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2024年5月の読書メーターまとめ

頭痛い子
読んだ本
10
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感想・レビュー
10
ナイス
91ナイス

2024年5月に読んだ本
10

2024年5月のお気に入られ登録
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  • m4

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

頭痛い子
面白すぎて一気読みした。すごい。なんだろう……これ読んだら、やっぱ日本のミステリー(特に最近売れっ子として売り出される作家陣の)とか、陳腐に思えて仕方ないんじゃないかな。月とスッポン並みに違うかもしんない。私は初読みだったけど、最後の最後まで展開がわからなかった。それは死刑当日まで。この『死刑執行まて◯日』って章も良い。序盤の頃は、比喩がウザったくって『なんなんだ?この鼻につく感じは』と感じたけれど、ところどころズバッと、人の本質見抜いてるような一文あったりでドキッとさせられる。
頭痛い子
2024/05/26 18:52

誰かのブログに書いてあったけど『厭人癖が強く晩年は孤独だった』という。神経質か繊細か。それでいて、この『人ってこんなんだよね!』を繰り出してくるの凄いな。それは勿論、作家本人の主観的考えなんだけど、大方の人間は【確かに】って頷けるんではなかろうか。古典に入るってことで手にしてみましたが、いやはや…おそれいりました。

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
10

頭痛い子
一気読みしてしまった。水商売に入ってしまった女の一人称視点から物語は進んでいく。わたしはスナックやらキャバクラに行ったことはないのだけど、夜の世界はこんなんなんやろな〜を疑似体験。水商売に入った24歳〜30歳までの女性の日常を垣間見た気がします。男側のノラリクラリが、やるせない。『誠実』って部分がこの物語には皆無で、母親が臨終するってときに、居たはずの父親は病院の公衆電話で競輪の結果を聞いており、娘に『…ダメか?』というシーンから物語は始まります。
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頭痛い子
面白すぎて一気読みした。すごい。なんだろう……これ読んだら、やっぱ日本のミステリー(特に最近売れっ子として売り出される作家陣の)とか、陳腐に思えて仕方ないんじゃないかな。月とスッポン並みに違うかもしんない。私は初読みだったけど、最後の最後まで展開がわからなかった。それは死刑当日まで。この『死刑執行まて◯日』って章も良い。序盤の頃は、比喩がウザったくって『なんなんだ?この鼻につく感じは』と感じたけれど、ところどころズバッと、人の本質見抜いてるような一文あったりでドキッとさせられる。
頭痛い子
2024/05/26 18:52

誰かのブログに書いてあったけど『厭人癖が強く晩年は孤独だった』という。神経質か繊細か。それでいて、この『人ってこんなんだよね!』を繰り出してくるの凄いな。それは勿論、作家本人の主観的考えなんだけど、大方の人間は【確かに】って頷けるんではなかろうか。古典に入るってことで手にしてみましたが、いやはや…おそれいりました。

が「ナイス!」と言っています。
頭痛い子
GWに屋久島に行き、宮之浦岳縦走をしてきた。雨の降り続く悪天候の中、計算して持ってきた食料からテントから持ちながら縦走したは初。どこ行っても杉スギすぎチャン、鹿シカしか、猿サル猿、と道中は全く『屋久島のなにが良いのか』が全くわからなかった。しかし本文にも出てくる宮之浦に降りてきて山を振り返ったときに『人生観(死生観)が変わった』とハッキリ意識した。それは体験した者にしか分からないかもしれない。帰宅してそれからは取り憑かれたように、あらゆる屋久島についての本を読んだり見たり。そのなかの一冊が本書→
頭痛い子
2024/05/20 20:56

前半は『田口さんの会話部分が長くてウンザリ』と思っていたが、ときどきハッ!とするような事も書かれている。たとえば『テレビ越しで見る屋久島は何か陰鬱に映り違う』という点。私もそれは感じてた。あれは全然、魅力がない。かつ、島の主なサイトにアクセスしてみても沖縄のような【大歓迎でっせ!リゾート感】みたいなサイトは皆無に等しい。なぜなら屋久島はおそらく『島のアピールしなくても来たい人は来る』精神。まず、移住したくても空き家、空アパートが無いのだ。おそらく人づてに借りるほかないのだろう。そしてコンビニもない。

頭痛い子
2024/05/20 21:02

じゃあ、なにが良いのか。本文で田口さんも述べているが『魅力を伝えるのが難しい』。この一点に尽きる。わっかんない、わっかんないから知りたくなって調べる、現地に行くを繰り返すのかなぁ。確かに縄文杉ピストンのみの人は『屋久島ってマジ、杉とサルと鹿しかない』だけになりがちだけど、屋久島を体験したいのなら私は淀川登山口からの宮之浦岳縦走を強くオススメする。登山経験13年くらいになりますが、北アで小屋番もしてましたが、自分の登山史史上ワン・ツーくらいになる良い登山でした。

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頭痛い子
おもしろかった。ときどきキラッと光る言葉を出すのは、もう多和田流だね。好きな短編集。ときどき読み返したいかな。ドキッとする話も結構ある。多和田さんがすごいなと思うのは、少年少女の頃というか、大人になったら当たり前になってしまう(当前と思わされる)事柄を憶えておいて、それらを素直にポンっと作中に織り込んでくること。なかなか出来ることではないと思う。ちなみに作中では名前がない『あなた(わたし)』が主人公となって、アメリカを旅します。それもまた良い。小説の醍醐味よなぁ。
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頭痛い子
川上さんのエッセイ大好きなんだが、これは今までで一番おもしろくなかった…。Hanakoで書かれていたということで、フェミニズムと言いますか…そういうのがプンプンする。そこじゃないんだよなぁ…が、結構多い。世界クッキー、空すこん、全てはあの謎、おめかしの引力とかは大好きでよく読み返すんだけど、これは、いかんせん、マガジン社だからか、内容がとてつもなく薄い.
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頭痛い子
佐藤正午氏が作家志すキッカケをくれた野呂邦暢氏。野呂氏絶賛したのが本書。確かに、日本の陳腐なミステリーを凌駕してくる作品かなぁ。犯人が全く見えてこない。ラスト近くで『え?』ってなった。巧い。第二部・解明も途中まで全く全容わからなかった。これに触発されてミステリー書いてるんじゃないか、って思ったのは宮部みゆきの『火車』だった。話の筋は似ているけども、二転三転するの良い。一気読みに近かった。エラリー・クイーン好きにも。
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頭痛い子
サイン会に出席し、直接ふかわりょうさんに会ったが、めちゃくちゃカッコ良かった。身長高くてスラリとしてる、実際は。握手もしてもらい、たぶん一生忘れないなぁ…そんなこと思いながら読み始めたんだけど、内容は普通に面白かった。いいなぁ…振り切れてるなぁ。
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頭痛い子
この本読むまで、吉本ばなながこんなスピ人間側…っていうのを知らなかった。読み手からすると『気性激しそう』ってのがヒシヒシ伝わる。ただ、前に辛坊治郎がラジオで『海外の書店でよく見かけるなって印象なのは、僕は村上春樹さんより吉本ばななさんの本だったの』というのが非常に頷けた印象だった(私はキッチン、哀しい予感、白河夜船しか読んでいないが)。本の内容としては、とりあえずスピ。川上未映子が嫌いそうな内容であった(川上氏はパワーストーン系や神社仏閣祈り系が嫌い)
頭痛い子
2024/05/10 09:19

宇宙パワー、前世、引き寄せの法則など満載.言わんとすることも理解できるし、伝えたいことも解る気がするんだけど、なんていうか……それらのことを本で活字にすると陳腐になるね…。『雰囲気』みたいなもの、幽霊も、活字でアッケラカンと書かれてしまうと、人は『嘘くさ』って印象しかもたないかもしれん

頭痛い子
2024/05/10 09:21

定期の書棚整理してて、売り飛ばすか迷ってパラパラ読んだら読み通した。内容は『ザ・シークレット』に近いです。

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頭痛い子
今回初めて、ザーザーと雨が降る中で登山を強行した。登山において、自分もそれなりに場数を踏んでいると思うが、悪天候のなか山頂目指す、は初めて。挑んだのは屋久島・宮之浦岳縦走だったが、頭によぎったのはこの『トムラウシ山遭難事故』の話だった。距離は宮之浦岳のが短いにしろ日程、行程はほぼ被る。有人小屋はなく、食糧からテントから背負って歩き通さねばならない。そんななかのリスクマネジメントについて、縦走終えて再確認。この遭難事故が特異的で無かったと、身をもって思えた。
頭痛い子
2024/05/09 08:51

そして私は本書に出てくる山岳耐久レーススタッフとして6年くらい関わっているが、それについても書かれたいた。身が引き締まる想い。

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頭痛い子
連休中に念願だった屋久島宮之浦岳を縦走した。二泊三日、有人小屋がないため、食料や寝袋など一式携え、携帯電話の電波が一切入らない山のなか22kmを歩き通す。とりあえずもう、山は杉しかない。杉、杉、スギちゃん。ただ他の山とは全然違う、倒木を苗床にして生きる若い木々に圧倒された。そこにビッシリと雨粒を湛えた苔が覆う。本文にある縄文杉も見たけれど下山してから、その『木』たちが頭を離れず本書と出会い、旅の道中読み耽った。観察眼、そして文章がとんでもなく素晴らしい。桜島も初めて行ったので、余計に感慨深かった。名書.
頭痛い子
2024/05/04 16:29

屋久島、とくに登山する方には一読をオススメする。屋久杉は千年たったものを言うそうで、これがまた、屋久島は石の島で土が少ない分、木々の成長が本土に比べ格段に遅いのだそうだ。なので樹齢3000年などとは、恐れ多い。奇跡意外に何があろう。しかし縄文杉が見つかったのは、わりと最近の昭和41年だそう。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/21(2003日経過)
記録初日
2018/12/01(2023日経過)
読んだ本
574冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
174632ページ(1日平均86ページ)
感想・レビュー
571件(投稿率99.5%)
本棚
4棚
性別
年齢
35歳
血液型
A型
職業
クリエイター系
外部サイト
自己紹介

いいね!good!いつも有難うございます。
完全な主観的感想であり私の読書記録であります。不快になられた方がいましたら ごめんなさいね。読書とは そのときそのときの置かれた環境や心境もありますゆえ、どうしても印象や感想はブレがち。それでも珈琲片手に読書三昧は生きる糧であり、私の働くことの意義です。

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