「太陽は赤でしょ」と新たな火種を投下w春休みに持ち帰ってきたクレヨンは真ん中から折れてる色が結構あったなぁ。息子がもらうクレヨンからの手紙は、ケビンに巻き紙を剥がされてしまった薄橙色の苦情どころではない大クレームの嵐だろうw
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ニャーテン
ネタバレとーーっても長い長い車だったり、ラーメンカーや空飛ぶクルマに家族自転車、ハイパートレインまで!!…人だけでなく虫や動物まで参加してのありとあらゆるユニークな変わり種の乗り物が大集合した『世界一のスピードレース』。そのポンコツ具合も眺めているだけでおもしろい。乗ってみたいのは〈みかん付きこたつカー〉と家ごと走る〈ひっこしついでにカー〉かなwレース前の紹介のこのわちゃわちゃ感とスタートのカウントダウンの緊張感が醍醐味。どの愛車もみんな個性が強いから、スピード勝負よりアイデア賞を競う方が遥かに難しそうw8歳。
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ニャーテン
話には聞いていたが、関西で納豆がここまで嫌われてるとは思わなかった~!「くさっ!」「こんなくさったもん、くえるかーっ!」に始まり、食べる人まで「あたま、おかしーんちゃうー」と酷い言われようwそれでも納豆ができるまでや“発酵”と“くさる”の違い、納豆が持つ栄養やありがたい効能をちゃんと説明してくれて、自然と納豆の良い面が印象に残る。納豆好きな8歳息子だが、納豆スパゲティや納豆ピザ、納豆カレー等の他料理との合体には「え~」と浮かぬ顔。リクエスト来なくてよかった~と心の中でガッツポーズの母は実は納豆苦手w
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ニャーテン
ネタバレネコバスのタクシー版!?車のビジュアルもネコなら、運転手のねこすけさんもネコの猫尽くしのタクシー『おにゃんこタクシー』。それだけで十分和むのだけど、車体がにゅ~んと伸びて柵の隙間を通り抜けたり、にょーんとジャンプして塀の上を走ったり、車庫でミルク補給してたり…本物の猫のような動きがユーモラスでかわいいなぁ。海中でしっぽをスクリュー代わりにしてるアイデアも感心。タイヤのライトを素早く予想していた8歳息子もおにゃんこタクシーの様々な動きに大喜びだった。誕生日を軸にしたストーリーも心温まる。
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ニャーテン
ネタバレ今回のベビーたちの冒険場所は、ボコボコン・ホールというおもしろそうな謎に満ちた場所。ホールの中は重力が強かったり大雨が降ったり、住人たちはみんな体が大きかったり…独特な場所でありながら最後まで悪い強敵は特に現れず、平和に時間が流れていたのがいつものパターンとまた少し違って新鮮だった。大きなピンチはないが、ほねほねバジリスクのカッコいいデザインに惚れぼれし、ベビーたちと知り合ったバビーのオチも愉快で十分楽しめる。毎度このシリーズの迷路やクイズを楽しみにしている8歳息子だが、この巻は意外に苦戦していたw
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ニャーテン
ネタバレ実際の未解決事件「グリコ森永事件」をモデルとして、その事件に関わった人々の人生や苦悩を丹念に追っていく読み応えある力作。子どもの声の脅迫テープがあったと知り、何も知らない未成年を犯罪に加担させる闇の深さにゾッとする。曽根と阿久津、立場が違う同い年の二人の青年がそれぞれ真摯に事件と向き合う情熱に後半は一気に惹き込まれ、未来につなげようとする阿久津の取材の姿勢が招く終着は素直に感動できた。曽根の声を録音した意外な人物と罪悪感の薄い反応には驚き。子どもたちに与えた苦しみの前ではどんなポリシーも空しく響くだけだ。
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ニャーテン
ネタバレ春休み、暇を持て余し過ぎてついに苦手な工作に手をだした8歳の息子。ペットボトルの船を自作してお風呂で浮かばせたり沈ませたりを楽しんでいたせいか食い付き良し。そしてその実験めいたお遊びで何かを悟ったのか、やたら回答が潔く正解率も高かったwスーパーボール、ミニカー、粘土、ビニール人形、いろんな野菜…ただ水に入れるだけではなく、形が違う粘土同士だったり、大きさや重さが違うビニール人形同士だったりとバリエーションがあるクイズで、大人も思わず頭を使う。粘土の結果は驚いたなぁ。親子で新鮮な驚きを楽しめる。
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ニャーテン
ネタバレ「他人の芝生は青く見える」の逆バージョン。〈カラスって黒くてみんな同じ色でつまらなそう〉〈太陽のとどかない土の中にいるモグラはかわいそう〉…いろんな生き物が他人下げして優越感を感じるパターンにちょっと抵抗を感じるけど、次ページで「そんなの なんでもない」と力強く下げ目線をはねのけていくポジティブさは大事だな。最後に「ひとに あれこれ いわれても きにしない」「じぶんのことは じぶんがいちばん よくわかってる」の励ましに繋がって前向きな気持ちになる。8歳息子は最後のページやおまけの絵探しに夢中w
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ニャーテン
ネタバレ貧乏でサッカーシューズが買えない几帳面でまじめな少年ウィリー。とってもサッカーのうまい不思議な子からもらったシューズを履いたら…みるみる上達して試合で活躍。シューズはきっかけで、“自信をもつ”大切さがメッセージに込められているのかな。8歳息子もなかなか自信をもてない方なので、縁起をかついだルーティーンも忘れるほどのウィリーの自信に満ちた変化は希望が持てて嬉しくなる。不思議な子に出会った時の描写やあちこちの絵のヒントからいろいろ想像していって、不思議な子の正体に思い当たった時、何とも温かな優しさに包まれた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/09/11(4982日経過)
記録初日
2007/12/22(5976日経過)
読んだ本
3208冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
365103ページ(1日平均61ページ)
感想・レビュー
3019件(投稿率94.1%)
本棚
111棚
性別
血液型
AB型
職業
主婦
現住所
長野県
自己紹介

自分の読書の備忘録として始めました。
2015年に息子が生まれてからは、一緒に読む絵本がメインになっています。

ナイスは「読みました」「いいね」「共感」「ありがとう」、それぞれの気持ちを込めて付けてます。

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