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2024年4月の読書メーターまとめ

こり
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感想・レビュー
11
ナイス
827ナイス

2024年4月に読んだ本
11

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

こり
[5] 鮮やかな表紙に惹かれたものの挫折しての再挑戦。大井川手前で足止めされていた楽翁こと元老中松平定信が、戯作者・栗杖亭鬼卵(りつじょうていきらん)が煙草を商う「きらん屋」を訪ねたことから始まり締めくくられる物語。初めて書いた狭山の『失政録』から狂歌の真髄を知る鬼卵。「卵を握るように優しく握った筆から暴れ出た鬼」に関わる文人墨客や女性達が魅力的です。自身を顧みる定信、その人と知らぬ振りでピシリ辛口の鬼卵にぞくぞく!更科姫と山中鹿之助など、もっと知りたくなる素材がいっぱい。読んでよかった一冊。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

こり

東京国立博物館でデジタル体験してきました。 【日本美術のとびら】では「花下遊楽図屏風」高精細複製品の鑑賞。文化財の茶碗に触って回したり。江戸城天守のVRも。

東京国立博物館でデジタル体験してきました。
【日本美術のとびら】では「花下遊楽図屏風」高精細複製品の鑑賞。文化財の茶碗に触って回したり。江戸城天守のVRも。
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2024年4月の感想・レビュー一覧
11

こり
[27] 薪炭屋の備後屋へ内儀として迎えられる川口屋の女郎・お喜多さんが抱えている苦しみ。 武士だった過去がちらり、おゑんさんの秘密の一片を知って魅力を増す甲三郎にときめき。 後半では頁をめくるたびに明らかになる展開。もつれた糸をほぐすおゑんさん自身や周囲も経験していた、現代にも通じる忌まわしい記憶。ざっ、ざっ、ざっ。 でもラストでは穏やかな幸せの予感が。第4巻まで一気に楽しめたあさのワールド。次号が早く読みたいです。
Nyah
2024/04/28 09:31

これは1-2くらい読んだ覚えがありますが、そのまま。あさのさん、多作過ぎてシリーズ追いかけるのが大変😅。そのうち読みます。

こり
2024/04/28 11:34

Nyahさん、あさのさんは多作ですよね!わたしも弥勒を読みたいけど手が出せないまま(^^;)このシリーズも心に残るのでゆっくりどうぞ♪

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こり
ネタバレ[26] 1年前の再読。吉原で起きた連続殺人事件、おゑんさんまで襲われた原因の奇妙な毒物。 おゑんさんに惚れる最高位の花魁・安芸、武家の縛りゆえに命を落とした由利と甲三郎。 仇討ちが絡んだ糸をほぐしていくプロセスが面白いです。 駆け込んできた女性を励まし、あくまで味方でいてくれるおゑんさんの第1巻から変わってゆく表情。 おゑん・末音・お春の過去が分かったので、より深くしみじみと味わえた第3巻。連載をまとめた単行本にありがちな読みにくさがない一冊でした。
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こり
ネタバレ[2] 親孝行・嘘・黄泉比良坂・慈悲・真実・無間と鐘をめぐる連作短編集。遠州のお寺にあった梵鐘のミニチュアを撞けば現世は富貴に恵まれるけれど、来世は無間地獄、子も今生で地獄。最終章でわかる舞台は戊辰戦争後に蝦夷へ向かう廻船。語り手の十三童子は冷泉天皇譲位直後に寺の小僧になったという時を超えた存在で「柿衣に八目草履。首から結袈裟、手には錫杖」と冒頭だけでも2回繰り返される。地獄に落ちそうな人だけでなく童子の絵があればよかった。西條奈加『無暁の鈴』をイメージしていたけれど、ミステリー好きな方は楽しめるかも。
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こり
おとぎカンパニーシリーズ。あまりピンとこなかった表題作。そこまで緊張する場面はなくなったなぁの◇緊張の〝人〟。やりたいことが無事に見つかった若者が微笑ましかった◇牛さん。「痛みは痛みで必要」。無理をしないようにのサインと考えれば楽になるかも◇イタミの蝶。作家は身につまされそうな◇原稿中。締切が先の仕事も早めにやろうと思っちゃいました(^^;)やっぱり田丸ワールドは効きますね~。
タイ子
2024/04/22 17:29

締め切りの話は田丸さんの本心かもね。牛の話はなんだかほっこりと良かったよね♪

こり
2024/04/22 19:54

タイ子さん、当たり前な日常をここまで集めて本にするのは並々ならぬ才能だよね。食べてすぐ寝るの、罪悪感がなくなったわ~(笑)

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こり
[5] 鮮やかな表紙に惹かれたものの挫折しての再挑戦。大井川手前で足止めされていた楽翁こと元老中松平定信が、戯作者・栗杖亭鬼卵(りつじょうていきらん)が煙草を商う「きらん屋」を訪ねたことから始まり締めくくられる物語。初めて書いた狭山の『失政録』から狂歌の真髄を知る鬼卵。「卵を握るように優しく握った筆から暴れ出た鬼」に関わる文人墨客や女性達が魅力的です。自身を顧みる定信、その人と知らぬ振りでピシリ辛口の鬼卵にぞくぞく!更科姫と山中鹿之助など、もっと知りたくなる素材がいっぱい。読んでよかった一冊。
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こり
[25] 大店の家付き娘を描く2編。◇竹が鳴くは今が旬の筍から。材木問屋の江代が父親の判らない子を孕んだ女中を連れてやって来る。ここでもやっぱり婿も恋人も勘違い男で、江代の「うるさい男」を黙らせてきた過去に驚きつつ、行動力に拍手も。おゑんさんが子どもを持てないわけや、悲惨な記憶に更に酷い事実も明らかに…。 ◇花冷えては堕胎にはふれず、印弗魯英撒(インフルエンザ)どころか「娘コロリ」という流行り病にまつわるミステリー仕立て。現代にも通じる問題で何とも重苦しい展開でした。
がらくたどん
2024/04/23 17:07

<江代の「うるさい男」を黙らせてきた過去に驚きつつ、行動力に拍手も。>お江代さん、茂三郎旦那じゃないですが「稀有な女人」でありましたね♪「この世に人ほど面白いものは、ありませんなあ」の言葉は物語をせっせと読む自分の本心を言われたようでちょっとドキッとしました( *´艸`)

こり
2024/04/23 20:41

がらくたどんさん、江代さんのように思い切った行動ができていたら、もう少し豊かな人生が送れたかも⁉と振り返ってしまいました(^^;)本の中でも読書メーターでも、様々な人と触れ合えるのが楽しみの一つですよね。共読コメント☆ありがとうございました。

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こり
[24] 新刊のため第1巻から。◇春の夢はアンソロジー『いやし』で既読。お春が悲惨な経験から立ち直っておゑんの助手となるまで。もうほんと許せない男達め!◇空蝉の人は大名の側室に取りついた鬼達をおゑんが退治する顚末が面白いのに、3話が凄すぎて印象が薄く気の毒◇冬木立ちは異国から漂着した船医の祖父から始まるおゑんの壮絶な過去。「胸にしまい込んだままの言葉は腐って異臭を放つ」「悔みや未練をいっぱい背負って、赦してもらいたいこと・赦したいことも抱えてあの世に発つ」心に刺さるあさのさんの言葉たち。やっぱりよいです。
がらくたどん
2024/04/23 16:18

読みました♪そうだそうだ、お春さんはあんな大変ないきさつがあってここで働く事になったんだ・・といろいろ思い出しながら。「心に刺さるあさのさんの言葉たち。やっぱりよいです。」うんうん。闇を見て底に暮らした経験が正論では届かない助けの手を差し伸べてくれますね。良い再読の機会を本当にありがとうございました。

こり
2024/04/23 20:35

がらくたどんさん、わぁ!再読されましたか(^O^)そうそう、第3巻で春さんや末音さんの位置付けがわからなかったのが最初から読むことにしたきっかけでした。おゑんさんも春さんに助けられていますもんね。

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こり
50巻の続き。直之進の有望な弟子・源六が虚無僧に懸想されたばっかりに心中と見せかけて殺されてしまい、殺人鬼・死神を現場に置き忘れた本と源六の店名提灯から辿って成敗。危うかった珠吉は持ち前の頑丈さで乗り切って救出され、浅草寺五重塔に吊るされずに済んでほっ。前号で透けて見えたおつなは記述なし。今号も佐之助の活躍はなく米田屋もご無沙汰で、今やタイトルからもかけ離れて寂しいです。※死神の僧侶名が候林・侯林とバラバラ。
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こり
江戸時代は田舎の麻布・おはぎ長屋。鳩塾で一緒だったお麓・お菅・お修の三婆が、助けた少女に「お萩」と名付けて育てることに。それぞれのエピソードや和歌が挟まれながら、実は瑠璃姫だったお萩が悪殿をやっつけて幸せを感じさせるラストへ。 何十年も前に読んだ有吉佐和子『三婆』を思い出すキャストで、現代にも通じる問題をあぶり出した西條ワールド。おいしい和菓子を食べながら京都へ向かう道中を描く続編を期待です。※「いとせめて恋しき時はむばたまの 夜の衣を返してぞきる」小野小町
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こり
2018年発行。第1巻の10年後から。蔦屋重三郎が冴えて、やっとタイトル通りの内容に。松平定信の弾圧が更に強まり、黄表紙作家が筆を折る事態に。平格も定信を殺したい願望が顔に出てしまうほど。そんなとき重三郎が頭巾の浪人に襲われたため、上司の気配りで警護することに。薬湯のにおいを手がかりに事情を探り出した2人。出来過ぎながら重三郎の魅力あふれる展開へ…と!ショッキングな知らせも。しかし史実を踏まえた記述は苦手なのか6年も放置の上、大河を控えたチャンスに第3巻が出ない。重三郎が知ったらがっかりするでしょうね。
こり
2024/04/10 21:14

浪人の正体は東洲斎写楽こと洛東周五郎。この経緯は他の作家も読んでみなくては。

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こり
2017年発行。7年前に読んだのに何の記憶もなく来年の大河予習に再読。メインは黄表紙作家・平沢平格55歳。 蔦屋は目が鋭く両頬がふくらみ、額が広く唇が厚く耳たぶたっぷりという表紙と感じが違う描写。川に落ちた中間・忠吉を飛び込んで救った平格に、牛の味噌漬や朱雀鶏の丸焼きを持参して回復を助ける。判じ絵の謎を解いて殺人事件を解決し、その功績は平格に。ラストは平賀源内・笠松克太郎の死を偽装して2人を遠州相良へ逃がす。とりあえず紹介だけねの第1巻でした。
こり
2024/04/09 17:25

miraiさん、第2巻はおススメできそう♪第1巻は登場人物が多いけど、出版関係以外は流し読みで大丈夫(←怒られる^^;)。

こり
2024/04/10 21:11

【訂正】平沢平格は55歳ではなく44歳です。間違えました。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/11/24(1997日経過)
記録初日
2018/01/05(2320日経過)
読んだ本
851冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
252812ページ(1日平均108ページ)
感想・レビュー
716件(投稿率84.1%)
本棚
11棚
性別
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

いつもありがとうございます。2024年の目標☆とても好きな歴史・時代小説作家さんの新作を追っかけつつ、ずっと読みたかった本を押さえていくこと※感想[○]は読メ開始後の読了数(除アンソロジー・むかし読んだ本)

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