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2024年4月の読書メーターまとめ

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読んだ本
25
読んだページ
4336ページ
感想・レビュー
13
ナイス
200ナイス

2024年4月に読んだ本
25

2024年4月のお気に入り登録
2

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2024年4月のお気に入られ登録
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレ今年の本屋大賞受賞作。超然として我が道を行く成瀬のキャラクターが読んでいて楽しい。成瀬はたぶんいわゆる共感障害に近いものを持つ人物として描かれているが、その成瀬とも成瀬だけでは浮いてしまう成瀬以外の人々に構成される社会とも違和感なく馴染む島崎がやはり大事で、続編でどうなるか気になるところ。秒単位で同じ時刻に起床することができて息を吸うように数学の問題を解くことができていた成瀬の調子が唯一狂うのが島崎が東京に引っ越すことを知ったときだったし。斬新な作品かといえばそうではないけど、これはこれでいいんだと思う。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年4月の感想・レビュー一覧
13

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先日行ってきた明石のエルマー展がよかったので、実家にいるあいだにと思って、子供の頃ぶりに読んだ。全然話覚えてなかったけどりゅうのボリスかわいい。エルマーの子どもが語り手だったのか、とか、エルマーの母親が厳しいとか、一巻目の冒頭にあるのもそうだっけ!?という感じだった
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ネタバレ自分が女性であるという理由で義母の世話を押し付けられるリンダ、ほとんど動けない体でリンダに世話をされるがリンダを嫌う義母のベティ、リンダの訴えをまともに聴こうともしない夫のブライアン。ベティもたいがいだけど最後まで読むとブライアンのクズっぷりが際立つ。面白い話でそこまで複雑な英文ではないものの、今回は翻訳してみているので、精読&翻訳はなかなか大変で、日本語で表現するのが難しい箇所も多かった。
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都現美の近くに長らく住んでいた私にとって、森村泰昌といえばなによりマネの「笛を吹く少年」の少年に扮した「肖像(少年1)」〜「肖像(少年3)」だった。扮装する人。本書で彼はそういった作品群も「アイデンティティの空白」を「ひたすらみたそうとする、そんな渇望の集積であった」と振り返り、またその後ある学生から「戦場に身を投じる必要のないあなたのアイデンティティ論には説得力がない」との批判を受けたことで、(それをそのまま受け入れたわけでもないようだが)また少し方向が変わっている。
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2024/04/26 08:37

まったく同意できるかはさておき、たぶんこの感覚がまずあって、このことを言うために本書全体があったのではないかとすら思う。全体をつらぬく生き延びられなかった人へのまなざし、それと裏返しの空っぽだけど生き延びている自分への諦念と自己愛がないまぜになったような感覚。

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2024/04/26 08:49

「必要だ」っ答えは期待してないけど、角度変えて答えるのはちょっとずるくない?まあ、「否」ってことでいいのか。私は芸術家ではないが高校時代ぐらいからそれなりには美術館にも足を運んできたし、今もうっすらそういうコミュニティにいるけど、この問いにはやっぱり「必要だ」とは答えられないかな。ただ、ソンタグが書いていたように、また演劇を実践もしていたように、紛争の渦中のような極限状態でも芸術ないしエンタメが必要とされることはあって(たぶん『サラエボで、ゴドーを待ちながら』かな)、そのことに救われる気持ちも私にはある。

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読書会のため再読
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美学を専門とする教員でありながらも庭師という肩書も持つ著者が、石庭が作られていくさまをフィールドワークして、一つの石が置かれるにあたってもそこで何が意図され実際に何が起きているかを具に記述していく。庭園を作るにあたって設計図はなく、現場を指揮する一人の庭師とその他の作業員の庭師の共同作業の中で、一手ごとに庭の持つ意味が変わり、そのたびに次の一手が構想される。今までにないタイプ読書経験でとても面白く刺激的ではあるのだけど、だからこそとにかく目が滑る笑。難解な言葉が使われているわけではまったくないのだけど…
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ネタバレひとつひとつ丁寧に描いているからだけど、ここでコロナ禍に突入。寮が閉鎖されるため奏も帰国して当面はオンラインレッスンを余儀なくされる。プロのバレエ公演じたいももちろん世界中で中止になりまだまだ再開の目処はたたない。他の作品を読んでいて出てこなかったから気にならなかったけど、たしかに今バレエの長編作品を描くならコロナ禍でレッスンも公演もできなくなることやダンサーや先生たちの焦り、葛藤を描かないのは逆におかしい気がしてきた。あるべきエピソード。だけどまあ、ここからしばらくはちょっと暗いトーンの話かもしれない。
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各時代の専門家に斎藤哲也がインタビューするという、哲学史の本としては珍しい、というか今までになかった形の本だと思う。入門者にも分かりやすい平易な言葉でインタビュイーも答えてくれていてとてもありがたい。三巻本の一冊目。今後も追っていきたい。
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ネタバレ皇帝が倒れ、ヨハネスがアンナを出し抜いて皇帝の座を奪い取る。ここまでは単に性格の合わない姉弟の範疇と見えなくもなかったが、それももはや終わり、アンナの中のヨハネスへの憎しみの質が変わった感じがする。次巻予告を見る限り、ここから歴史家としてのアンナの面がクローズアップされていくのかな?アンドロニコスが何か企んでいるような思わせぶりな描写がちょこちょこ挟まっているのでこれが今後どう回収されるのかも楽しみ。
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ネタバレルオウとの再会と待ちに待った直接対決のはずだけど、なんかあんまりそこは盛り上がってない?ジュンペイはそもそも比較的遅くにバレエを始めて急成長して怪我のブランクもありつつ順調にきて今に至るが、もっと小さい頃から英才教育を受けてきたルオウが伸び悩んでいるのが対比されている。そして内側からくる情念を燃料にするルオウと、新しいものや人を楽しみながら吸収していくジュンペイという対比。これはやっぱりどこまで行ってもこの二人の物語なので、ルオウの復調が待ち遠しい。
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ネタバレ今年の本屋大賞受賞作。超然として我が道を行く成瀬のキャラクターが読んでいて楽しい。成瀬はたぶんいわゆる共感障害に近いものを持つ人物として描かれているが、その成瀬とも成瀬だけでは浮いてしまう成瀬以外の人々に構成される社会とも違和感なく馴染む島崎がやはり大事で、続編でどうなるか気になるところ。秒単位で同じ時刻に起床することができて息を吸うように数学の問題を解くことができていた成瀬の調子が唯一狂うのが島崎が東京に引っ越すことを知ったときだったし。斬新な作品かといえばそうではないけど、これはこれでいいんだと思う。
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計4周目おわり。
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読書会のため再読。
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前に一度原文で読んだはずだけど、かなり細かなニュアンスを見落としていたようだった。mock turtleとかも全然適当に流して読んでいたけど、turtle soupに似せた子牛を素材にしたスープをmock turtle soupというんだ…。適当に読んでちゃだめだな。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/25(2333日経過)
記録初日
2017/12/25(2333日経過)
読んだ本
1886冊(1日平均0.81冊)
読んだページ
375713ページ(1日平均161ページ)
感想・レビュー
1128件(投稿率59.8%)
本棚
6棚
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