トルコのクンピル、イギリスのジャケットポテトはよく似ている(丸ごとのじゃがいもを蒸すか焼くかして中に美味しいもの達をはさむ)。これは家でも作れそう。インドのバーガーとして紹介されているウァダーパーウ(スパイシーなマッシュポテトを丸めて揚げてパンにはさむ)、パックマンに似ている。どれだけ口を開けてもパンと具を一緒に嚙みとれる気がしない。
写真がどのページもきれい。鮮やかでくっきりとした市場の様子にまったく未知の料理。巻末にはページごとに撮影者の名前。料理の紹介も短いのにぎゅーっと知らない事柄が詰まっている感じ。図書館から借りた本だったけど、これは買おうと思う。カンボジアの生の胡椒を使った料理は“チャーモッチァムォーイマレッ”。インドの“パニプリ”は、球状の揚げ菓子に親指で穴を開けてジャガイモやパクチーを詰め、スパイスを溶かした水を穴にすくって食べる。ほんと未知。
生で食べるんだと知ったのは、オランダのハーリング(生のニシン,玉ねぎとキュウリのピクルス添え)とドイツのメットブレッチェン(生の豚ひき肉、玉ねぎなどのオープンサンド)、カンボジアのチャーモッチァムォーイマレッ(生のこしょうをイカと炒めたもの)。生のこしょう、食べてみたい。乾燥したものよりも辛みは弱くさわやかな香りだそうだ。実が鈴なりになった小さな房ごと炒めた料理の写真もきれい。
トルコのクンピル、イギリスのジャケットポテトはよく似ている(丸ごとのじゃがいもを蒸すか焼くかして中に美味しいもの達をはさむ)。これは家でも作れそう。インドのバーガーとして紹介されているウァダーパーウ(スパイシーなマッシュポテトを丸めて揚げてパンにはさむ)、パックマンに似ている。どれだけ口を開けてもパンと具を一緒に嚙みとれる気がしない。
→血の滴るような生々しいセンチメンタリズムこそが、じつはほんものの、か、革命家の資質だとわかったからなんだ。いまさらだけど、野枝、き、きみはほんものだよ。ほんものの同士だ”(p469)
“誰かの演説や書物に感化されて目覚めた自分たちとは根本的に違っているのだと近藤は思った。野枝のそれは、いわば天然の思想だ。頭で描いた主義主張とは縁のないところで、ただ必要のために生じてきたひとつの心理。小さな村の共同体の中で育った彼女こそはある意味、社会主義の理想的なありようを、同士の誰よりも正確に、身体で知っているのかもしれなかった”(p554)
→面白かった。半鎖国を貫き、公立学校の教育は英語で行われるため学位は英語圏の大学で取る人が多いとのこと。2011年の話なので、今現在この国家プロジェクト(雪男じゃない生物多様性のほう)の成果も知りたい。
読書メーターを使い始めて4年が経過しました。この場所、読み友の皆さんのおかげで、本を読む楽しみが大きく広がっています。今後ともどうぞよろしくお願いします。
本屋さんや図書館で本を選びながら、自分の他にどういう人たちがこの本を読んでいるのか常々考えていましたが、そんな疑問もここで初めて解決しました。自分の書いた感想を読み返すと、登場人物の名前を羅列することが多いのだなと気が付きました。名前または文をどこかしら書き抜いておくことで、その本のことをとても思い出しやすくなりました。
年間100冊弱というペースもわかり、現在48歳ですので生涯に読めるであろう冊数も見えてきます。それを思えば本棚の本たちも手放しやすくなります(もう全部を読み返すことはできない)。
読んだことを忘れてしまわないようにこれからも継続して感想を書いていきたいと思います。
■読書メーターに感想登録済みの中で特に好きな本、衝撃を受けた本
国語教師、誕生日パーティ、サイコセラピスト、消えた子供、ジェイコブを守るため、すばらしい新世界、ルート66(上・下)、緋の河、イタリアン・シューズ、わたしのなかのあなた、石のささやき、白の闇、怒り(上・下)、パチンコ(上・下)、森の中に埋めた、ゴールデンカムイ、黒い睡蓮、ミドリのミ、閉じ込められた女、男たちを知らない女、ブラッド・ランド、君は永遠にそいつらより若い、奇妙な人生
■読書メータに感想未登録だがとても好きな本、衝撃を受けた本
『蜘蛛女のキス』『赤い唇』 マヌエル・プイグ
『手仕事の日本』柳宗悦
『ひと呼んでミツコ』姫野カオルコ
『あなたに似た人』ロアルド・ダール
『料理人』ハリー・クレッシング
『破壊者ベンの誕生』ドリス・レッシング
『二十日鼠と人間』スタインベック
『五匹の子豚』『杉の棺』などのクリスティ
『少年は残酷な弓を射る』ライオネル・シュライヴァー
『サラの鍵』 タチアナ・ド・ロネ
メアリー・ポピンズのシリーズ(風に、帰ってきた、とびらを、公園の)
『ある朝、シャーロットは...』などのペネロピ・ファーマー
『麦と王様』などのエリナー・ファージョン
『砂の妖精』などのネズビット
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生で食べるんだと知ったのは、オランダのハーリング(生のニシン,玉ねぎとキュウリのピクルス添え)とドイツのメットブレッチェン(生の豚ひき肉、玉ねぎなどのオープンサンド)、カンボジアのチャーモッチァムォーイマレッ(生のこしょうをイカと炒めたもの)。生のこしょう、食べてみたい。乾燥したものよりも辛みは弱くさわやかな香りだそうだ。実が鈴なりになった小さな房ごと炒めた料理の写真もきれい。