著名な翻訳家のエッセイというかショートショート風の作品。スイスイ読める、面白くていきなり吹き出しそうになるので読む場所にも気をつけたい(笑)。1話に1p使って可愛いイラストが付いており作風に合っていて良い。文庫本の裏表紙に(この本を読んでも一ミクロンの役にも立たず、教養も一切増えない事請け合いです)と書いてあった。確かにその通りかもしれないが、でもメチャクチャ面白い本です。

ちょっと古めのミステリー的推理小説、作者自選の短編集。年少者向けに書かれたとの事だが大人でも十分楽しめる。どれも面白く読みましたが、(マニング氏の金の木)、(住所変更)、(非情な男)が良かったかな。

著名な翻訳家のエッセイというかショートショート風の作品。スイスイ読める、面白くていきなり吹き出しそうになるので読む場所にも気をつけたい(笑)。1話に1p使って可愛いイラストが付いており作風に合っていて良い。文庫本の裏表紙に(この本を読んでも一ミクロンの役にも立たず、教養も一切増えない事請け合いです)と書いてあった。確かにその通りかもしれないが、でもメチャクチャ面白い本です。

朝鮮戦争前後にパルチザン(共産党員)となった父親が急死(なんと電信柱に頭をぶつけて)喪主の一人娘が次々と訪れる弔問客より、今まで知らなかった様々な生前の父親の顔を知ることとなる。最初は物語に馴染めなかったが、途中亡き父の知り合いの高校生の女の子(なんとタバコ、焼酎飲み友達)が弔問にくるエピソードで心を掴まれ、その後物語がメチャクチャリアルに感じられた。(実は小生の亡父の通夜でも同じ様な体験あり)。読み終えると亡父を思い出し悲しいが、心が温まる様な複雑な気持ちになった。