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2024年4月の読書メーターまとめ

鳩輪とわ
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2024年4月に読んだ本
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鳩輪とわ
ネタバレめちゃくちゃ面白かった。1巻の雰囲気からは遠く離れたところまで来てしまったので好き嫌いはあると思うが、面白いか面白くないかで言えば確実に「面白い」に分類される作品。この巻だけでも秀逸だが、この巻の存在がシリーズ全体を3段階ぐらい格上げしているので凄まじい。できれば一気読み推奨。 すでに完成した3つのジグソーパズルでできた絵をバラバラに分解して一つの大きな作品を作るかのような手腕なので、シリーズの構成とか着地点とかに比重を置くタイプの読者は絶賛すると思う。3冊(+前日譚)でキチンと締めたのも潔い。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

鳩輪とわ

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2024年4月の感想・レビュー一覧
21

鳩輪とわ
ネタバレ魔王討伐を成功させたパーティーの中で、唯一勇者だけが帰ってこなかった謎を追うミステリ風味の作品。冒険の様子や、魔王討伐の様子などはあまり描写されずに、ほぼほぼ勇者の関係者へのインタビューで構成されているというこのジャンルに疎い自分でも相当毛色が違うと感じる作品だった。剣と魔法のファンタジーに対する問題提起的な側面も持っており、面白かった。群像劇が好きな人にオススメ。 ジャンルのお約束を逆手に取るタイプの作品ではとても上手くいっている例だと思う。
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鳩輪とわ
ネタバレ和風伝奇ラブロマンス短編集。 「霖雨~」:清霞が軍属になるのを決心するきっかけの話。かなりシリアスだった。今回いきなり"妖刀"という概念が出てきて驚いたのだが、土蜘蛛を封印するために刺したままらしい。今後再登場するのだろう。 「愛の証」:久堂父母のヤバい話。前々から久堂父の不審さは匂わせられていたが、ここまでとは……。美世の実家もだけれど親世代、濃いよな…………。
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鳩輪とわ
ネタバレタイトル回収巻。今までの反動とばかりにラブコメっぽさが漂う巻。天の邪鬼の呪いに新郎RTAと微笑ましい(?)エピソードが続く中、一度封じたはずの異形が暗躍しはじめ……という内容。どう考えても隠居できそうにない。 痴話喧嘩で悶々とする面白清霞を見たあとに、結婚が上手く行かなかった場合のアナザー清霞概念をぶつけられたので、キッッッツと思ってしまった(君緒は心を殺しきれなかったアナザー美世のように見えなくもないし)。
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鳩輪とわ
ネタバレ和風伝奇ロマンス第六巻。あれだけの力を行使しながらも、「わたしの幸せは異能と共にはない」と小さな葛籠を手に取り去っていく珍しい作品。力を使い果たすEDでも、この力と付き合っていくEDでもないので、異能ものとしては本当に珍しい。美世は、自己主張が弱めに見えて最後の最後に凄まじく強情な面を見せたヒロインだなと思う(面白い)。 政略結婚がすべての引き金となる話で、久堂母の「(政略結婚が当たり前の世界での)女の幸せとそれに真っ向から対立する恋情」の話は物語の根幹に触れる話題で良かったと思う。
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鳩輪とわ
ネタバレ和風伝奇ロマンス第五巻。国家転覆を狙う敵との戦いというストーリーに対して美世の望みがあまりにもささやかで、規模感のチグハグさにやきもきさせられていたが、ラストでやっと足並みが揃ってよかったと思う。 どん底から救われ、穏やかな満たされた生活をおくっているからこそ、激しい欲望や嫉妬も込みの恋愛感情に怯えるのかなと思った。
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鳩輪とわ
ネタバレ和風伝奇シンデレラロマンス第四巻。怪しげな組織に目をつけられて駐屯所で匿ってもらうことになる話。初めて同性の友達ができるが、彼女は清霞の元婚約者候補で……という内容。男社会で侮られる女性というテーマにも一部触れている。美世が(友達を嘲笑った一般隊員に対して)怒るシーンもあり、一巻から遠いところまで来たなとしみじみ思った。
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鳩輪とわ
ネタバレ和製シンデレラロマンス第三巻。美世が久堂の実家を訪れるのだが、気位の高い久堂母による嫁イビリが始まり、「ここまで来て"虐"をさらに上乗せする?!」と驚いた。美世の精神が以前とは比べものにならないぐらい安定しているので、悲愴さはさほどないのだが、清霞の指摘通りもっと痛みに敏感になった方がいいと思った。 守る守られるから、互いに助け合う関係へと前進した二人の関係を見守りたいと思う。 ……というか、清霞の今までの縁談が上手くいかなかったのって、久堂母が自分のシュミに合う令嬢とばかりセッティングしたからなのでは?
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鳩輪とわ
ネタバレ【実写版視聴済み】 明治・大正時代辺りイメージした和風伝奇シンデレラロマンス二巻。面白かった。 主人公の葛藤に対して適切にキャラを配置できる(虐げられて育ったので"家族"が分からない→真実家登場、空虚な自分でも役に立ちたい→同じ思いの従兄登場)ので上手く考えられているなと思った。相変わらず非常に読みやすい。 刀に雷属性を付与するシーンは異能アクション好きの血が騒いで仕方がなかった。 しかし、1巻と2巻をまとめて2hにまとめ上げた実写版、豪腕すぎる……(面白かったけど)。
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鳩輪とわ
ネタバレ【実写版視聴済み】 明治・大正辺りの時代を舞台にした和風伝奇シンデレラロマンス。面白かった。非常に読みやすく、キャラも魅力的なのでヒットするのも頷ける。醜いアヒルの子状態だった少女が他者からの愛をきっかけに自己変革するという王道といえば王道ストーリーなのだが、心理描写が丁寧なのでときめきにこちらが灼かれそうになった。 全編に渡ってゆり江さんがグッジョブすぎる。
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鳩輪とわ
ネタバレ恐怖という感情を持たないアンドロイドに怪異を調査させる話。人は恐怖に負けるので恐怖をそもそも感じないアンドロイドに調査させるというコンセプトが良かったと思う。 不条理系ホラーなので、怖いというより不気味な印象が強かった。
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鳩輪とわ
ネタバレ花人(人と花が融合したような生命体)とただ一人の人間の交流を描くユートピア/ディストピアSFラノベ。終末世界SF+高速戦闘という作者の強みが遺憾なく発揮された作品だった。一方で、ケレンミ・ジャンクさという作者のアクはかなり抑えめなので既刊がぶっささった人から見ると少し寂しいかも。 『言鯨』的な落ち着きがありつつも、関係性のテーマ自体は『エスケ』に近い(Aに手を引かれていたBが後にAの手を引く)。前と同じではなくなることを肯定的に描いているので、清々しい読後感だった。
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鳩輪とわ
ネタバレ作品としての密度が非常に高いSF短編集。面白かった。どれもこれも文量にかかわらずズシリとした重さなので、腰を落ち着けて読みたい。 『息吹』:機械知性体が自分の脳を解剖していくうちに自分達の種族の生命の源を解き明かしてしまう話。表題作だけあって非常に良かった。静謐で祈りに満ちた作品。 『ソフトウェア~』:電子ペットの行く末を子育てや動物愛護、人工知性体の人格(自然人・法人格的な意味)など多彩なトピックスと絡めて描いた作品。一番刺さった。「ラブプラス」や「AIBO」を引き合いに出す訳者あとがきも必見。
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鳩輪とわ
ネタバレファンタジー世界を舞台にしたミリタリー小説。とても面白かった。「大食漢・巨躯が特徴であるオークで構成された軍なので兵站が重要視されている」などファンタジー種族のミリタリーへの落とし込みが非常に上手かったと思う。お馴染みの種族が定量的な視点(?体重が重い軽い等)から捉え直されており、非常に新鮮だった。白エルフに国を追われたダークエルフの復讐譚というストーリーも良かったと思う。食事が美味しそうなのもポイントが高い。 なお、WEB小説発とのことだが、章立てがキッチリしているので小説としてかなり読みやすい部類。
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鳩輪とわ
ネタバレ少女小説の第一線で活躍した作家達によるSF短編集。執筆者の顔ぶれを見ただけで相当詳しい人が編纂していると確信できる良企画だったと思う。内容も粒揃いだった。 『ロストグリーン』:思春期にこのガラスのナイフみたいな作風に出会ったら相当沼るだろうなと思った。伝説的な扱いも納得。 『守護するもの』:男男バディ、守護ー被守護の関係性が美味すぎる。 『わたしと「わたし」』:異種族SFとしての面白さと少女小説的な思春期の孤独のバランスが絶妙。 『キル・ゾーン』が好きなのでコラムで触れられていて良かった。
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鳩輪とわ
ネタバレ公務員陰陽師と自営業の拝み屋が活躍する現代和風ファンタジー第3巻。魅力的なキャラで物語を牽引するタイプかと思いきや、和風伝奇部分の作りがかなり真面目なので伝奇成分目当てでも十分楽しめる作品。 表題作が特にお気に入りで、現代的な問題が絡んだ伝奇としてとても面白かった。人のための神だからこそ諦められないところがなんとも言えない。拝み屋の過去にガッツリ触れる話でもあるので読み応えがあった。漂着する神というテーマも好き。 伝奇成分と現代的感覚とのバランスを上手くとっているシリーズなので、次の巻も楽しみにしている。
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鳩輪とわ
ネタバレ公務員の陰陽師と自営業の拝み屋が活躍する和風ファンタジー第2巻。 兄弟間の微妙な感情が好きなので、性癖に刺さりまくった。置いていかれた者ー置いていった者の関係を隠れ鬼に擬えるセンスも良い。一族のしがらみから抜けだしてきた陰陽師と天涯孤独な拝み屋という対比も上手く機能していた。 「小さくても手元にある明かり」や「~自分に値打ちを与える、か弱く、横暴で愛おしい生き物」などハッとさせる表現もあった。キャラ面では、澄ました顔の美郷が一番"生"に対して貪欲なのがとてもいい。 次の作品も読みたくなるいい作品だった。
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鳩輪とわ
ネタバレ陰陽師が市役所職員として勤務する"あやかし"もの。オーソドックスな和風伝奇ものなのだが、役所の新人という設定が意表を突いており楽しく読めた。もとがオンライン連載だったらしく、ぬるっと話が続くスタイル。 トラブルにより転がり込んだ先の大家が自営業の拝み屋で公務員と好対照になっている。先輩後輩・上司部下で互いに気を遣う役所とつかず離れずの自営業者達という互いの職場環境もよく対比されていたと思う。 主人公二人の適度な距離感もいい感じ。
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鳩輪とわ
ネタバレ大学教授の"黒猫"が不思議な事件を美学的に推理する話。"黒猫"という単語から想像できるように、エドガー・アラン・ポウのパスティーシュとしても読める。 通常のミステリとはかなり毛色が違う作品(フーダニット的な要素があまりなく、ホワイがメイン)だと思った。証拠を集めて証言を突き合わせてetcetcという探偵仕草は全くせずに、そのまま状況を解釈していく(しかも、ミステリとはまったく違う角度から)点が特異。 なお、文章自体は非常に淡白。
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鳩輪とわ
ネタバレめちゃくちゃ面白かった。1巻の雰囲気からは遠く離れたところまで来てしまったので好き嫌いはあると思うが、面白いか面白くないかで言えば確実に「面白い」に分類される作品。この巻だけでも秀逸だが、この巻の存在がシリーズ全体を3段階ぐらい格上げしているので凄まじい。できれば一気読み推奨。 すでに完成した3つのジグソーパズルでできた絵をバラバラに分解して一つの大きな作品を作るかのような手腕なので、シリーズの構成とか着地点とかに比重を置くタイプの読者は絶賛すると思う。3冊(+前日譚)でキチンと締めたのも潔い。
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鳩輪とわ
ネタバレ『自由研究には向かない殺人』シリーズの前日譚。時系列的にはいわゆる『0』なのだが、三部作を読破した後に読んだほうがいいかも(私は二作目と三作目の間に読んでしまったが)。 登場人物たちがマーダーミステリをするという作中作的な要素がある作品なのだが、さり気なく仕込まれたテーマは重い(法が裁けなかった犯罪者)。 『FGO』で言うところの異聞帯クリア後の概念礼装みたいな存在なので、「どのタイミングでも」とうたってはいるが最後に読むことを強くおすすめする。
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鳩輪とわ
ネタバレ前回の事件のおかげで一躍時の人となった高校生が、地元で起きた新たなる失踪事件を追う話。面白かった。ミステリでは一作ごとに舞台と登場人物を一新することが多い中、この作品はどちらも持ち越しつつも前作とはまったく異なる絵を描くことに成功している。 捜査方法は前回を踏襲しながらも、わらしべ長者感は薄れ、公開情報や人海戦術などバリエーションが増えており飽きさせなかった。SNSや現代ガジェットの扱いはお手のものといったところ。 好奇心に突き動かされていた前回とは明らかに異なる精神状態で進むので成長物語としても◎。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/07/16(2494日経過)
記録初日
2017/05/20(2551日経過)
読んだ本
1244冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
346979ページ(1日平均136ページ)
感想・レビュー
616件(投稿率49.5%)
本棚
6棚
性別
血液型
AB型
外部サイト
URL/ブログ
https://twitter.com/r1nk1ohen
自己紹介

備忘録。
昔読んだ2000~2010年のコバルト文庫や2010~読み始めた本・漫画など。怪異・ホラー・ミステリ辺りが好きだが節操なしに読む。
BLも読む。
七穂美也子の作品群が好き。
アイコンはフリーサイト様より拝借。

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