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2024年3月の読書メーターまとめ

マト文庫
読んだ本
3
読んだページ
1432ページ
感想・レビュー
3
ナイス
16ナイス

2024年3月に読んだ本
3

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

マト文庫
漱石風の明治文体で青春小説。であるけれども瑞々しく現代的でかつミステリ味を併せて抜群の文章力で引き込んでいく、津原泰水の小説である。津原の他の作品にもあるが、途中までの怒涛の求心力が最後にはすっと潮が引くようにあっさりと消えていくところに、少々物足りなさを感じないではないが、豊かな読後感をおぼえる傑作だ。もし読むか迷ってるならとりあえず手にとって最初の段落を読んでみよう。もう続きを読まずにはいられなくなるから。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
3

マト文庫
漱石風の明治文体で青春小説。であるけれども瑞々しく現代的でかつミステリ味を併せて抜群の文章力で引き込んでいく、津原泰水の小説である。津原の他の作品にもあるが、途中までの怒涛の求心力が最後にはすっと潮が引くようにあっさりと消えていくところに、少々物足りなさを感じないではないが、豊かな読後感をおぼえる傑作だ。もし読むか迷ってるならとりあえず手にとって最初の段落を読んでみよう。もう続きを読まずにはいられなくなるから。
が「ナイス!」と言っています。
マト文庫
ネタバレマイクロ国家が乱立する近未来のヨーロッパで料理人がスカウトされスパイに(といっても管理が厳しくなった国境を往来して何かわからない物をやり取りするだけの任務)。あるとき衝撃的な出来事に出会してから彼の人生は一変、ヨーロッパ諸国に隠されたある真実へと近づいていく。スパイ小説の様相が『都市と都市』の雰囲気へと変貌する。大好物。これで終わるのは惜しいと思っていたら続編があるとのこと。翻訳に期待。
が「ナイス!」と言っています。
マト文庫
哲学って考え抜くこと。考えることを促し促されることで周囲にある現象を自分ごとにする。まさに科学の原点。復讐、差別、神など、身近な問題からそれこそ哲学的な命題まで、この本は子供と対話しながら深く考えることの重要性を教えてくれる。学校では道徳の授業なんてものがあるが、本当に必要なのは哲学じゃないかな。この本を教科書に採用してほしいくらい。タイトルに偽りなしの面白さ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/12/04(4895日経過)
記録初日
2010/12/04(4895日経過)
読んだ本
485冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
181733ページ(1日平均37ページ)
感想・レビュー
475件(投稿率97.9%)
本棚
46棚
現住所
東京都
自己紹介

文庫好き。休日のコーヒータイムと夜のひとときが読書時間。ここ数年はせいぜい月3、4冊程度の読書量で推移、SF、ミステリが中心になるかな。
読書メーター登録以前に読んだ本、それに漫画と雑誌は登録しない方針だけど例外あり。


<読書遍歴>
ポプラ社の少年探偵団やルパンから創元推理に入ったところでSFに移り、そこにロシア文学が加わりつつ、都筑道夫にはまりながら、ご都合主義全盛となった(ように当時感じた)海外SFに嫌気がさして、特定の作家を除いてSFから離れ、ミステリや村上春樹でつなぎながら、サイバーパンクでSFに戻るかと思いきやウィリアム・ギブスンだけで終わり、飛浩隆『象られた力』のおかげでめでたくSFに復帰、ミステリをつまみながら、ゼロ年代以降のSFを中心に少しずつ拾ったりしていたところ。積読ペースに読書が追いつかない。

<感想について>
感想はあくまでも読み終えたときの気分をとりあえず記録するためのもので、批評性とかは一切ありませんので、あしからず。

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