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2024年5月の読書メーターまとめ

choku70
読んだ本
3
読んだページ
771ページ
感想・レビュー
3
ナイス
22ナイス

2024年5月に読んだ本
3

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

choku70
ネタバレまずは、タイトルにからめて「花束みたいな恋をした」の話。骨子は、長時間労働だからじゃないの?いや、昔から日本は長時間労働だった。じゃあ、なぜ?そこから明治以来の労働史、読書史が語られ、全身全霊を仕事につぎ込むことを要請される現代の働き方が指摘され、重要なポイントでは必ず「花束みたいな恋をした」が振り返られ、最後に、半身で働く社会をめざしませんか?という訴えかけるところでfin。◆「働きながら本が読めなくなるくらい、全身全霊で働きたくなってしまう」ように個人が仕向けられているのが、現代社会なのだp.246
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
3

choku70
ネタバレ読書室ポワロで読んだ中江有里「万葉と沙羅」の影響が自分の中に色濃く残り、夜分に唐突に無性によみたくなり居ても立ってもいられず福永武彦「廃市」目当てでKindle購入。◆おそらく柳川をモデルにした風情あふれる水郷。けれどそこは退廃に満ちた時の止まったと住む人も自嘲する街だった。そこへ一夏の勉強場所として宿を借りた青年が出会う人々。綺麗には結べない、いびつな五角関係が描かれる。見ないようにしてたのか蓋をしていたのか、最後の最後に自分の気持ちに気づくだなんて。
choku70
ネタバレまずは、タイトルにからめて「花束みたいな恋をした」の話。骨子は、長時間労働だからじゃないの?いや、昔から日本は長時間労働だった。じゃあ、なぜ?そこから明治以来の労働史、読書史が語られ、全身全霊を仕事につぎ込むことを要請される現代の働き方が指摘され、重要なポイントでは必ず「花束みたいな恋をした」が振り返られ、最後に、半身で働く社会をめざしませんか?という訴えかけるところでfin。◆「働きながら本が読めなくなるくらい、全身全霊で働きたくなってしまう」ように個人が仕向けられているのが、現代社会なのだp.246
が「ナイス!」と言っています。
choku70
ネタバレ察してほしいばかりだった主人公が、ちゃんと自分のしたいこと、自分の気持ちを告げられるようになり、やりたいことも見つけられたところは成長していて、出会いの紆余曲折はありつつも、後味はさわやかな小説でした。◆途中、こんなに違う人に会ってきたのに元に戻って終了?と思いきやそうはさせず。だからこそ、最後の一文が効いてくるなあ。◆ただ、現実に引き寄せちゃうと、出会いがないなら試行回数を増やせばいいってアドバイスあるけれど、打席に立ち続けるのもそれはまたしんどいよね、という思いも。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/10/07(2079日経過)
記録初日
2023/11/05(224日経過)
読んだ本
41冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
10698ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
41件(投稿率100.0%)
本棚
1棚
性別
URL/ブログ
https://twitter.com/choku70
自己紹介

主戦場はブクログ。Id:chokusunaでやってます。読書メーターにはブクログからの抜粋をのせてます。◆札幌在住 。好きな読書会は「雨デモ晴レテモ」「agora book club」です◆カフェめぐり、本屋めぐり、オスマン帝国、トルコ共和国を愛して止まないです。好き→三浦しをん、高野秀行、北海の魔獣あざらしさん、田素弘「紛争でしたら八田まで」、ウォン・カーウァイ監督「恋する惑星」、「オネアミスの翼」。

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