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2024年3月の読書メーターまとめ

ケイ
読んだ本
19
読んだページ
6719ページ
感想・レビュー
19
ナイス
4321ナイス

2024年3月に読んだ本
19

2024年3月のお気に入り登録
2

  • なつ
  • momogaga

2024年3月のお気に入られ登録
3

  • なつ
  • momogaga
  • blackstone

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ケイ
歌舞伎なりの捻りと工夫がここまでされているとは驚いた。聞きまわられる「菊之助」という名前も、現実今の音羽屋の要であり、赤い着物をフワッと羽織るイメージは尾上菊之助で出来上がっちまったよ。奇しくも、今月(2024年3月)の歌舞伎座で朝一番にかかる演目がまた「菅原伝授手習鑑 寺子屋」じゃないか。しかも息子の首の検分をする松王丸の役は菊之助がやるんだよ。読んだ人や、これから読む人も、今月は歌舞伎座に行って欲しいねえ。本当に楽しく読ませてもらいました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

ケイ

半年ごとの視野と眼圧検査終了。5年前に思い立って検査に行ったら緑内障が疑われる多少の視野欠損があると言われ、目薬を続けている。5年前と変わらずだった。悪化しておらず。修士を経て博士論文を書きたいという強い気持ちでこの1年を過ごしてくるも、目の疲れとの戦いでもある。ただの読書と違う疲れ方が影響に出ていないか心配していたのでホッとした。普段の読書でオーディブルを使えるところは併用していこうと改めておもう。近くのパン屋さんが経営するカフェのランチ。初めて来てみた。

半年ごとの視野と眼圧検査終了。5年前に思い立って検査に行ったら緑内障が疑われる多少の視野欠損があると言われ、目薬を続けている。5年前と変わらずだった。悪化しておらず。修士を経て博士論文を書きたいという強い気持ちでこの1年を過ごしてくるも、目の疲れとの戦いでもある。ただの読書と違う疲れ方が影響に出ていないか心配していたのでホッとした。普段の読書でオーディブルを使えるところは併用していこうと改めておもう。近くのパン屋さんが経営するカフェのランチ。初めて来てみた。
ケイ
2024/03/26 23:52

對馬さん、20代から30代は目の疲れからってのは結構あったんですが、予防意識が働いてそのパターンは減ったように思います😊 對馬さんも、まだまだ寒そうですから、寒さに気をつけてくださいね

對馬 正晃
2024/03/27 20:28

ありがとうございます!

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2024年3月の感想・レビュー一覧
19

ケイ
荒谷氏と伊藤氏の対談を文字に起こしたものなのかな。最後に荒谷氏は信頼出来る射程のひとりが伊藤氏のように言われているが、伊藤氏の言葉はやんちゃさがすぎるように思われてあまりうなずけなかった。荒谷氏は、自衛隊に入った理由がそもそも人のためになることをしたいということに感じいった。彼がドイツに行った年にわたしはフランスに留学したので、当時の欧州の様子にふんふんと共感しながら読んでいた。
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ケイ
この検事、出世できてはいないものの、それはしっかりと仕事が出来る事に対するカウンターなのだろうかと推測しながら前半は読んでいたが…、かなりいい加減なところもある。巡査のひたむきさに救われた。シリーズになるのかな。この3人で色んな事件にむかう姿を引き続きみたい。
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ケイ
四傑のうち、左上が気になる。お金をもらって働く強者らは怖いが、雇い人らの方には義理を立てる必要もない輩も多い。雇われる力の使い手は彼らを一瞬で打てるのに、強いものらの共討ちになるのが読んでいて心穏やかでなくなる。上手くやってるつもりの利一を心底ビビらせて欲しいもんだ。平九郎は、いつ彼女と会えるのだろう。次巻はいつ出るのだろう。
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ケイ
自分なりの感想というものはあったのだが、作者の後書きがどうにも納得できず。悪を悪として裁かないなら、社会規範がなくなってしまう。身近にもいるのだ。そうやって生活するために、別居して個々に手当をもらって、祭りの時にはテキ屋を仕切ってるお婆さんや、払うものを払わずに済まそうとする人。さらにひどく、ここには書けない人達。ここまで身を落とすには、多くの間違いの重なりがあるはずで、ここからはそれを学ぶことはできる。
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ケイ
Audible 若旦那の目が見えなくなったのには心配した。そんな原因があったとは!付喪神やら妖が居るということは、神様らもいるということだ。だから、このシリーズでのバチはなかやか怖いね。今巻の読み手の声がどうも話のテンポと会わずに苦戦。結局1.5倍速で聴いたから、集中することになった。
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ケイ
御子柴が出てきてからの展開がやはり格別。犯人の言うことがどうもおかしい、フィクションとは言え造形としてどうなのかと思っていたら…、なるほど。エピローグが悲しかったな
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ケイ
ネタバレ小学生の頃に仲良くなった二人の少女。彼女たちが交互に話していく。少女Aが自分のことを語り、また少女BがAの事を語る。そしてその逆も。同じことがそれぞれのフィルターを通すことで見え方が変化する。彼女たちの共通点は、母との関係のあり方だろう。時を経て、それぞれの生き方が変わっていきながらも二人の間の変化しないものが気になった。語りとして興味を惹かれた。しかし、途中からこの二人のあり方に現実味を失ってしまった。単にやりたい放題に思えてしまって。
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ケイ
Audibleで。米吉君が読んでるから、女性の声がさすがに上手いわねえ。栄吉の修行先の話には、彼の将来も含めドキドキした。品比べ会や、厚化粧のお雛など、過去に登場した人物たちとの再会を楽しめた巻でした。
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ケイ
再読。同作者の2013年度の本屋大賞候補作を読む前に既読作を振り返り。2度目の方が心に響く。初読時にはどの短編にも感じた歪さが、人としての弱さや他人に向ける優しさとなって訴えてくる。みな、その出し方がストレートでなく、だから一見理解したがい。嘘をつくことや盗むことで、気持ちを表す登場人物たち。そうせずにはおられない心の傷が見えてきた。盗むことで父にあらわす表明。夫も仕事も未来の子供も自分の手から離れていってしまう女の気持ちは切ない。それぞれの短編が少しずつ繋がっているのだな。
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ケイ
「100分で名著 フェミニズム」で上野千鶴子さんのこの作品についての解説はとても分かりやすかったが、途中から女性にとって都合のいいように解釈されている部分も感じ、再読した。セジウィックが前書きで述べている「偶然の所産である制度、概念、論理、感情は本来多様であるにもかかわらず、全てがあまりにもきれいにフェミニズムの女性学に発展すべく約束されていた」という内容がまさに私が抱いた疑問と重なる。シェイクスピアのソネットにおける女性を挟んだホモソーシャルの関係は、漱石の「こころ」そのままに思える。
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ケイ
ある商店街の珈琲店の話とか結構色々とあるけれども、宮本輝さんのこの小説あたりがはしりじゃないかしら。もっとも、この小説の書かれた時期の日本、バブルに入る前、東京オリンピックより前かな、その頃の熱さのようなものがある。「夢見通り」の人々の血は、ドクドクと流れている。時に瀉血しなくちゃいけないんじゃないかと思うほどに。不穏とかいう言葉は合わず。狂乱や狂騒とも違うな。やはり熱い血、生命力かな。
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ケイ
なんとも自由な展開を見せてくれたものだ。治験だの、風俗の経営だの、そんなのありか?とも思うが、フィクションでもあるし、そもそも聴診器についての設定があり得ないのだから、作者の見せてくれる世界を楽しんだ。ただ、わたしは、どうあっても性風俗には反対である。心が荒まないですむわけがないと思う。
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ケイ
設定としてとても面白い。あの時にこうだったらどうだったか?と後悔しながら最期を待つのは辛い。色んな人生のパターンの描かれ方が確かにと頷くことも多い。あえて言えば、子供をもつ母親の描かれ方にある種のパターンがあり、そのパターンがかくもあれば、作者自身の持つ考え方とか思わなくなく……。ちょっとビターすぎないかしら、ね。
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ケイ
小石を積むと鬼が出てきて壊してしまうなんて、仏教にはなんて酷い話があるのかも思ってきた。幼い子を失った親が我が子を思えばたまらないだろうと。若旦那絡みのしゃばけのシリーズでも、この話が出てくると嫌になっちゃう。兄の見合いの相手の姉妹が入れ替わっている話は、少し似たような設定が前にもあったな。父親については、どうも好きになれないな。今までの展開でいくと、父親がまたどこかで子供を作ってないとも限らないぞという気がする。若旦那、これから少し寂しくなるね。頑張れ。オーディブル。
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ケイ
中山さんの中では、ヒポクラテスシリーズはツンデレっぽい雰囲気を感じてあまり好きでないかったが、今回は同じシリーズか?と思うほどに楽しんだ。肝臓癌による死と思われていたのが実は他の原因によると分かり、その原因の特定に至るまでに次々と上らされていくハシゴの段の一つ一つがこれまた興味をひく。最後に明かされる秘密にも頷ける納得感。これも続いて欲しいシリーズとなった
ケイ
2024/03/12 06:57

はい。同作者の御子柴弁護士シリーズも好きなんです。

貴
2024/03/13 02:35

今度読んでみます。

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ケイ
1980年代にハーレクインなどのロマンス小説を愛読する郊外に住む女性らにインタビューを重ね、好まれるプロットの傾向や読み続けられる理由について分析を行っている。家父長制に縛られた社会、家庭にいる女性らは、ヒロインが代理で体験してくれるロマンスの世界に浸って満足を得ることで、抱えるフラストレーションを解消できると分析する。筆者Radwayは、フェミニズム観点からみて、読書の女性らが家父長制に対して感じる不満という点を強調しているように思う。
が「ナイス!」と言っています。
ケイ
ネタバレ一気に読みつつも、なぜか乗り切れない。女性との関係がみんなうまくいかなさすぎというのかな、女性はツールでしかなく思える。過去の作品では、もっと女性たちが意識を持って行動していなかっただろうか。あくまでも男たちの物語なのだ。まあ、ハードボイルドとはそういうものであるのかもしれない。さらに言えばギャツビーと例える女と言うのもどうかなと……。と辛口レビューにはなるが、ウインズロウがこれで筆をおると決めたシリーズなら陳腐な場面は入れて欲しくないという私自身の思い入れが強すぎるのかもしれない。ローマの物語を待とう
が「ナイス!」と言っています。
ケイ
歌舞伎なりの捻りと工夫がここまでされているとは驚いた。聞きまわられる「菊之助」という名前も、現実今の音羽屋の要であり、赤い着物をフワッと羽織るイメージは尾上菊之助で出来上がっちまったよ。奇しくも、今月(2024年3月)の歌舞伎座で朝一番にかかる演目がまた「菅原伝授手習鑑 寺子屋」じゃないか。しかも息子の首の検分をする松王丸の役は菊之助がやるんだよ。読んだ人や、これから読む人も、今月は歌舞伎座に行って欲しいねえ。本当に楽しく読ませてもらいました。
が「ナイス!」と言っています。
ケイ
ネタバレオーディブルと祖母所蔵の大活字本と併用。オーディブルで冒頭の朝顔の辺りを聞き流していたから、途中から活字で追いついた。今回は短編でなく、お比女や天狗が出てくるし、舞台は箱根にうつるし、壮大な話になっていた。畠中恵さんは本当に言葉を操るのがうまい。若旦那の甘やかされ方ひとつにしても、独特の比喩があま~い感じに捻りを加えられていて、その達者ぶりに何度も唸る。湯治はゆっくり出来たかな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/12(4917日経過)
記録初日
2010/11/07(4922日経過)
読んだ本
5600冊(1日平均1.14冊)
読んだページ
1834346ページ(1日平均372ページ)
感想・レビュー
5599件(投稿率100.0%)
本棚
39棚
性別
血液型
A型
現住所
大阪府
自己紹介

好きな作家は、漱石、芥川、太宰。それに英米とロシア文学。注目は中国作家,
趣味は読書、落語、歌舞伎、ランニング、ヨガ。

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