映画『perfect days』をきっかけに購読。木と触れ合うことで引き起こされる回想や巡る思考の随筆。木を人の社会や生死に仮託した表現が多く、木肌を着物の柄に例えた文章は特に印象的。また、柳絮という美しい言葉と景色があることをこの小説で初めて知り嬉しい。 私も田舎の生まれなので木には親しい。すっくと伸びるあの凛とした立姿に強い生命力を感じ、鬱蒼と茂る緑葉には加護や神秘を感じる。子供の頃、風に木々がごうっとざわめく音に胸が高鳴ったのを思い出す。 動物よりも悠久の時を生きる木々はまるで生命そのもののようだ。

映画『perfect days』をきっかけに購読。木と触れ合うことで引き起こされる回想や巡る思考の随筆。木を人の社会や生死に仮託した表現が多く、木肌を着物の柄に例えた文章は特に印象的。また、柳絮という美しい言葉と景色があることをこの小説で初めて知り嬉しい。 私も田舎の生まれなので木には親しい。すっくと伸びるあの凛とした立姿に強い生命力を感じ、鬱蒼と茂る緑葉には加護や神秘を感じる。子供の頃、風に木々がごうっとざわめく音に胸が高鳴ったのを思い出す。 動物よりも悠久の時を生きる木々はまるで生命そのもののようだ。

最近ほんとにSNSとか映像コンテンツの氾濫が無理になってきてスクロールしてただ消費するだけという行動を終わりにしたいと思って読んだ。社会に氾濫している情報のほとんどは自分にとってどうでもいいものばかりだ。スマホを開けばそんな情報ばかりで発狂しそうな精神状態だった。情報に疎くなる、本を読む、自分の感情や考えを書くことに意識して時間を使おうと思った。本当に必要な情報は向こうからやってくる。だから追わない。身近な事に、大切な事に目を向けたい。『perfect days』みたいな生活をしたい。読んで、書こう。