誰かのブログに書いてあったけど『厭人癖が強く晩年は孤独だった』という。神経質か繊細か。それでいて、この『人ってこんなんだよね!』を繰り出してくるの凄いな。それは勿論、作家本人の主観的考えなんだけど、大方の人間は【確かに】って頷けるんではなかろうか。古典に入るってことで手にしてみましたが、いやはや…おそれいりました。
前半は『田口さんの会話部分が長くてウンザリ』と思っていたが、ときどきハッ!とするような事も書かれている。たとえば『テレビ越しで見る屋久島は何か陰鬱に映り違う』という点。私もそれは感じてた。あれは全然、魅力がない。かつ、島の主なサイトにアクセスしてみても沖縄のような【大歓迎でっせ!リゾート感】みたいなサイトは皆無に等しい。なぜなら屋久島はおそらく『島のアピールしなくても来たい人は来る』精神。まず、移住したくても空き家、空アパートが無いのだ。おそらく人づてに借りるほかないのだろう。そしてコンビニもない。
じゃあ、なにが良いのか。本文で田口さんも述べているが『魅力を伝えるのが難しい』。この一点に尽きる。わっかんない、わっかんないから知りたくなって調べる、現地に行くを繰り返すのかなぁ。確かに縄文杉ピストンのみの人は『屋久島ってマジ、杉とサルと鹿しかない』だけになりがちだけど、屋久島を体験したいのなら私は淀川登山口からの宮之浦岳縦走を強くオススメする。登山経験13年くらいになりますが、北アで小屋番もしてましたが、自分の登山史史上ワン・ツーくらいになる良い登山でした。
宇宙パワー、前世、引き寄せの法則など満載.言わんとすることも理解できるし、伝えたいことも解る気がするんだけど、なんていうか……それらのことを本で活字にすると陳腐になるね…。『雰囲気』みたいなもの、幽霊も、活字でアッケラカンと書かれてしまうと、人は『嘘くさ』って印象しかもたないかもしれん
屋久島、とくに登山する方には一読をオススメする。屋久杉は千年たったものを言うそうで、これがまた、屋久島は石の島で土が少ない分、木々の成長が本土に比べ格段に遅いのだそうだ。なので樹齢3000年などとは、恐れ多い。奇跡意外に何があろう。しかし縄文杉が見つかったのは、わりと最近の昭和41年だそう。
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完全な主観的感想であり私の読書記録であります。不快になられた方がいましたら ごめんなさいね。読書とは そのときそのときの置かれた環境や心境もありますゆえ、どうしても印象や感想はブレがち。それでも珈琲片手に読書三昧は生きる糧であり、私の働くことの意義です。
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誰かのブログに書いてあったけど『厭人癖が強く晩年は孤独だった』という。神経質か繊細か。それでいて、この『人ってこんなんだよね!』を繰り出してくるの凄いな。それは勿論、作家本人の主観的考えなんだけど、大方の人間は【確かに】って頷けるんではなかろうか。古典に入るってことで手にしてみましたが、いやはや…おそれいりました。