読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

onasu
読んだ本
14
読んだページ
4152ページ
感想・レビュー
8
ナイス
206ナイス

2024年4月に読んだ本
14

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

onasu
江戸後期の文人・栗杖亭鬼卵。晩年は東海道・日坂宿の外れで煙草屋を営んでいたが、そこに川止めにあった先の老中・隠居の身の松平定信が地方の文人を訪ねる風で訪れ、「改革」に対し斜に構えてきた鬼卵の来し方を聞いていくことに。  永井さんも初読みなら、鬼卵も初見で、これで好みにドンピシャとは正に出会いの楽しさ!  前半は案内役に仕立てられた楽翁に物足りなさもあったが、後半は一転。著作は晩年になって花開くが、これもそれまでの出会いと別れががあってこそ。東西の中間に暮らす妙味とは、現代にも通じるものかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

onasu

昨日は不忍の一箱古本市に行ってきました。今回はようやくコロナ禍前のように数ケ所での開催となり、春の不忍界隈を歩いてきました。釣果はなかったですが、数カ所では出店されている方と話してこられて、ちょっとした非日常でした。根津神社のつつじ祭りと重なるためもあって、毎年人は多いですが、今年は外国人さんの姿も多数。街自体を人を呼ぶ器としているのは毎年感心するところです。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
8

onasu
初巻からの懸案も2巻目で一応のけりはついての新展開は、大先生・麟太郎の隠し子疑惑に端を発しての、麟太郎、麻世のコンビでの沖縄編(ずっとじゃないけど)。  麟太郎に身に覚えがあるか否かのもやもやは、いい隠し玉だったし、話しもおもしろいが、3巻目にしてこれは突飛な感が拭えないのも致し方ない。(早々近所の年寄りが亡くなってばかりというのも何だし…)  巻末の藤田香織氏の解説が秀逸で、おかげで話中にあるハンセン病患者の苦難の一端を「知っていること」に分類できました。
が「ナイス!」と言っています。
onasu
出版不況も、独自の奮闘をされている本屋さん11軒。  冒頭は、一旦は本屋ゼロ軒になった北海道留萌市で市民が誘致運動をしたという「留萌ブックセンター」。都会ではホントの意味で本屋がなくなって困るという感覚がないが、この例は珍しい。  他には、読んで知っていた「ウィー東城店(広島)」、初見でやはり本屋ゼロ軒になっていた静岡・掛川「高久書店」、ある意味では有名な「橙書店(熊本)」。橙書店は著者の出身地、且つ馴染みということで、描き方も格別。  なくなって困るのは本屋ばかりではないが、奮闘には敬意を表したい。
が「ナイス!」と言っています。
onasu
続編を機にした偶々の再読ですが、おさゆさまの素性といい、お節介度合いといい、控え目なのがいいですね。それと、年寄が若い者に少し寄り添うことで、その者が前向きになるというのも些か生真面目な気配もありますがいいですね。
が「ナイス!」と言っています。
onasu
妹の雪の祝言を控えてのとこからの縫箔師・咲の6巻目。中程からは、錺師の修治と共に神狐の化身だと信じる双子のしろとましろが、幼馴染だという花野(女児)を連れて現れる。読者としても正体を尋ねたいところだが、そういうのはいやがられそうなんで、ぽろぽろと断片が散らされるばかり。  3編目では縫箔の師匠から手助けをこわれて、初めて能装束の意匠から携わることに。それは成功裡に終えるが、一人での小物作成の方が気兼ねなくいけると。  今回はしろとましろにくすぐりを入れていたが、今後それがどう活かされるかも楽しみにしたい。
が「ナイス!」と言っています。
onasu
概要に「赤ひげ先生」とあるように、何処か今風でないところに妙に惹かれるシリーズの2巻目。  初巻で訳ありの女子高生・麻世を同居させたやぶさか病院の大先生・麟太郎。麻世の一件はまだ燻っていたが、訪れる患者や幼馴染の年配者の心配で何だかんだと忙しくしているが、待合室で患者と触れ合ったのがよかったのか、麻世も少しは角が取れてくると共に独特の嗅覚も。  穏やかな作風も、年配者の多い設定では死の場面も多いが、今回特に一件はいただけない。まあそんなんはあっても、3巻目もというところで。
が「ナイス!」と言っています。
onasu
新聞社政治部の記者・幸彦(43歳)は、妻子に去られて一年。コロナにも罹患して一線から引いてみれば、思い返されるのは妻子のこと。やもめの住まいは汚部屋寸前、顔色も良くない。見かねた妹から家事の学校を紹介され、妻子のいる大阪への転勤を機に入学してみれば、ご同輩から様々(基本男性)。そしてやっと家のことに見向きもしてこなかったイタさに気がついて…。  年老いて家事デビューてなのはあったが、老若を問わず学校というのは新鮮。男子としては、素直に腹に収まるかがバロメータともとれるが、自らはそうすんなりとは…ですね。
が「ナイス!」と言っています。
onasu
そう言えば、メディアでお見かけしなくなっていたなという精神科医の香山リカさん。何と、北海道はむかわ町でへき地医療に携わっていたとは!、それも還暦過ぎに、大学教授の職を…(タイトルまんまや…)  その辺りは読んでもらうとして、何事によらず、何歳になってもやりたいことをやるというのはいいですね。誰でもとはいかないでしょうが、余生という過ごし方は、それを望んでいるならともかく、そうじゃないと、鬱憤を溜めた老いになりそう。(自戒も込めて)  おもしろく読んでこれましたが、謙遜の表現が目についたのが玉にキズでした。
が「ナイス!」と言っています。
onasu
江戸後期の文人・栗杖亭鬼卵。晩年は東海道・日坂宿の外れで煙草屋を営んでいたが、そこに川止めにあった先の老中・隠居の身の松平定信が地方の文人を訪ねる風で訪れ、「改革」に対し斜に構えてきた鬼卵の来し方を聞いていくことに。  永井さんも初読みなら、鬼卵も初見で、これで好みにドンピシャとは正に出会いの楽しさ!  前半は案内役に仕立てられた楽翁に物足りなさもあったが、後半は一転。著作は晩年になって花開くが、これもそれまでの出会いと別れががあってこそ。東西の中間に暮らす妙味とは、現代にも通じるものかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/04(4928日経過)
記録初日
2010/10/22(4941日経過)
読んだ本
2766冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
838080ページ(1日平均169ページ)
感想・レビュー
2462件(投稿率89.0%)
本棚
118棚
性別
血液型
A型
現住所
東京都
自己紹介

出掛けた折には、街を歩いてみます。  その街が舞台となった本、あるいは読メのつぶやきで触れられていることもある、町並みや商店街、(古)本屋、図書館、銭湯…、結構お目当てがあるものです。  近ごろ、立ち寄ってみるのは、お茶屋さん。味見させてくれて、話しを聞けるお店もあります。それでやっと、お手頃、且つ好みの茶葉が見つかりました。


古い建物好きになっています。洋館や日本家屋、古民家。読んだ本に関連するもの、それっぽいものを見ると、実物の迫力に圧倒されます。望む景色も大切。隙があれば、寝転んでみます。


ここのところ、立て続けにハートウォーミングなものを読んでいるような。んん、心が荒んでいるのか?否定は、しきれないものの、特に何があったわけでは…。
本選びは、心情を表すバロメータなのか。読メで、本占い?


昨年はアパートものをよく読みましたが、今年は書店・図書館ものがよく目に付きます。こんな風なジャンル読みがあるとは知りませんでしたが、読メのコメントには散見されます。これも、新発見ですね。


時代小説を読むようになって、たまたまテレビの時代劇の再放送を見たら、新たな興味を覚えました。へ〜と感心したり、それはないだろうと思ったり。時代劇もひと昔前のものの方が、俳優も多彩だし、金もかけていたので、見応えがあります。最近のものでは、「Jin」がCGを上手く使っていて良かったです。時代劇ではないですが、「謎解きはディナーの後で」は、たまたま1話だけ見ましたが、それだけで充分でした。どうせなら、初回が見れればよかったのですが。


多分というか、間違いなくけちなのでしょう。図書館を利用するようになって、全く本屋には行かなくなりました。ちょっとでも興味が沸くと、その本を図書館にあたりにいくので、読む範囲は拡がったように思います。  


気候がよければ、屋外の木陰で本を読むのが好きです。  
休みの日に時間が取れれば、弁当と飲み物を持って、チャリでお気に入りの広い公園へ。  
プチ遠出気分ですが、大敵は蚊。かゆみ止めは、必需品です。やはり虫避けスプレーも必要でしょうか。荷物は増やしたくないのですが。  
小高い場所や風の通り道にあるベンチなど、グッドロケーションが塞がっているとショックです。  



地元や知っているところが舞台の作品に出会うと、嬉しくなります。最近だと、秩父の山々や都内の神楽坂、椎名町、高円寺など。洩れなく好きな作家さんになりました。  

時代小説も読むようになり、未踏の分野に入植、楽しみが増えました。ブームだそうで、いっぱいあるのですね。ビギナーとしては、発見が多く、嬉しい悲鳴をあげています。   

本の入手は、図書館がもっぱらです。二ヶ所で常に予約数が満杯。ベストセラーでも、素早く予約する方がいて、脱帽です。こちらは、待ちの多いものを取消して運用しています。「本日返却」のコーナーでの拾いものも、図書館の楽しみのひとつです。   

読んだ本には、極力コメントを付しています。ただ、今ひとつのものは、どうしようかと。気に病むことでもないですが。お目に留められた際には、ナイスやコメントをいただければ幸いです。

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう