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2024年4月の読書メーターまとめ

イトミン
読んだ本
8
読んだページ
1769ページ
感想・レビュー
6
ナイス
481ナイス

2024年4月に読んだ本
8

2024年4月のお気に入り登録
6

  • yoshino
  • ナオミ
  • nonpono
  • のんちゃん雲に乗る
  • 井の中の蛙
  • ゆう

2024年4月のお気に入られ登録
7

  • nonpono
  • aya
  • テル35
  • ゆう
  • ぺこウィン
  • 井の中の蛙
  • 山下哲実

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

イトミン
人間の生命力を1番奪う感情、それは、恥と罪悪感だ。それらを日本の女性は日々刷り込まれて、しかも、刷り込まれてることになかなか気付けない。まるで西さんは、私たちは、何にも悪くない、って私の代わりに叫んでくれているみたいだ。西さん自身も社会の中で必死で踏ん張りながら、一緒に闘おうって言ってくれているような本。 私が異端で孤独だと思ってたけど、同じことを考えてくれてる人がちゃんとこの社会にいるんだなっていう心強さ。「チェンジ」が必要なこの社会に西加奈子さんという作家が存在してくれることに感謝したくなった。
イトミン
2024/04/18 01:32

正しい怒りってある。私たちは、アズみたいに波を受けてびしょ濡れになって黙ってるんじゃなくて、連帯して声を上げなければならない。アズは、典型的日本人のことだ、くもをさがすで書いてた日本人像まんまだ。正義のことなんてわからない、でも、目の前に辛そうな人がいると駆け寄らずにはいられない、情に厚い、愛すべき日本人。(愛すべきっていっていいのかな)

イトミン
2024/04/18 02:45

https://m.youtube.com/watch?v=bq_pHpc8H6g クローズアップ現代のインタビューが良すぎました。号泣した。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

イトミン

半年くらい前から読み進めようとしてるが、2.3ページ読むごとに、自身に当てはまる記述と出会い涙が出て、なかなか読み進めることができない。こういうAC、毒親関連の本を読むのは、辛いから見ないふりして避けてた過去の傷と向き合う苦しさがどうしてもある。 でも、思い出すのに辛さを伴う記憶がたくさんあるということは、癒えてない傷がたくさんあり、その傷の痛みに今も行動を制限され続けているということ。それは逆に言えば、トラウマを克服できれば、過去の痛みから解放され、もっと自由になれる余地が私にあるということだ。

イトミン
2024/04/11 03:11

実は2年前くらいには手元に置いてたし、自分に必要な本だとわかっていたのに、読もうとすると理不尽さにいらいらして、ページを捲る気力もなくなっていた。だが、カウンセリングや読書、友人との対話やポッドキャストを通じ、私に必要だった考え方や世界の捉え方を学ぶことでやっと、痛みを伴いながらも前向きな気持ちでこの本を読み進められる心の状態になってきた。そこに関しては、誰になんと言われようと自分を褒めたいと思う。

イトミン
2024/04/11 03:15

良薬口に苦しというのは本当なんだな、、と思うなど。向き合うことに、苦い〜、苦しい、嫌だ〜と言う感情が湧き上がる体験や記憶には、むしろ向き合った方が後々の自分のためにも良いのかもしれない。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

イトミン
人間の生命力を1番奪う感情、それは、恥と罪悪感だ。それらを日本の女性は日々刷り込まれて、しかも、刷り込まれてることになかなか気付けない。まるで西さんは、私たちは、何にも悪くない、って私の代わりに叫んでくれているみたいだ。西さん自身も社会の中で必死で踏ん張りながら、一緒に闘おうって言ってくれているような本。 私が異端で孤独だと思ってたけど、同じことを考えてくれてる人がちゃんとこの社会にいるんだなっていう心強さ。「チェンジ」が必要なこの社会に西加奈子さんという作家が存在してくれることに感謝したくなった。
イトミン
2024/04/18 01:32

正しい怒りってある。私たちは、アズみたいに波を受けてびしょ濡れになって黙ってるんじゃなくて、連帯して声を上げなければならない。アズは、典型的日本人のことだ、くもをさがすで書いてた日本人像まんまだ。正義のことなんてわからない、でも、目の前に辛そうな人がいると駆け寄らずにはいられない、情に厚い、愛すべき日本人。(愛すべきっていっていいのかな)

イトミン
2024/04/18 02:45

https://m.youtube.com/watch?v=bq_pHpc8H6g クローズアップ現代のインタビューが良すぎました。号泣した。

が「ナイス!」と言っています。
イトミン
「ああ、自分は一人では何も出来ないなぁ。弱いなぁ。(中略)それは、恥ずかしいことでも忌むべきことでもないのだった。日々そうやって自覚することで、自分の輪郭がシンプルになった。心細かったが、同時に清々しかった」「怖いのはめっちゃ怖いんよな。怖さを克服するというよりは、怖さを認めながらやるって感じ?」「恐れを知らないというのは恐れないことではありません。それは、恐れによって自分がやるべきことを減じられることがない、ということです。恐れを感じつつも、前進することなのです(ラヴィー・アジャイ・ジョーンズ)」
イトミン
2024/04/16 00:57

カナダでの乳がんを治療していくこと、その間の生活について書いてあるけど、西さんをとりまくカナダ人とどう関わってるかとかも見えてくる。どういう文化の中に生きるかによって、人生においてどういう風に、どのくらいの深度で、何人の人と関わり合っていくのかという、人生の輪郭の形や大きさまで変わってしまうのだなと感じる。もし違う国に生まれ、違う文化の中で生きていたらと思うと、十分あり得たその可能性、全く別の人生を生きていたであろう事実になんだかひやっとする。

イトミン
2024/04/16 01:05

社会のおかしいとこから目を逸らして、知らないふりして生きることもできるはずなのに、目を逸らさずに生きてる西さんは本当にかっこいい。しかも日常生活では明るく楽しそうに生きていそうな人なのに、それでも尚、今この時に苦しんでいる他者の痛みから目を逸らさずにいようとしている、そういう生き様はかっこいい。

が「ナイス!」と言っています。
イトミン
私が好きな文学の先生が大好きな作品と言っていたので読んでみた。これまでは桜を見ると、ただ何気なく綺麗だなぁと思っていたのに、この作品を読んでから今日満開の桜を眺めて、なんだかぞっとしてしまった笑 でも、読んだことに後悔はしていない。満開の桜に狂気がにじんでいるように感じる感性を、これまで持っていなかったことが不思議なくらいだ。今日見た桜も、やはり怖いくらい綺麗だった。だけど、いや、だからこそ、夜に1人で満開の桜の木の下に行くことは、恐ろしくって、この作品を読んでしまった今の私にはできないなと思う。
が「ナイス!」と言っています。
イトミン
帯にある通り、面白エッセイというより自己啓発本(嫌な感じじゃない)だった。勇気を出して一歩を踏み出して、自分のありたい姿、やりたいことの方向にぐんぐん近づいて行く花田さんのパワフルさや生き生きとした語り口がとにかくすごい。読んでて私まで蘇生していくような感覚。最果タヒさんの書評が秀逸「生きてきた時間も場所も異なる誰かに近づく術を、本当は、誰も知らない。きっと、自らの人生を形作ったものの力を借りて、飛び込んでいくしかないんだろう。花田さんが「本」を信じ、その力で、人という存在を信じ抜くことができたように。」
イトミン
2024/04/05 22:37

読んでいて、人と出会う素晴らしさとか、些細なコミュニケーションの取り方とか、いろんなことを教えてもらった。いい本を読んだ。人と会うのが怖くなったり、新しい環境に飛び込むのが怖くなった時にまた手に取りたい本。

イトミン
2024/04/06 02:07

出会い系サイトと言っても不純な目的に限らずあらゆる新しい人との出会いのためのプラットフォームで、Xという名前で存在してたが今は無くなってしまった模様。X今もあったらやってみたいと思った読者は私だけじゃないはず。現代人って孤独に悩む人が多いと思うのだけど、こういう開かれた出会いの場があったらどれだけ多くの人が救われるだろう。

が「ナイス!」と言っています。
イトミン
友人がこの春社会人となり、日常的に会うのが難しくなるだろうという状況の中で、真の友情、友だちって一体何だろう、と疑問が湧き手に取った本。淡々とした語り口でさくさくと読み進められた。「相手と共にいる、あるいは、『あの人がいる』と想うだけで、ほっとできるような関係」が友情の根本という指摘に納得。印象的だったのは、友人の死の責任が自分にあると思い込み、自責の念から「死ぬより他はない」と思い詰めて抑うつ状態となった男性が、友人の死を悼み、友人のことを語って「喪」をきちんと体験することによって快復したという逸話。
イトミン
2024/04/02 15:42

「人の死に対しては『喪』が必要だ。しかし、現在は『喪』が難しい時代だ。(中略)必要な『喪』を行なうために、彼は抑うつ状態になり、私にいろいろと友人のことを語ることによって『喪』を体験し、元気になって職場に復帰していった。『原因』について論争する必要などまったくなかった。これを機会に『喪』を体験することこそ、この人にとって必要なことであったのだ。」思えば、私自身も、大切な友人を失ったという事実のショックのみに心を覆い尽くされて、それが自分にとってどう悲しいのか、といったところまで思いをはせることが怖くて→

イトミン
2024/04/02 15:48

「喪」を体験し悲しみに真正面から向き合うことから逃げてきたように思う。「喪」に服す行為は死者のためでもあるが残された者のためでもあるということを再確認した。これまで向き合うことから逃げ続けてきた様々な感情と、腹を決めて向き合わねばならない時が今来ている。

が「ナイス!」と言っています。
イトミン
ネタバレ著者が言うように、これは恋愛小説というよりリアリズム小説なのだろう。大切な人の死がどんなに悲しくとも、残された人々はそこから何かを学び取って、前に進まねばならない。これがこの作品から受け取ったメッセージだ。友人の死を気に病み気づけば2年が経っていた私には身につまされるものがある。死を選んだ直子を想うあまり、今この時に必死に生を全うしている緑の心を傷つけるワタナベの姿は、私が死や喪失の体験に心を囚われ精神を病み、それを理由に多くの友人の心をなおざりにしていたずらに傷つけてしまった可能性に思いを至らせる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/27(1973日経過)
記録初日
2014/10/25(3497日経過)
読んだ本
182冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
49682ページ(1日平均14ページ)
感想・レビュー
67件(投稿率36.8%)
本棚
2棚
年齢
23歳
血液型
O型
自己紹介

人類が積み重ねてきた歴史と叡智の結晶である本から何かを学びたい

読書を通じて考えることで
もっと強く、賢く、優しくなりたい

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