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2024年4月の読書メーターまとめ

ポポロ
読んだ本
4
読んだページ
1144ページ
感想・レビュー
3
ナイス
32ナイス

2024年4月に読んだ本
4

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ポポロ
在日朝鮮人の大部は強制連行で連れてこられたのではなく戦後自主的に渡航してきたのだ。だから日本政府は責任を負う必要がないという言説がある。統計で見ればそうなのだろう、理屈でもそうなのかもしれない。しかしその実際を個人の視点からみたときべき論や責任の所在などと異なった次元で歴史や差別を考える契機となった。繰り返し指摘されているように差別を受けた側の記述は残りにくい。それだけにこの家族の歴史を読むことができたことは貴重に思う。戦前戦後ともに日本はひどい国だよねで終わらせない著者たちのフェアな筆致に信頼が持てた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
3

ポポロ
twitterで紹介されていたので読んだ。その昔英語の長文読解で英文はパラグラフライティングによって書かれているのでそれに則って読めば簡単であるとの指導を受けたが、それと同様この書き方であれば読み手が理解しやすい(阻害されない)ということになる。忙しくて時間がない読み手に情報を伝えるにはそのメンタルモデルを意識しながら文書全体が破綻なくロジカルであることを理解させる必要がある。この技術の基本ルールが何度も繰り返し強調されており読むだけでも頭に残るようになっている。文書の性格次第だが実践していこうと思う。
ポポロ
在日朝鮮人の大部は強制連行で連れてこられたのではなく戦後自主的に渡航してきたのだ。だから日本政府は責任を負う必要がないという言説がある。統計で見ればそうなのだろう、理屈でもそうなのかもしれない。しかしその実際を個人の視点からみたときべき論や責任の所在などと異なった次元で歴史や差別を考える契機となった。繰り返し指摘されているように差別を受けた側の記述は残りにくい。それだけにこの家族の歴史を読むことができたことは貴重に思う。戦前戦後ともに日本はひどい国だよねで終わらせない著者たちのフェアな筆致に信頼が持てた。
が「ナイス!」と言っています。
ポポロ
英国に関する時評でその危機はサッチャー以来の新自由主義に発する経済問題と格差の固定によるものとしている。コロナにより加速されたそれが今や日々の食事に困る人々を大量に生み出している。政府はどこも変わらないが地べたで連帯する英国の労働者に希望を見出すのならそれは日本に欠けているもののように思う。本書でもっとも核心的な部分はエスタブリッシュメントは庶民に決して関心を持たないという洞察だが階級が固定されていないばかりに妙に労働者意識が希薄だったり支配層ぶるひとの多い日本ってこれ以上にまずいのではないかと暗澹とする
るい
2024/04/19 22:08

ポポロさん、こんばんは。一億総中流という言葉をご存知ですか。ちょっと古いですが、日本人の7割が自分は中流と答えていたそうです。「妙に労働者意識が希薄だったり支配層ぶるひとの多い日本」に、その名残を感じた私です。今は、格差社会となっています。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/11/06(2392日経過)
記録初日
2017/11/06(2392日経過)
読んだ本
232冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
67121ページ(1日平均28ページ)
感想・レビュー
229件(投稿率98.7%)
本棚
0棚
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