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2024年4月の読書メーターまとめ

アイシャ
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感想・レビュー
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1226ナイス

2024年4月に読んだ本
18

2024年4月のお気に入られ登録
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  • yutaka

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アイシャ
ネタバレ成瀬は変わらず、タイトル通り信じた道を進んでいる。何になるかより、何をやるかの方が大事だと思っている成瀬は、自主的にパトロールをして小学生の弟子ができた。京大受験では泊まるところのない同じ受験生を拾って帰って来た。スーパーでバイトしてクレーマー気質の女性と親しくなったり、観光大使にもなった。そして最後の『成瀬を探せ』的な章は登場人物全員集合で、凄く面白かった。けん玉で・・・となって、もう大笑い。次回は大学生活の様子も知りたいなと思う
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

アイシャ

いつも皆様のレビューを参考に本の選択をしています。ありがとうございます。3月はいい本が多かったです。償いの雪が降る、まいまいつぶろ、きらん風月、母子月、化学の授業をはじめます、どれも感動しました。 2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:18冊 読んだページ数:5501ページ ナイス数:1106ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/840418/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
18

アイシャ
ネタバレ河崎さんの作品は臭覚を刺激する。作品から様々な臭いが伝わってくるような気がする。もちろんそのすべてが未知のものなんだけど。野生の獣のような熊爪の生き方。人の社会のしがらみと関係なくあくまで自分の心のままに生きていた男が、熊との対決で大けがを負うことによって人生が変わってくる。猟師としての自負を失いかけ、人との温もりも求め、でもそれも安定せずに、愛は育たなかった。熊たちとの対決シーンは迫力があった。山で生きるということの厳しさ、でもこの男が炭鉱で働いていたらどんな風だったのかと思いをはせた。
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アイシャ
ネタバレ危険分子とみなされた者がどんどんギロチンで公開処刑される世の中。取り締まる警察には嗜虐的な人物が集まっていく。恐怖政治を扱った物語で、着地点はどうなるのかとドキドキしていたら、本当にお見事な締めでした。この奇抜なタイトルは警察に捕らえられ尋問を受けている人が、「この状況で生き抜くか、もしくは火星にでも行け」と言われることから来ている。磁石が重要な役割を果たすのだが、「S極はS極で合わせれば強くなるが、向きを揃えない方が安定する。だから社会の人の考え方も一つに揃えない方が安定する」ということに尽きる
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アイシャ
野球部を引退して、夏休みの補習授業に出ている渓哉。あれほど野球には熱中できたのに、今の自分は空洞。何がしたいのかもわからない。そんな高校三年生の青年の夏の二日ばかりの話。同学年の女子への気持ちや、たまたま出会った大人の女性へのドキドキなど、岡山の美作という環境も相まって、情緒豊かに語られる。できのよい兄への尊敬と嫉妬も絡めて、青春の香り高い作品だ。
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アイシャ
新たな世界が広がった。『ダンス・ウィズ・ウルブズ』を見た時以来となる、アメリカ先住民族の歴史を考える機会だった。会津の白虎隊の生き残りである虎太郎は、移民となってアメリカへ渡る。そこで出会ったシャイアン族の娘ルル(彼らの言葉で兎という意味)を彼女の仲間達のところに連れていくことになる。先住民族たちへの白人たちによる迫害の歴史と共に物語は進む。会津の人々が受けた苦しみを、その迫害に重ね合わせ、アメリカの軍人たちと闘うことになる虎太郎。実在の人物も登場しながら、わくわくとした展開だった。
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アイシャ
風邪をひいて体調を崩し、将来のことを少し考え始めてしまったキョウコ。でも彼女の身近には猫ちゃんやワンちゃんを飼い始めて、幸せでいっぱいの人たちも。その幸せのおすそ分けをもらいながらも、キョウコが会いたいのはブッチャンなんですね。全体には大きな変化はなく、最後はクマガイさんと二人で美味しいお料理を楽しんで、よかった、よかったでした。でもいつか変化は訪れるよね。
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アイシャ
体調は回復したけれど、デリーでは慎重に無理に街を歩き回ることせずに、まずはインドを出ていくことを考える。全般にやはり旅に疲れてしまっているみたいだ。体力的なこともだが、旅そのものに。シルクロードの道を長いバス旅で行き、時にその光景に感動しながらもどこか投げやりな感じがする。日本から知人がテヘランにやって来ているのを知り、それに合わせてテヘランに急ぐ。優雅な旅をしている知人は疲れ切った沢木さんをどのように見たのだろうか?次巻はもうヨーロッパのようだ。
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アイシャ
こういう話は信じたい。騙されるように会社を早期退職させられた50歳手前の男性に、どんぐりからの天啓が降りてきて、生き直すきっかけとなる。もともと持っていた能力をきっと気づかずに生きてきたんだろうな。食べ物ハンターの能力、お料理の能力。400円のお弁当で、これから大丈夫?と心配にもなるけれど、これ程の創意工夫の力があれば、きっとなんとかやっていけるだろうな。結局人を騙す人には何も残らない。誠実に正直にプラス創意的に生きられれば、突破口も見つけられる、と信じたい。
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アイシャ
ネタバレとても好きな作家さん。このエッセイ集も面白かった。タイトルからわかるとおりに群さんがどういう経緯で作家になったのか、これから作家を目指す人への提言とか、ネタの探し方とか、思った以上にとてもまじめなお話をとても分かりやすく書いてくれてる。分かりやすい、共感できるというのが群さんの作品の特長だと思う。どこかゆったりとした雰囲気を醸し出しているのは、何が何でも作家になるというようなスタンスではなかったせいかも。さらっと触れてはいるが、家族との関係は小説に出てくる描写からも察することが出来るな。
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アイシャ
ネタバレ成瀬は変わらず、タイトル通り信じた道を進んでいる。何になるかより、何をやるかの方が大事だと思っている成瀬は、自主的にパトロールをして小学生の弟子ができた。京大受験では泊まるところのない同じ受験生を拾って帰って来た。スーパーでバイトしてクレーマー気質の女性と親しくなったり、観光大使にもなった。そして最後の『成瀬を探せ』的な章は登場人物全員集合で、凄く面白かった。けん玉で・・・となって、もう大笑い。次回は大学生活の様子も知りたいなと思う
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アイシャ
ネタバレこのシリーズが好きな理由は色々あるけれど、最も大きい理由が伏線の回収というのがあると思う。紆余曲折はあっても曖昧なことを残さない。(魔術師が具体的にだれかは分からなかったけど)話が二転三転しても読者に説明をくれる。無人航空機を使った暗殺って本当に怖い。実際にこうした組織が政府の元に機能しているのかも。その操縦士のうつ病やPTSD発症率がとても高いというのも分かる。最終的にこの操縦士は自分を納得させられる理由をライムに提示されたが。本作でプラスキーの成長が眩しいほどだった。ライムもサックスも命を救われた
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アイシャ
ネタバレ今回の事件は厄介そう。物的証拠もほとんどないし、相手がアメリカ政府のNIOSという組織のトップ。反米活動家を暗殺しているという容疑なのだけれど。ライムは右腕がかなり動かせるようになった。しかも調査依頼のためにバハマへ。すごい。一方この事件を持ち込んできたニューヨーク地方検事補のローレルのことが好きになれないサックスはイライラ。しかも携帯が盗聴されて、行く先々を先回りされて爆発騒ぎや、殺人が起こってしまう。しかも拷問まで。ライムもバハマで命を狙われたり。この事件怖い。ローレルも凄く怪しいし。下巻へ
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アイシャ
ネタバレ29歳にして3億円の宝くじを当て、買ったアパートの収入を寄付に使ったりしている河野勝男。自分は贅沢せずにひたすら釣りをしたり、地道に生きている人。そんな姿を『海の仙人』というのかと思ったら、考えていた以上に壮絶な過去が。本当に心がザワザワした。それでも素敵な恋人もできたり、彼を慕う同僚だった女性もいたり。そしてファンタジーという神様もどき。これがいい。見える人には見えるし、見えない人には見えない存在。この絲山さんの不思議な世界はすごいなぁ。最後は涙無くして読めなかった。宝くじに当たる人は雷にも当たるのか?
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アイシャ
『汝、星のごとく』の続編。北原先生と結ちゃんが親子になった話の『春に翔ぶ』、櫂と尚人の作品を出版させるために奮闘する編集者たちを描く表題作、北原先生と暁海の家族を描く長い物語の『波を渡る』芸術家たちの話であり、また血では結ばれていない家族の話でもある。読んでいてゾワゾワと落ち着かない。寛容さで受け止めて、思いのたけをぶつけ合うことのない生き方というのが、私には分からないのだろうな。一番わかりやすかったのは、二階堂さんだな。時間の流れと共に人の心持も変わっていく。暁海のお母さんが幸せそうでよかった
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アイシャ
ネタバレすごくいい作品だった。高校一年の清澄は裁縫が好き。特に刺繍をしている時が最も心が休まる。でもそれを嫌う母親。別れた夫がもともとデザイナーだったことから、似た属性を持つ息子を心配している。過去の苦い経験から可愛いものを嫌う姉。娘と孫たちを包み込む祖母の優しさと心残り。自由人の父親の親友。それぞれの視点から語られる家族の物語。姉のウエディングドレスを作ることになった清澄。自分では作れなかったが父親に助けを求める。そして素晴らしい刺繍を施す。三重のガーゼで作られたドレスってぜひ見てみたい。美しい物語だった
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アイシャ
終始ザワザワとした心持ちのままの読書。盗撮問題を取り上げてコンクールに応募する準備をしていた韓国の女子大学生二人。取材するうちに見つけたデジタル性犯罪をシェアし合あうn番部屋。被害者を救うために潜入取材を続け、警察に通報していくのだが。デジタル性犯罪の処罰が軽いことに悩み、繰り返し長時間見た映像の残像に悩まされ、加害者からの報復を恐れ、被害者への2次被害を考慮しと、その苦労は想像を絶する。勇気ある若き二人のジャーナリストの戦いの記録が本書だ。被害者が切に望む動画の完全削除の難しさを思うと暗澹たる気持ちに
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アイシャ
作者の独特な世界が堪能できる連作8編。架空の黒蟹県とその周辺の人々のことを描いた、時にクスっと笑えたり、いいなー私もこんな体験をしたいなーとか、こんな生き方をしたいなーと思える箇所が随所にある話。独特な言い回しにもドキッとして、これは私も使いたいと思ったり。いろいろな人間が登場する中で、自称半知半能の神が何度も現れて物語に勢いをつけている。『忸怩たる神』で地元の元ヤンキー青年と星字渓へ行く話は美しかった。元世界的な建築家だった『赤い髪の男』が故郷近くに戻り、地元の人に役に立ちながらひっそりと生きる話も好き
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アイシャ
ネタバレラプラスの魔女シリーズ三作目。AIによる監視社会を扱う作品。中学三年生の陸真は突然父親を失う。元刑事で、現在は先入監視員をしていた自慢の父。偶然知り合った円華と真相を探るうちに、警察の暗部が見えてくる。腹違いの妹が見つかったり、身寄りがないので養護施設に行くことになったり、ものすごく辛い経験をしている陸真だが、良い友達もいるしきっと力強く生きていけると思う。面白かったのだが、最後の方が尻つぼみだったような気がする。
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アイシャ
前巻のマレー半島、シンガポール編に比べると、沢木さんの旅に対する熱量が格段に上がった本巻。インド、ネパールはとてつもなく魅力的だったのだな。インドのカルカッタ。沢木さんをして「カルカッタにはすべてがあった」と言わしめている。それは悲惨なもの、滑稽なもの、崇高なもの、卑小なもの。それを心地よく感じる沢木さんの強さよ。旅の途中で出会った此経さんと言う方とのインタビューも興味深い。インドでの経験が今も生きていく上でのささやかな支えになっているとのこと。旅の終盤、体調をくずした作者が心配。デリー編を楽しみに。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/02/18(2282日経過)
記録初日
2018/01/01(2330日経過)
読んだ本
1064冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
339402ページ(1日平均145ページ)
感想・レビュー
1064件(投稿率100.0%)
本棚
21棚
性別
自己紹介

A.B.C-Zが好きなとっても大人です。

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