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2024年4月の読書メーターまとめ

tosca
読んだ本
12
読んだページ
3475ページ
感想・レビュー
12
ナイス
544ナイス

2024年4月に読んだ本
12

2024年4月のお気に入り登録
1

  • ジャビ

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • Yamaちゃん#関係者募集中(メッセから)#低浮上 Ritoとペア画中
  • ジャビ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

tosca
18歳と8歳の姉妹の40年を描いているのだから長い。娘がバイトで貯めた入学金を男に貢ぐ母親、その男は幼い妹に虐待まがいの扱いをする。そんな嫌な感じの出だしから、雰囲気が変わるのは喋る鳥・ヨウムのネネとの出会いから。津村記久子さんによるネネのキャラクターは最高。プロコル・ハルムの「青い影」を悦に入って歌うヨウムの姿を想像するだけで嬉しくなる。大学を出て正社員になるとか金儲けをするとか有名になるとか、そうじゃない違う生き方が当然あって、水車小屋があってネネがいて、満たされた人生がそこにはある
hutaro
2024/04/21 19:23

これとても気になっています。面白そう!何だか心が温まりそうな本ですね。最近ちょっといろいろ疲れてきましたので、癒されたい気持ち満載です笑

tosca
2024/04/22 18:21

hutaroさん、お疲れさまです。ちょっと長く感じる部分もあるかと思いますが、間違いなく心が温まります!私は津村記久子さんの感性がとても好きなので、少し評価が甘くなりがちですが、オススメできると思います…でも、hutaroさんの採点は割と厳しいから、どうなのかなぁ(笑)

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
12

tosca
ネタバレ子供目線で書かれた子供の日記を交えて進行していくのはなかなか面白かった。事件の意外な真相が分かっていくあたりは、細部まで考えられていて、伏線回収の気持ち良さも味わえてスッキリしたが、これまで読んだカジタツ作品に比べて、なんとなくつまらなく感じたのは、家庭教師のキャラクターのせいなのかな。殺人犯が潜んでいるかもしれない屋敷で子供に探偵ごっこをさせる無神経さや、殺人事件が起きて喜んでいるような素振りを子供に見せたり、警察を小馬鹿にして情報提供を遅らせたり、硬いことは言いたくないが、コイツが嫌だったのだと思う
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tosca
今回は樺太にて、ロシア風サウナでの全裸シーン。ここは笑えるが、月島軍曹と鶴見中尉のエピソードはシリアス。アイヌの男の子、チカパシとイヌのリュウが最近のお気に入り
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tosca
ますます混乱してきた。杉元も不死身だけど、恐るべし土方歳三、いったい何歳なんだろう、強い。アシㇼパさんは杉元と離れ離れになり、とうとう樺太まで来てしまった。
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tosca
作品を理解できている自信は無いが、訳者あとがきにある著者の言葉「『物語る』という事で人は救われる」という事は分かった。「昔々、船乗りは読み書きができなかった。船の偉いさんは海図を読んだが、船乗りは通り過ぎる岬の一つ一つを物語で覚えた。どんな灯台にも物語があった」つまり物語を語ることが灯台守の大事な役目だったが、灯台は機械化され灯台守は不要になり物語も消えた。が、闇を導いてくれる灯台は自らが見つける物で、自分を客観視する力、自分を物語りに変える力を持った人間は強くなる…こんな解釈で良いのか?難しいよ、この本
ふう
2024/04/24 18:56

難しいですよね。難しいけど心地良い物語だと思いました。toscaさんの感想もすてきです。

tosca
2024/04/24 22:33

ふうさん、ありがとうございます!なかなか理解が難しかったですけど、素敵な本でした。ありがとうございました!

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tosca
18歳と8歳の姉妹の40年を描いているのだから長い。娘がバイトで貯めた入学金を男に貢ぐ母親、その男は幼い妹に虐待まがいの扱いをする。そんな嫌な感じの出だしから、雰囲気が変わるのは喋る鳥・ヨウムのネネとの出会いから。津村記久子さんによるネネのキャラクターは最高。プロコル・ハルムの「青い影」を悦に入って歌うヨウムの姿を想像するだけで嬉しくなる。大学を出て正社員になるとか金儲けをするとか有名になるとか、そうじゃない違う生き方が当然あって、水車小屋があってネネがいて、満たされた人生がそこにはある
hutaro
2024/04/21 19:23

これとても気になっています。面白そう!何だか心が温まりそうな本ですね。最近ちょっといろいろ疲れてきましたので、癒されたい気持ち満載です笑

tosca
2024/04/22 18:21

hutaroさん、お疲れさまです。ちょっと長く感じる部分もあるかと思いますが、間違いなく心が温まります!私は津村記久子さんの感性がとても好きなので、少し評価が甘くなりがちですが、オススメできると思います…でも、hutaroさんの採点は割と厳しいから、どうなのかなぁ(笑)

が「ナイス!」と言っています。
tosca
味方だと思っていたのに違ったり、誰が誰をハメているのか、ゴチャゴチャしてよく分からない。ピンチのまま次巻へ続く。ようやく小声で「チタタプ」と言った尾形、可愛げが出てきた
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tosca
世界の人口が80億人を超える一方で、3万種以上の動植物が絶滅危惧種と認定されており、絶滅リスクは100万種を超えるという推定もある。農地開拓や乱獲など人間が生きるための様々な人間活動により生物多様性の喪失が引き起こされている。筆者は増える人口を何としてでも減少させねばと訴えており、もっともだと賛同するが、人口減で少子化問題に悩む日本の現状とのズレもあり、しっくりこない部分もある。絶望的な状況にある地球、非常に興味深い内容だけに、多くの人が関心を持つようにもう一歩面白く読める工夫をしてもよかったのでは
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tosca
ネタバレル・カレの遺作との事で最後の作品に相応しく、スパイ小説ではありながら静かなしっとりとした小説だった。ロンドンの金融街でトレーダーだった主人公が、競争に嫌気がさして心機一転、ロンドンを離れて海辺の町で書店の経営者となる。静かに暮らすはずが、陰謀にどんどん巻き込まれるのだろうと勝手に思っていたら、そんなに派手なストーリーではなく、主人公の前に現れた不思議な男性を巡って時間も思考とゆったりと流れる。国家、情報機関に反旗を翻し自分を貫いた人間の孤独と哀愁、しんみりする
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tosca
魚の思考を脳を調べて明らかにしたいという研究だけど、魚だけでなく言葉を持たない生物が何をどのように、どれくらい深く考えているのかが少しでも分かれば素晴らしいと思う。実験に使う魚は自分達で釣って飼育して愛情を持って接しているらしい所は良いと思うが、痛い実験の場合は麻酔を使うというのはショック。魚は痛点が無く痛みを感じないものだと思っていた…因みに動物の実験や飼育を行う際には生命倫理に則った方法で行うようにという大学の規定に魚は含まれないそうだが、著者の研究室ではかなり配慮をしているようだ
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tosca
ネタバレミステリかと思って一生懸命読んだのに、怖くもなんとも無いホラーだった。中途半端に謎解き要素があったので変に期待した分、余計にガッカリ。どういう風に収束させるのかと思ったら、未知の事実やら取って付けたような理屈やしょうもないトリックで明かされる若干の謎解きっぽい部分と、残りの怪異は呪いとか邪悪な零とかそんな感じ。タイトルから考えたらホラーだろうに間違えて選んだ自己責任
が「ナイス!」と言っています。
tosca
ネタバレ貧しい漁村の悲劇である。村の貧しさや過酷さ、隣村までも遠く離れた不便さ、そして「お船様」と呼ばれる独特の慣習、これらの描写が重苦しく延々と続き、暗澹たる気持ちになっている所で、村の沿岸に荷物を満載した船が座礁する。お船様=神の恵みという教えを代々受け継いでいる村人は略奪や殺人を罪とも悪とも思っておらず、村を存続させるために出来上がっている慣習なのであるが、どう考えてもヤバい。でもギリギリで生きている村人を思うと、これが破綻しない事を願う気持ちになる。そして最後の最後に起こる事。何というストーリー。凄い筆力
が「ナイス!」と言っています。
tosca
舞台は1944年、ナチス体制下のドイツ。体制に抵抗する若者たちと見ないふりをする大人たち。自由に生きたいだけの彼らに共感し夢中になって読むが、守るものが沢山ある大人側の事情も理解できる。しかし一人一人の見えないふりが強制収容所という巨悪を放置してしまった。信念も信仰も組織も持たない少年少女を行動に駆り立てるのは自由でいたいという熱い想いだけ。平和な時代になってもなお無関心が続く現代のパートが恐ろしいが、ラストは少し光も見える
tosca
2024/04/03 13:22

kamakamaさま、コメントありがとうございます。いえいえ私もそこまで深く理解できている自信がありませんので、恐縮です。こちらこそ、ありがとうございます

マサキチ黒
2024/04/03 18:45

御意(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/07(1986日経過)
記録初日
2016/05/07(2930日経過)
読んだ本
812冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
283594ページ(1日平均96ページ)
感想・レビュー
726件(投稿率89.4%)
本棚
7棚
自己紹介

2018年11月に登録しました。読メでレビューを入力するようになってから、本の内容を忘れなくなりました(笑)
好きな作家
綾辻行人、皆川博子、佐藤亜紀

以前はミステリー、SFを好んでいましたが、最近はジャンルを問わず雑食です。
猫が登場する本と聞くと異常に反応してしまいます

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