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2024年4月の読書メーターまとめ

イトノコ
読んだ本
7
読んだページ
2961ページ
感想・レビュー
7
ナイス
241ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • せ~や

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

イトノコ
再読。強い(ように見える)人は「あなたに弱い私の気持ちはわからない」、弱い人は「もっと辛い人のことを考えろ」、もっと弱い人は「私たちに迷惑をかけるな」と言われる世間。人は他の誰かにマウントをとらないと生きていけないのか。「よそはよそ、うちはうち」でいようとしても、その悪意の連鎖からは逃れられない。環境に放出された毒素のように濃縮された悪意が行き着く先はどこなんだ。「知らねえよ」って悪意でなく流せるスルースキルが欲しい。個人的には強かに振る舞っている(つもりの)中沢環の、端々からでる人間くささに共感した。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

イトノコ
再読。過去の政府の策謀の証拠となる青銅鏡、それをめぐる現代の陰謀劇。しかし直接の動機はもっと卑近なところに。硝子の「100年前の陰謀のために殺人を起こすほど、人間はロマンチストかな」のセリフが的を射ている。実際、明治時代の陰謀が明らかになってもまともに取り合う人は少ないのでは?
が「ナイス!」と言っています。
イトノコ
ネタバレ再読。狐闇を読んでるつもりで、中盤まで気づかなかった笑。最後の謎解きが整理しきれてないのだけど、鄭家は海底からのサルベージ品を売ろうとした→橘は塩見の贋作をつかってそれらを安く買い叩く(虎松事件)→鄭家の生き残りの細田はDから大英博物館に送られた壺を見てDの周囲に30年前の贋作師がいると推測→復讐のため橘に近づいてDの元妻の陶子に贋作を売りつけるよう唆す→陶子が橘に目利き殺し返しを仕掛けるよう仕向けて塩見を探し出す、てことでOK?塩見の情報を橘に流したのはよく分からなかった…。初読時より楽しめた。
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イトノコ
ネタバレ再々読。先日読んだ「卑弥呼の葬祭」と、大和朝廷が卑弥呼を暗殺して壱与を傀儡とし、邪馬台国を乗っ取ったとか、出雲大社が卑弥呼の封印のためだとかの要素では共通している。でもやはりストーリー展開やキャラクターの魅力と言う点では圧倒的にこちらに軍配があがる。しかし近年の実際の学説はどうなのだろう?素人としては卑弥呼=日の巫女=天照大神というのはありそうな話に聞こえるが。
が「ナイス!」と言っています。
イトノコ
キンドル。恋人ナシのリケジョの志穂子。その兄嫁で女子力の高い杏梨。ひょんなことから志穂子は兄夫婦の家に居候することになるが、正反対の2人がうまくいくはずもなく…。/久々に良い作品を読んだ。メジャーな作家さんではないが、毎度リアリティのある感情をぶつけてくる。あなたは赤だお前は緑だと誰もが型に嵌められる。自分は自分だ、自分はこう選ばざるを得なかっただけだと言ってもその声は誰にも届かない。対極と思われた2人が徐々にシンクロしていき、クライマックスの口論のシーン、2人の叫びが溶け合い一つになるようだった。
が「ナイス!」と言っています。
イトノコ
九州旅行中に消息を絶った従兄弟の漣を探しに来た響子。漣は邪馬台国と天の岩戸伝承について調べていたと言う。しかし現地では連続首斬り殺人事件が起こっていた。/どうやらシリーズものの途中から入ってしまったらしい。内容は神話に隠された大和朝廷と邪馬台国の秘密。アマテルとその娘卑弥呼=アマテラスを謀殺して傀儡政権を樹立、万世一系を捏造した大和朝廷、なんと卑劣!本書の説の真偽は知らないが、それに近いことはあっても何ら不思議はない。歴史ミステリは面白いが、全体の人物描写やストーリー展開が鼻についてどうも集中できず。
が「ナイス!」と言っています。
イトノコ
再読。強い(ように見える)人は「あなたに弱い私の気持ちはわからない」、弱い人は「もっと辛い人のことを考えろ」、もっと弱い人は「私たちに迷惑をかけるな」と言われる世間。人は他の誰かにマウントをとらないと生きていけないのか。「よそはよそ、うちはうち」でいようとしても、その悪意の連鎖からは逃れられない。環境に放出された毒素のように濃縮された悪意が行き着く先はどこなんだ。「知らねえよ」って悪意でなく流せるスルースキルが欲しい。個人的には強かに振る舞っている(つもりの)中沢環の、端々からでる人間くささに共感した。
が「ナイス!」と言っています。
イトノコ
キンドルで再読。伊達政宗の母、義は伊達家と生家最上家の間で高まる緊張に危機感を募らせていた。一向に進まない和平交渉に業をにやした義は、両家の境界線に居座るという荒技に出る。/時に男を叱咤し、時に汚名を着ても家に尽くした女たち。今だとジェンダー差別だのなんだのと言われそうな内容ではあるが、仕える男の浮沈で己の命運すら決まってしまう時代、それこそが女たちの戦いだったのだろう。片倉喜多の章で登場する藤姫は悪役と言うのか、見た目に反して強かな女として描かれているが、それもまた当時の処世術か。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/07/31(2488日経過)
記録初日
2017/06/11(2538日経過)
読んだ本
1004冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
358725ページ(1日平均141ページ)
感想・レビュー
804件(投稿率80.1%)
本棚
18棚
性別
年齢
39歳
職業
専門職
自己紹介

仕事の合間にぼちぼち読書しています。
好きな作家さんは京極夏彦さん、桜庭一樹さん、佐藤賢一さんなど。
もともと戦国時代好きなのが高じて(入口は信長の野望)、近年は歴史小説が中心です。
漫画も大好きですし、昔はラノベもたくさん読みましたが、ここにはアップしない方針。

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