読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

Kazuko Ohta
読んだ本
5
読んだページ
1523ページ
感想・レビュー
5
ナイス
652ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月のお気に入られ登録
4

  • misalyn
  • 煉獄 杏寿郎
  • らいち
  • 大仲伴直

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kazuko Ohta
先月から危篤状態が続いていた母。今朝病院から「意識が低下して呼吸が浅くなっている」と連絡があり、駆けつけました。それからおよそ1時間半、眠るように母逝く。母の手を握りながらいろんな話をして、あと50頁ほどだった本作を開き、「お母さん、これな、人が死ぬときに遺す珠の話やねん」とぽつぽつ声に出して読みながら過ごしていたら、ちょうど全部読み終わりそうになったときに、母の心拍数がゼロに近づきました。「お母さん、ありがとう」と言ったら、スーッと涙ひと筋。聞こえていたならいいなぁ。明後日のお葬式ではぎょらんを探すよ。
misalyn
2024/04/22 18:19

Kazukoさん ↑読ませて頂きました。『亡くなるその時まで聴こえている』と聞いたことがあります。ありがとうは絶対にお母さまに届いていますよ! 私はピンピンコロリが良いと思っていましたが、父が癌になって救命措置や物の整理など相談する時間がたくさん取れてこういう逝き方もありだなと思っています(私の負担は大きいですけど笑)

Kazuko Ohta
2024/04/22 21:28

そうなんですよね、私もポックリ逝きたいと思っていたのですが、母と時間を過ごすにつれ、お葬式の希望まで聴けたりなんかして、これってええやんと思ったのでした。2年前に弟をやはり癌で亡くしておりまして、そのときも遺影はどれにするとか棺桶にはどの服着て入りたいとかそんな話までしました。高齢の母のときとは違って弟のときはものすごく悲しかったですが、振り返れば笑った時間も多かった。でもほんと、看るものの負担は大きい(笑)。misalynさん、どうぞおからだには気をつけて。心身ともに「良い加減」を保ちたいですね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

Kazuko Ohta
ネタバレ母が亡くなってから2週間と少し。こんな話を読む心境ではないはずが、三津田さんにはスルスルと吸い寄せられ、母の遺影に見守られながら読みました。巷で大ヒットを飛ばしているいくつかのモキュメンタリーも読みましたが、やっぱり私は断然こっちが好き。なんとも言えない余韻があって、深い。何かが一つずつ減っていたり増えていたりしたら気をつけよって、わざわざそういうのを見つけて数えてしまうじゃあないですか(泣)。ラスト3頁は『逆転美人』並みの労力を感じました。というのは『逆転美人』の藤崎さんに失礼ですかね(笑)。怖かった。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
死にゆく母の枕元で町田その子の『ぎょらん』を読み終えてから1週間と少しが経過しました。母は癌だったというものの、90歳を超える高齢でしたし、こちらの覚悟もできていたから、今の私は寂しいけれど悲しくはない。だけど本作を読むと、2年前に亡くなった弟のことを思い出し、弟の半分よりも短い生涯を閉じた大義くんを想って悲しさでいっぱいになります。ロードショーの折に劇場にて鑑賞しましたが、本作を読むと、市船に丹念に取材をしなければ書けない話だなぁという思いはひとしお強くなりました。空の上も音楽が溢れていればいいと思う。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
先月から危篤状態が続いていた母。今朝病院から「意識が低下して呼吸が浅くなっている」と連絡があり、駆けつけました。それからおよそ1時間半、眠るように母逝く。母の手を握りながらいろんな話をして、あと50頁ほどだった本作を開き、「お母さん、これな、人が死ぬときに遺す珠の話やねん」とぽつぽつ声に出して読みながら過ごしていたら、ちょうど全部読み終わりそうになったときに、母の心拍数がゼロに近づきました。「お母さん、ありがとう」と言ったら、スーッと涙ひと筋。聞こえていたならいいなぁ。明後日のお葬式ではぎょらんを探すよ。
misalyn
2024/04/22 18:19

Kazukoさん ↑読ませて頂きました。『亡くなるその時まで聴こえている』と聞いたことがあります。ありがとうは絶対にお母さまに届いていますよ! 私はピンピンコロリが良いと思っていましたが、父が癌になって救命措置や物の整理など相談する時間がたくさん取れてこういう逝き方もありだなと思っています(私の負担は大きいですけど笑)

Kazuko Ohta
2024/04/22 21:28

そうなんですよね、私もポックリ逝きたいと思っていたのですが、母と時間を過ごすにつれ、お葬式の希望まで聴けたりなんかして、これってええやんと思ったのでした。2年前に弟をやはり癌で亡くしておりまして、そのときも遺影はどれにするとか棺桶にはどの服着て入りたいとかそんな話までしました。高齢の母のときとは違って弟のときはものすごく悲しかったですが、振り返れば笑った時間も多かった。でもほんと、看るものの負担は大きい(笑)。misalynさん、どうぞおからだには気をつけて。心身ともに「良い加減」を保ちたいですね。

が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
不思議なもので、何気なく読み始めた本に、いま自分が置かれているのと同じ状況の描写が出てくることがあります。同じ状況ならば気づくというだけで、不思議でも何でもないことなのでしょうけれど。先月からずっと母が危篤状態にあります。本作のひとつめの話『抱擁』で高田さんの心配ばかりしているPさんが母と重なりました。93歳の母が残る私の心配をするのはおかしいと思うのに(笑)。心配をする相手がいるのはきっと幸せなことなのですね。タイトルだけで心に刺さる。高田さんがこんな人生を送られてきたとは知らず。明日はきっと味方だ。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
200頁ちょいの薄さに反して内容は厚い。誰しも行動の裏には理由があるのですね。さらっとうわべを見ているだけではわからないことがある。そこに考えを及ばせたとき、本作で「何かを起こした人」それぞれの気持ちに想いを馳せると切なくなります。生活の節約術だったり蜂避けのおまじないだったりは初耳で目からウロコ。それがまた切ない要因。余談ですが、先月から母が危篤状態にあります。死ぬ間際の人は嘘をつかない。もともと嘘はつかない人だけど、病床でいま言うことは本心でしょうね。最期の時間を大事にしたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/21(2579日経過)
記録初日
2017/05/06(2564日経過)
読んだ本
1242冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
397107ページ(1日平均154ページ)
感想・レビュー
1230件(投稿率99.0%)
本棚
11棚
性別
血液型
B型
現住所
大阪府
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128
自己紹介

映画と本が大好きです。映画は劇場で300本、DVDで50本、年間計350本。本は年間150冊前後といったところ。何でも観て何でも読みます。

何でも読みますが、基本的には小説が好きです。特にお気に入りの作家は(敬称略)、森見登美彦、荻原浩、奥田英朗、重松清、伊坂幸太郎、浅田次郎、東野圭吾、池井戸潤、吉田修一、米澤穂信、小川洋子、角田光代、桜木紫乃、遠田潤子、乃南アサ、西加奈子、宮下奈都、瀬尾まいこ、大崎梢。京極夏彦の“百鬼夜行”シリーズと“巷説百物語”シリーズ、金城一紀の“ゾンビーズ”シリーズも大好き。好きとは言いがたいのに必ず読んでしまう作家は、道尾秀介、湊かなえ、辻村深月。ずっと時代小説が苦手でしたが、『みをつくし料理帖』に感激。高田郁、葉室麟、朝井まかての時代小説、そして田中啓文の“お奉行様”シリーズであれば読みます。2015年来のマイブームの作家は、高野秀行、山本幸久、三羽省吾。2020年現在、内藤了と中山七里にもハマっています。

職場に出入りしている本屋さんならば支払いが年2回なのをいいことに、気になる本をどんどん注文していたら、いつのまにか積読本が300冊超え。支払い時はいつも唖然呆然。

泣きのハードルは低いですが、主人公の「がんばってるアピール」が強いのと、「(あの若い子、ワタシのこと好きなんだわ、みたいな)ジジババの妄想系」は苦手です。笑いのハードルは大阪人ゆえそれなりに。

最初に利用した読書管理ツール“ソーシャル・ライブラリー”の外部連携サービスが煩雑化したため、2015年9月、やむをえず“ブクレコ”に移行。今度は“ブクレコ”のサービス終了で、2017年5月、レビューのあるものだけはぶらさげて“読書メーター”に引っ越してきました。

ほぼ映画のブログ“夜な夜なシネマ”、やってます。
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう