本屋で平積みされ特設コーナーができていた本。1986年初版ながら、最近話題になっている本っぽい。物事について深く考える事で未来予測的な事も語られている。「コンピューターに出来ない仕事をどれくらいよくやれるかで人の有用性が決まってくる」等。自分も未来予測をしたくなってきた。「6月のフェーン現象でたびたびその日の日本最高気温を記録する北海道オホーツク地方。そのオホーツクでは今年、日本の歴代最高気温を塗り替える程の高温に見舞われる。」

相場氏の物語には度々、負けん気の強い女性が登場するね。しかも酒呑み。今作、容姿に触れる記述は見受けられなかったけど、きっと「イイ女」に違いない。こんな人と酒場のカウンターで知り合ってみたいな。物語が新たな展開に移るキッカケがスマホの着信に頼り過ぎるのが気になる。最近のドラマや映画もその傾向が強いのだけれども。携帯電話が普及していなかった頃、物語の展開点はどう描かれていたのかな。

次々と新たな場面に移り、新たな人物が登場する。この場面はドコで繋がるのか〜？とモヤモヤしつつ読み進める。「黒澤」が再度登場した場面ではホッとしたが、依然、隣人夫婦やイジメられっ子とは結びつかず。東野圭吾「白夜行」は新たな人物が登場しても2〜3頁読み進めれば、既存の人物と繋がってスッキリ読めたのに。して、結局は短編集なんか〜い。これが伊坂幸太郎ワールドなのか。んまぁ、これ以上新たな人物が登場したら物語が把握できなくなってしまう〜というスリリング感も楽しめたので、自分の読書力も多少は向上したのかと感じた。

【友人の誕生日には本を贈ろう→贈る前に自分でも読んでみるキャンペーン⑩】行きつけ居酒屋マスターの奥さんの誕生日に贈る。ただ単に自分が読んでみたかった本。リーディングは何か哲学的なオカルト的なものを感じる。今のとこ実践してみるつもりはないが習得した感覚を味わってみたい。読書の素晴らしさについての記述もあるので、そこはGOOD。

【友人の記念日には本を贈ろう→贈る前に自分でも読んでみるキャンペーン⑨】行きつけの居酒屋マスターの誕生日に。大の永ちゃんファン。本作内で語られているアルバム「Last Song」も思わずレンタルしてしまった。一曲目の「イッツアップトゥユー！」がお気に入り。

【友人の記念日には本を贈ろう→贈る前に自分でも読んでみるキャンペーン⑧】バイト先のお局様との人間関係に永年苦しんでいるあのコへの誕生日プレゼントに。苦手な人への対策をもっと掘下げてほしかった。途中から「チーム力を発揮する」だの「今の自分とうまく付き合う」だのタイトルに偽りありな展開に。思ってたのと違う。んまぁ、よくある事やな。