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2024年4月の読書メーターまとめ

イシグロ
読んだ本
4
読んだページ
1730ページ
感想・レビュー
4
ナイス
179ナイス

2024年4月に読んだ本
4

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

イシグロ
今村昌弘初のノンシリーズ長編はジュヴナイル+オカルト+ミステリ。クラスの壁新聞担当になったオカルトマニアのユースケ、前委員長のサツキ、転校生のミナの三人が『奥郷町の七不思議』とサツキの従姉・マリ姉の変死事件を追う。 まず、田舎町の小学生の無力感や不安感の描き方が丁寧。ジュヴナイルとしてすごくちゃんとしてる。 ユースケ、サツキ、ミナ、それぞれの世界観の違いにどう折り合いをつけるかがそのままミステリとしての肝になっていて、ここの決め事をちゃんとやっているから、この結末も許容できる(正直、好みとは違うけれど)。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
4

イシグロ
法月綸太郎シリーズ4作目。 広告代理店に勤める山倉史朗の自宅に息子を誘拐したという電話がかかってくる。しかし、息子・隆史は学校を休み、自宅で寝ていた。誤認誘拐されたのは同級生の冨沢茂。しかし、茂は不倫により産まれた山倉の実子だった。山倉は身代金の受け渡しに失敗。茂は遺体で発見される。 もう展開がことごとく気まずくて、いたたまれない。視点人物である山倉はどうにもいけ好かないのだが、どこか突き放したような硬い文体はいい。 誘拐ミステリには多くの傑作があるけれども、その中でも白眉と言って間違いない作品だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
イシグロ
今村昌弘初のノンシリーズ長編はジュヴナイル+オカルト+ミステリ。クラスの壁新聞担当になったオカルトマニアのユースケ、前委員長のサツキ、転校生のミナの三人が『奥郷町の七不思議』とサツキの従姉・マリ姉の変死事件を追う。 まず、田舎町の小学生の無力感や不安感の描き方が丁寧。ジュヴナイルとしてすごくちゃんとしてる。 ユースケ、サツキ、ミナ、それぞれの世界観の違いにどう折り合いをつけるかがそのままミステリとしての肝になっていて、ここの決め事をちゃんとやっているから、この結末も許容できる(正直、好みとは違うけれど)。
が「ナイス!」と言っています。
イシグロ
長男(小6)と共読できそうなジュヴナイルミステリを探していて、ミステリーランドのこれがちょうどよさそう、と選んでみた一冊。 五年生の教室で相次いで起こる、みんなが要らないもの、誰も困らないものばかりが盗まれる『不要物連続消失事件』。四件目の被害者となった僕は、ちょっと変な同級生・龍之介くんと一緒に事件の調査を始める。 いやあ、これは当たり。ちゃんと謎解きしてるし、ちゃんとひっくり返してもくれる。しっかり倉知淳らしい作品です。 文庫にもなっているけど、やっぱり装丁・装画の楽しいミステリーランド版がおすすめ。
イシグロ
2024/04/30 01:17

そう言えば、龍之介くんの苗字は一回も呼ばれないんだよね。ということは、あの先輩と同じ苗字なのかな。お父さんの兄弟って言ってたよね、確か。

が「ナイス!」と言っています。
イシグロ
高校生ピップが自由研究(EPQ)の課題に選んだのは、5年前にこの町で起こった少女の失踪事件だった。行方不明となったアンディは発見されぬまま、容疑者と見られていたボーイフレンドのサリルの自殺により捜査は打ち切られていた。ピップは関係者にインタビューを重ねながら、事件の謎を追ってゆく。 インタビューの文字起こしやSNSでのやりとりが挿入されるスタイルは現代的。逐次、ピップによる容疑者リストが更新されていくのも面白く、自分もピップやラヴィと共に調査しているような感覚だった。心情描写も丁寧で彼らを応援したくなる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/06/06(2170日経過)
記録初日
2018/05/11(2196日経過)
読んだ本
455冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
161906ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
436件(投稿率95.8%)
本棚
32棚
性別
現住所
愛知県
自己紹介

読んだミステリ(主に)の記録用。
感想はなんとなく255文字ぴったりで書きたい。
好きな作家:道尾秀介、米澤穂信、葉真中顕、似鳥鶏、綾辻行人、法月綸太郎、深木章子、芦沢央、宇佐美まこと、青崎有吾、伊吹亜門、横溝正史

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