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2024年4月の読書メーターまとめ

れっつ
読んだ本
9
読んだページ
1792ページ
感想・レビュー
8
ナイス
358ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • ささかまん

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

れっつ
ネタバレ切なくて心震えた。やはり窪美澄さんの世界の描き方は深いところまで情景が広がり圧倒的に心に響く。高校で衝撃的に出会い恋に落ちた海と忍。互いの環境や性格の違いに翻弄され、家族との関係性に悩んだり、相手を思う気持ちと自分の思い込みとの間ですれ違ったりしながら、その手を離さず生きていこうとする2人を心から応援したい。主な登場人物がそれぞれの章で語るという構成により、共通する場面の思いを両側から知ることができるのがよかった。周囲の心無い言動や無理解を乗り越える原動力となる人の存在が彼らにあったことが救い。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

れっつ

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2024年4月の感想・レビュー一覧
8

れっつ
ネタバレ仲本千津さんの半生には、自分の好きやこうしたいという思いをその都度発信し(自分がある)、それに対して周りの人々の協力が得られるような接し方をして(人や物事に対し素直)、しかもその時々で柔軟に行動できる(拘り過ぎない)、という、夢の実現への三要素があると思う。加えて、よく考え、先を見据える力、本質を捉える力もあることが非常に素晴らしい。「人の役に立ちたい」という、彼女の子どもの頃からの夢は結果実現している。千津さんの生き方や言葉には、自分の進路について考え始める中学生たちに届けたい大切なことが詰まっている。
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れっつ
ネタバレ切なくて心震えた。やはり窪美澄さんの世界の描き方は深いところまで情景が広がり圧倒的に心に響く。高校で衝撃的に出会い恋に落ちた海と忍。互いの環境や性格の違いに翻弄され、家族との関係性に悩んだり、相手を思う気持ちと自分の思い込みとの間ですれ違ったりしながら、その手を離さず生きていこうとする2人を心から応援したい。主な登場人物がそれぞれの章で語るという構成により、共通する場面の思いを両側から知ることができるのがよかった。周囲の心無い言動や無理解を乗り越える原動力となる人の存在が彼らにあったことが救い。
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れっつ
ネタバレ予想に反し外国が舞台で、日本人であることを随所で意識させられるような展開だった。医師の誤診により左手を切断され、後に外国人の左手を移植された日本人男性・アサト。彼はハンガリーの病院職員で、妻はウクライナ人の看護師でジャーナリスト。ハンガリー・ウクライナ・ロシアの複雑な歴史や国民性、領土問題などと、島国日本の国民性との違いが其処此処で浮き彫りになる。移植された左手の違和感を巡り、頻繁に見る夢の話や、接合担当医とのやり取り、妻との思い出などが渦巻いて、体と心が"受け入れる"難しさや葛藤を痛いほど感じた。
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れっつ
ネタバレ文・おかだこう、絵・岡田千晶、のご夫婦コンビの絵本。暗い森の中、不安げな表情の1匹のねずみが月の光に照らされ佇むこの表紙からもう、お話への期待感が膨らむ。木の実を集めるため、お母さんと一緒に少し遠くまで出かけたこねずみは、あちこちかけまわるうち、迷子に…。お母さんの匂いを頼りに柵の向こうのサファリパークへ入り、いろんな動物たちにお母さんの行方を聞いてまわります。出会う動物たちの特性や習性、表情などがよく描写されており、夕暮れから夜、月明かりの優しい光と影も素敵。中でもキリンの表情が最高に優しかった。
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れっつ
ネタバレそのだえりさんの絵本は、絵が可愛らしくて、優しくてあたたかいお話も素敵なので本当に大好き!今回は、ねずみのドッチが、小さい家に荷物が届けられずに困っていたくまのはいたつやさんに、「ぼくがとどけてあげましょうか?」と声をかけたことから始まるストーリー。ドッチの手伝いのおかげで無事配達はできたのだが、そこへ突如緊急の依頼が舞い込み…。動物たちや家や町の大きさの対比、視点や遠近感のダイナミックさ、スピード感もあり、展開は痛快な大スペクタクルのち大団円の、盛り上がりと着地が実に素晴らしい!読み語り時間は約6分半。
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れっつ
ネタバレ"読み書きのプロたちが、10代に読んでほしい一冊を紹介"だけの本はこれまで数多あるが、この新書は、プレゼンターやその本について、作家で読書家の読書猿氏と編者が対談している点と、プレゼンター同士が複数の相手と、互いのプレゼンについて対談している点において、斬新である。対談の過程で、様々な"つながり"を感じられる場面が多く、それでこのタイトルなのかもと思う。特に読書猿氏と編者の対談は画期的で、博識故の派生やいろんな〈型〉についての言及が興味深かった。『生きることのはじまり』/金滿里 は是非読んでみたい。
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れっつ
ネタバレ老舗のオーダーメイド靴店「靴の往来堂」の店主で靴職人の祖父は"マエストロ"(イタリア語で「師匠」)と呼ばれている。中学生の夏希は、子どもの頃から祖父の仕事を熱心に観察し続けてきて、自分なりの靴作りの夢を持っていたが、跡継ぎ候補だった兄が突然家を出て行ったことで、夏希は自分の将来に迷いが生じていた。そこへクラスメイトの宗太が祖父に見習いを申し込んで店に来るようになると、夏希の気持ちに変化が現れて…。家族と仕事と自分の将来。ものづくりの大変さと良さ。等身大の中学生の夢と現実をさまざまな角度から瑞々しく描く。
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れっつ
ネタバレこの長いタイトルを口にするだけでどうしようもない孤独や不安感に苛まれ、恐怖に似た焦りを感じてしまう。仕事、夢、恋人、お金、結婚、子ども…。多様性の時代、幸せの形は人それぞれとは言え、人生の節目やステップの波に思うように乗れていない自分に焦る気持ちが2〜30代の頃より格段に強くなる40代。そんな渦中にある主人公4人それぞれの境遇や生活は、自助努力で解決可能な問題ばかりではない。それでも何とか生きる中で、友達として付かず離れずの関係性を保てていることに救われる思い。現代の社会問題の一つとしても興味深く読めた。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/11/05(2380日経過)
記録初日
2014/02/10(3744日経過)
読んだ本
1093冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
184505ページ(1日平均49ページ)
感想・レビュー
903件(投稿率82.6%)
本棚
13棚
性別
血液型
AB型
自己紹介

タイトルと帯、装丁と最初の書き出しで、興味そそられると読みます。
皆さまの感想を拝読して、心掴まれると読みたくなります。
記録に無くても、過去に読んだ本を思い出したら感想を書くことがあります。
幅広くなんでも読みたい派。
絵本が大好き!
よろしくお願いします(*´꒳`*)

【好きな作家】
江國香織・小川洋子・川上未映子・川上弘美・窪美澄・角田光代・恩田陸・村山由佳・荻原浩・穂村弘・住野よる・岸政彦・吉田篤弘・瀬尾まいこ・凪良ゆう・古内一絵・額賀澪・岩瀬成子・寺地はるな・町田そのこ・伊吹有喜・伊与原新・若松英輔・太宰治・坂口安吾・ヨシタケシンスケ・林明子・酒井駒子・降矢なな・長谷川義史
ほか、たくさん

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