ネタバレテレビからはうかがいしれない若林さんの超ネガティブ思考。ネガティブなのだが、芸人仲間や先輩たちのアドバイスにより、それでいいのだ、的な考えに落ち着くのが少々ネガティブな私には心地よい。全盲で落語家を目指す少年と師匠のやり取りなどは、清々しい気持ちにさせてもらった。盲学校の子どもたちが春日さんに群がるところ（見た目のインパクトではなく、春日さんの自信に惹かれる）は色々考えさせられましたな。ネガティブな人はポジティブになるのではなく、ネガティブなままで楽しく生きるようにしなければならない、は非常に共感できた。

ネタバレ突然やってきた自称「火星人」。セールスマンかと思われたが、「狂暴な男」との事前情報もあって妙な駆け引きが続く。終わりなき押し問答。何が本当で何が嘘なのか？男は本当に火星人なのか？終始男に翻弄される主人公。物証が無いものを証明することの難しさ。いつのまにか、自分は地球人なのか？火星人なのか？わからなくなり最後は精神病院へ。ここは病院なのか？それとも・・・。SFホラーです。引き込まれました。

ネタバレ「日本」「アウシュビッツ」「第二次世界大戦」などが作中では小説として登場する、まるでパラレルワールドのようなディストピア小説。序盤から中盤は普通に面白い。終盤はそれまでの謎が徐々に明らかになり少々複雑に（再読せねば）。国力の違い、独裁者の思惑、情報操作、登場人物達の過去など様々なものが複雑に絡みあう。こういう作品、好きです！

ネタバレテレビからはうかがいしれない若林さんの超ネガティブ思考。ネガティブなのだが、芸人仲間や先輩たちのアドバイスにより、それでいいのだ、的な考えに落ち着くのが少々ネガティブな私には心地よい。全盲で落語家を目指す少年と師匠のやり取りなどは、清々しい気持ちにさせてもらった。盲学校の子どもたちが春日さんに群がるところ（見た目のインパクトではなく、春日さんの自信に惹かれる）は色々考えさせられましたな。ネガティブな人はポジティブになるのではなく、ネガティブなままで楽しく生きるようにしなければならない、は非常に共感できた。

ネタバレ安部作品に慣れていないのか、いたるところで行ったり来たり繰り返し読まないと理解が難しかった感あり。顔を失った男の葛藤の連続。自分とは異なる顔の仮面を自主制作し、それを付けては外しの二重生活。仮面を付けた時の自分は気が大きくなり、徐々に支配的に。なんと仮面の男として妻を誘惑。行動、気持ちを手紙に残したばっかりに、妻には愛想をつかされ・・・。最後は手紙で大人の罵り合いみたいになってしまい。人間の本性を見せつけられる箇所が多々あり、少々ブルーになってしまいました。