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まったく同意できるかはさておき、たぶんこの感覚がまずあって、このことを言うために本書全体があったのではないかとすら思う。全体をつらぬく生き延びられなかった人へのまなざし、それと裏返しの空っぽだけど生き延びている自分への諦念と自己愛がないまぜになったような感覚。
「必要だ」っ答えは期待してないけど、角度変えて答えるのはちょっとずるくない?まあ、「否」ってことでいいのか。私は芸術家ではないが高校時代ぐらいからそれなりには美術館にも足を運んできたし、今もうっすらそういうコミュニティにいるけど、この問いにはやっぱり「必要だ」とは答えられないかな。ただ、ソンタグが書いていたように、また演劇を実践もしていたように、紛争の渦中のような極限状態でも芸術ないしエンタメが必要とされることはあって(たぶん『サラエボで、ゴドーを待ちながら』かな)、そのことに救われる気持ちも私にはある。
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