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2024年4月の読書メーターまとめ

ピオリーヌ
読んだ本
6
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1178ページ
感想・レビュー
6
ナイス
129ナイス

2024年4月に読んだ本
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2024年4月のお気に入られ登録
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ピオリーヌ
大日本帝国を衰亡へと追い込んだ太平洋戦争突入までの流れが、分かりやすく描かれる。特に太平洋戦争の知識は薄いだけに大変理解が深まった。筆者は評す。近衛文麿はおのれの政治理念に潔白といえば聞こえはいいけれど、現実が理想と合わなくなると、投げ出してしまうのである。「可能性の術」である政治に携わるには不向きの性格であろう。と。昭和十三年から昭和十四年、日独伊条約に向けて揺れる中、近衛内閣は昭和十四年一月四日、総辞職となるのである。時は双葉山69連勝の真っ只中。民主主義アメリカの宿敵であるナチズムのドイツと
ピオリーヌ
2024/04/10 17:04

軍事同盟を結んだことにより、日本は、ポイント・オブ・ノーリターンを越え、後戻りが出来なくなった。それだけでも取り返しの着かないことだったのに、アメリカは出てこないという、根拠のない観測に基づいて、軽率に行われた南部仏印進駐により、もはや戦争は不可避となってしまった。昭和天皇の洞察の鋭さも印象的。日本が必敗の戦争にどう突き進んだかを知るには最適の本であるといえよう。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

ピオリーヌ
逸ノ城の断髪式で介添えを務めたのは元木村昌稔。元行司が介添えを務めるというのは珍しい気が。また連載「技の世界」では田中英壽を特集。右上手出し投げの切れ味抜群、どんな相撲でも取れたという。前ミツの取り方も特徴的。
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ピオリーヌ
西岩親方が湘南乃海の相撲を『立ち合いじゃないんです。「相手といやあ、元気」と抱擁しているような感じなんです(笑)体格を使いこなせていない。』と評しているのは傑作。「新・角界ファミリー」では曙さん一家を特集。間も無く亡くなられたのが残念極まる。講読者川柳の「うっちゃった 今も瞼に 双葉山」は秀逸。あの双葉山の数多のうっちゃりが瞼に浮かぶ。昭和16年春場所安藝ノ海戦(同体取り直し前)、昭和17年夏場所安藝ノ海戦等々。
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ピオリーヌ
十両優勝水戸龍に関する田井弘幸氏の記事が奮っている。「伯桜鵬を圧倒したように、台頭する若手の壁になる嫌らしさがある。一方で欧勝馬、大翔鵬のモンゴル勢にあっさり寄り切られたように、力を出し入れしながら十五日間を乗り切っている。」
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ピオリーヌ
大相撲アーカイブ場所連動企画は昭和30年夏場所。あの栃錦ー大内山はこの場所である。玉ノ海(うっちゃり)大内山、松登(すくい投げ)鏡里、安念山(外掛け)千代の山等の熱戦が紹介される。
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ピオリーヌ
大日本帝国を衰亡へと追い込んだ太平洋戦争突入までの流れが、分かりやすく描かれる。特に太平洋戦争の知識は薄いだけに大変理解が深まった。筆者は評す。近衛文麿はおのれの政治理念に潔白といえば聞こえはいいけれど、現実が理想と合わなくなると、投げ出してしまうのである。「可能性の術」である政治に携わるには不向きの性格であろう。と。昭和十三年から昭和十四年、日独伊条約に向けて揺れる中、近衛内閣は昭和十四年一月四日、総辞職となるのである。時は双葉山69連勝の真っ只中。民主主義アメリカの宿敵であるナチズムのドイツと
ピオリーヌ
2024/04/10 17:04

軍事同盟を結んだことにより、日本は、ポイント・オブ・ノーリターンを越え、後戻りが出来なくなった。それだけでも取り返しの着かないことだったのに、アメリカは出てこないという、根拠のない観測に基づいて、軽率に行われた南部仏印進駐により、もはや戦争は不可避となってしまった。昭和天皇の洞察の鋭さも印象的。日本が必敗の戦争にどう突き進んだかを知るには最適の本であるといえよう。

が「ナイス!」と言っています。
ピオリーヌ
同著者のロンメル伝と同様に、第二次世界大戦で活躍したドイツ軍人の評伝。こちらもロンメル同様かそれ以上に数々の神話に包まれた人物であるが、最新の研究成果を反映した現在では、その仮面は剥がされた形になっている。今日の歴史学会におけるグデーリアン像は、かつての非政治的な軍事の「職人」といった評価から、作戦・戦術次元の指揮官としては卓越しているが、政治的には素朴な国粋主義者であり、問題を抱えた人物であるとの理解に変わっていると見てよい。
ピオリーヌ
2024/04/05 19:12

やはりグデーリアンの作戦次元での戦役指揮には魅了されてしまう。1940年のスダンから海峡諸港への突進、「バルバロッサ」作戦での第2走行集団の運用などは、軌道戦の模範として、現在でもなお各国陸軍が研究の対象とする戦例なのである。また企画段階にはあったが未だ実現していない、マンシュタインの小伝を待ち望むものである。是非とも読みたい!

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/13(2193日経過)
記録初日
2015/05/07(3295日経過)
読んだ本
786冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
177353ページ(1日平均53ページ)
感想・レビュー
728件(投稿率92.6%)
本棚
6棚
自己紹介

非常に偏った読書をしてます。ほぼほぼノンフィクション。西洋史、東洋史、三国志、相撲を中心に。漫画も読みます。

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