後作から読んでしまったが、やはりじゃがいもの項が面白い。こんなに派生があるんだ。文法は共有されにくいが寿命は長い。逆に語彙は共有されやすいが寿命は短い。方言周圏論と区画論のどちらに立つかは、語彙を中心にみるか文法を中心にみるかにもよる。そろそろ本を閉じて、外へ出よう。

飄々としてて遊び心に満ちた文体。ただ、執筆に際して当たる一次資料とか図書館の活用法がすごくて振れ幅がえげつない。やる人はここまでやるんだ。面白かった。

共通する心理にたどり着くための思考の広げ方。発信する人が内包している無意識な部分もアウトプットの一部であるから、それも含めたブランドを構築する。「遊びとは、生産性に結びつかないもの」福岡伸一先生との対談も面白い。

ちょっと文体が苦手…だが読んでるうちに、史実とされる話も「これは創作っぽい」という感覚というか勘所がつかめてきた気がする。研究者は常に一次資料を重視する。

その言語世界に自分ごととして入り込む（著者は「真に受ける」と表現）ことで、話者としての身体性を獲得していく。そしてそれが人格や人生観を形作っていく。そのさまが興味深く面白い本。

後作から読んでしまったが、やはりじゃがいもの項が面白い。こんなに派生があるんだ。文法は共有されにくいが寿命は長い。逆に語彙は共有されやすいが寿命は短い。方言周圏論と区画論のどちらに立つかは、語彙を中心にみるか文法を中心にみるかにもよる。そろそろ本を閉じて、外へ出よう。

通勤のバスの中で１０問ちょいずつ解いた。11周。

色彩、タイポグラフィなどのテーマごとに章立てして、そのテーマにおけるデザインの基本的な考え方を提示した上で、それにまつわるパワポの機能を紹介…という構成が秀逸。色彩の明度彩度色相については確かに理にかなった考えで、ちゃんと勉強する意味がありそうだ。この本を活用すれば表現の幅が広がることは間違いない。パワポ使わない部署に異動しちゃったことが悔やまれる。

あまり期待せず半ば義務感に駆られて読んだが結構面白かった（学園闘争のくだりはちょっとしんどかったが）。現場に足を運んで丹念に検証する。調書の文字で伝わらないニュアンスを感じ取る。それらの大切さを痛感した。収穫が保証されるわけではないから実際には途方もない作業なのだろう。

うちの子もしかしたら発達障害かも…そうじゃないと思いたい…という親の心理をついた商業的意図が透けて見える本。発達障害は単に切り口のひとつで、睡眠を重視すべしという子育て本だった。立派な原始人を育てる、というのはいいキャッチフレーズだなと思う。