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2024年5月の読書メーターまとめ

くみん
読んだ本
12
読んだページ
3435ページ
感想・レビュー
11
ナイス
73ナイス

2024年5月に読んだ本
12

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

くみん
ネタバレ誰かの役に立ちたいって素直に思える心を持てることは人としてとても真っ当で、もうそれだけで自分の人生を生きているって感じがした!都会で暮らしている多くの私たちはあれこれ考え忖度して人に世話を焼くことも誰かのためになろうってことも放棄している感じ、煩わしく思ったり大波に揉まれたりしながら、ホントはこんな温かい世界をみんな羨んでいる。たまたま家族には恵まれないみんなだけど制約のある中で次々自分の未来を開拓し古いモノや大事なことを見落とさない。これが毎朝新聞で読めたなんて最高だっただろうなー。ネネがまた愛おしい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
11

くみん
ネタバレこだわり抜いた工芸館の床材のこと、棟方志功との関係、蒐集にまつわるエピソード、2回の盗難事件、昔は業者がなくて自力で絵を運んだ話など…春の初めに行った大原美術館を思い出しながら!信頼できる画商あってこその蒐集、そして石橋の存在。東京画廊から入った関根正二《信仰の悲しみ》、石橋が残念がってその後《少年像》を収蔵、細川家のセザンヌ自画像がブリヂストンに入り大原悔しがる…などの東京画廊山本孝さんとの対談がとてもおもしろかった、購入に至る経緯、決断、駆け引き。ひとつひとつの作品には知られざる歴史があるのだなー。
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くみん
ネタバレこの巻もあっという間に。光君の名プロデューサーぶり、栄華の頂点。「不吉な予感がするほどにかわいらしい」「そんなに深く思ってないことでも愛情こめたふうに言えるのが光君という人なのです」「やむにやまれぬ恋に胸を痛める癖」「いったん恋をしたら忘れない性分」…などという筆致がすこぶるおもしろくて角田光代源氏に夢中。光る君へと同時進行、めくるめく愛情の駆け引き、これをまひろが書いたのかーと紫式部のリアルと想像の宇宙にこちらの頭の中も平安ラブ、姫君に贈る装束の色合いや柄、どれを誰に、そんなところもおもしろポイント。
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くみん
ネタバレこわいものなし、自信満々の光君の女遍歴ものがたり、須磨に飛ばされ戻ってくるまでの2巻もあっという間に読了。災いがあるとすべてもののけの仕業となり、罰を受ける段になると前世からの因縁とやらになるこの世界。今の世に照らしてみればおいおいおい、の世界だけれど、どっぷり光君の香りに浸りながら読んでいるからさにあらず、君をいつも待ち焦がれる姫君たちの心持ちになって切なさでいっぱいになってしまうのだ。角田さん書かれていたけれど六条御息所、モンスターのようなお方なのかと思っていたけれどまるで違う印象、痛々しいことよ。
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くみん
ブランクーシ展土曜講座@アーティゾン4月20日のお話が大層面白かったので講師平野幸浩さんの本を。極度の人見知りであったブランクーシが胸襟を開いた数少ない友人デュシャン、若い頃はブランクーシ作品の売買で生計を立てていたこともこの本に書かれていた。本の造りが洒落ていて、デュシャンの便器のオリジナルは存在しないということなど活動の時系列で示され初心者にも楽しい。マルチポートレートのデュシャンとても素敵だな。ひとつ展示に行くとどんどん世界が拡がり未知だった現代美術も楽しめるようになるのだものね、素晴らしい世界。
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くみん
ネタバレ大河を欠かさず楽しみに見るの初のこと、光る君へが楽しみすぎて何度となく挫折した源氏物語手に取る…なんて面白いの!一気読み。女が本格的な学問を徹底的に極めるなんてかわいげがないと噂する男ら、光君に興味を示され面倒なことになったと嘆く仕える者、手紙を送り続けるもここでやめたら負けだと思う光君、世間の女達の様子を何気なく聞いてこれだと思った人のことは気に留めておいてからモノにする。平安貴族のマメさと文の重要性、待つばかりの女たちは愛されるほどに苦悩が深まる、ドラマに登場した嫌がらせシーンも早速。
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くみん
ネタバレやっぱり好きだなぁと思いながら一気に読了、言葉の選び方が好き。「建物に宿る長年の記憶…有効活用という言葉にひっかかる…役に立たなければ意味がないという含み…」ゴヤ、ベラスケス、青木繁、坂本繁二郎、夏目漱石、三島由紀夫…アーティゾンの展示を思い起こしつつ。「わたし」というものを追い求め表現し続けるアマノジャクスピリット!へそまがりな見ざる聴かざる知らざるの性分!ほんと面白かったし、ラスト謙虚な筆致には膝を正しつつ味わった、生きよう、わたしも思えた、そしてやっぱり芸術は必要だし森村さんのご実家よ永遠にと。
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くみん
半分読んで浅川巧「朝鮮の膳」読んでみたいなと思ったところで夕刊に目を通してみたらなんと!「韓国で今も敬愛される2人の日本人負の歴史乗り越え友人に日韓友好を願い追慕祭」韓国で亡くなった浅川の記事でした。日本へやってきたワグネル、フェノロサ、クリストファードレッサー、ダウ、フランクロイドライトから始まって日本民藝の柳宗悦ら、大学や民藝館の歴史、生年没年など細かい情報満載でアーツアンドクラフツからの流れ理解。「美術」の語を設定したのは明治の日本であり、漢字の起源である中国に「美術」という語を伝えたのも日本と!
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くみん
旅行先ではどんどん話しかけてみるべし、と書かれていたけれどホントそう。こちらから話しかけたわけでもないのにあちらこちらで助けてもらったのは今でもいい思い出。ローマでは英語堪能のチャイニーズにレストラン前で助けられ、道に迷ったベルギーのヘントではプラダのバッグのマダムに、反対のトラムに乗ってしまって降りた人気のない路地ではなぜか日本語堪能なマレーシア人に、などなどー。この方のように暮らすようにゆったりとした旅って欲張りな私には到底真似できないけれどやっぱりまたどこかへ出かけてみたくなる。
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くみん
Twitterでのつぶやきからこの方を知って。最近になってまた旅行を再開されたようだけど、日本の政治の不始末と言える円安で特にヨーロッパ方面は20万円では厳しい現実。わたしもこんな円安になる数年前にヨーロッパ1週間何度か行ったけど、航空券とホテルをセットで買って現地では鉄道で移動し、ひとり20万は余裕だったな。まだまだ行きたい美術館があるのだけど行ける日が来るとはあまり思えない。巻末の英会話集がとても役に立ちそう、行動を起こせない今まずは英語力をアップせねばならぬ。
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くみん
この本で矢橋六郎という人を知った、いつも通っている丸の内有楽町界隈にモザイクアートがあるのだな、さっそく Googleマップにクリップ📍帝国劇場ロビーの猪熊弦一郎のステンドグラスもなかなか行くことがないから気になる、来年取り壊しの予定だけれどこれは残してほしいな。日田、上田、唐津、旭川、新潟!鳥取…また行ってみたい町が増えた。
くみん
ネタバレ誰かの役に立ちたいって素直に思える心を持てることは人としてとても真っ当で、もうそれだけで自分の人生を生きているって感じがした!都会で暮らしている多くの私たちはあれこれ考え忖度して人に世話を焼くことも誰かのためになろうってことも放棄している感じ、煩わしく思ったり大波に揉まれたりしながら、ホントはこんな温かい世界をみんな羨んでいる。たまたま家族には恵まれないみんなだけど制約のある中で次々自分の未来を開拓し古いモノや大事なことを見落とさない。これが毎朝新聞で読めたなんて最高だっただろうなー。ネネがまた愛おしい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/09/12(2104日経過)
記録初日
2018/09/08(2108日経過)
読んだ本
641冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
149799ページ(1日平均71ページ)
感想・レビュー
629件(投稿率98.1%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

2018年9月12日〜図書館で借りた本の忘備録として。毎日家族のごはんを作るパートタイマー。料理本ながめるのが好き、美術館が好き、ひとり映画三昧好き、生まれついてかれこれ半世紀。秋田→→→千葉県。

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