読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

tenori
読んだ本
7
読んだページ
1896ページ
感想・レビュー
7
ナイス
637ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月のお気に入り登録
1

  • 理恵子

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • mikichan
  • 理恵子

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

tenori
今さらながらコンセプトを作る=コンセプトメイキングは広告代理店の専売特許ではないのだと知る。もちろん商品やサービスを創造したり提供していく上でそれらの本質を言葉で表現できることは必須なのだけれど、やらされ感なく仕事をするためにコンセプトを整理してみるのも面白いかもしれない。基本的な解説に始まり、具体的かつ興味を引くような事例を交えながら応用までを段階を踏みながら学べる内容になっており、巻末の参考文献も含めコストパフォーマンスの高い一冊で『機能より意味を買う時代』にふさわしい良書。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

tenori

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】第65回メフィスト賞受賞作!可笑しくて切ない、青春の劇薬。金子玲介『死んだ山田と教室』プルーフ本を20名様にプレゼント。応募受付は4月22日(月)の正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/559?track=share

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

tenori
幼少期に公園で見ていた紙芝居を思い出す。振り返れば江戸川乱歩作品を真剣に読んだのは初めてかもしれない。敗戦直後とも言える時期に書かれた三作品を収録。名探偵明智小五郎と怪人二十面相の対決は、背景やトリックが古びている(書かれた年代を考えたら先鋭的)とは言え、何やらワクワクする感覚は緻密な計算と現実性の上に成り立っている近年のミステリーと比較しても色褪るものではない。むしろ娯楽性を含んでいることで、親世代が夢中で読んだであろうことも頷ける。マジックショーやサーカスを観る感覚。
が「ナイス!」と言っています。
tenori
袖の著者プロフィール写真が胡散臭く(←申し訳ありません笑)あまり期待せずに読み始めましたが、ニッチなところに注目してくれてありがとうな一冊。2014年の刊行も地方自治体と民間企業との関わり方が劇的に変化しているわけではないので充分活用できる。この本の良さは自治体の仕組みをお金の面から紹介していること。民間委託は増える傾向なので自治体と協調して仕事をしたい方はもちろん、地方行政がどのような運営をされているのかを知る上でも貴重。堅苦しくないし、著者自身の体験に基づいているから説得力がある。
が「ナイス!」と言っています。
tenori
くどうれいんさんのエッセイ集。彼女が選ぶ言葉と表現の方法には毎度驚かせられる。日常の些細な出来事(もちろん特別な出来事もあるのですが)に対する感性が豊か。そして怒りとか、やりきれなさも織り込んでいるのに、刺々しい言葉に変換させないという天才的なセンスの持ち主なのだ。意図的にオブラートに包んでいるわけではなく直接的でありながらも柔らかに伝わってくるところが不思議。あとがきに『黙る代わりに、書く』とある。そうか。この人は常に感情を文字に託してきた人なのだ。タイトルが五・七・五調なのもれいんさんらしい。
tenori
2024/04/25 13:39

宮島未奈さんが「成瀬」で滋賀愛を全身で表現されていますが、くどうれいんさんが要所で登場させる奥ゆかしい盛岡愛もなかなかのものですよ。余談ですが。

が「ナイス!」と言っています。
tenori
猫とともにある(猫がいなければ成り立たぬ)町田康さんのフォトエッセイ集。冗長にすぎるきらいもあるし、鬼才のたとえについていけない部分もあるけれど、猫好きとしては許容範囲。町田さん宅の猫は、拾った(保護した)猫であるがゆえに繊細だったり、ひねくれていたり、甘えたがりだったりと癖が強い。当然の帰結として多頭飼いの弊害(猫同士の相性と不満)が爆発しているのだが、時折挟まれるフォトが何らそれを感じさせず、すましている表情なのが笑える。
が「ナイス!」と言っています。
tenori
共感することを拒まれる。それでいて読み出したら絡めとられる。強烈な磁場を持つ河﨑秋子さんの中編2作は200ページほどのボリュームでも重厚。『鯨の岬』…腐った鯨の腹は爆発する。孫から見せられた動画をきっかけに封印された幼少期の残酷すぎる記憶を取り戻していく老境の女性の物語。『東陬遺事』…時は江戸の後期。東蝦夷地に赴任した幕府の役人と、過酷な地で自然と対峙しながら生きる人々との短くも濃密な出逢いと別れの時間。共通するのは灰色の背景にぶちまけられる血の赤と炎の赤。命の因果。
が「ナイス!」と言っています。
tenori
人間以外の動物や植物は生死を意識しているのだろうか。生と死。時間軸の往来。夢とうつつ。人間がそれらの境界線上で頼りなく存在しているのに対して、しゃもぬまはディテール設定を含めて、実在しないはずなのに圧倒的に存在している。地に足がついている。繰り返される人間の煩悩は『死ぬことよりも、ふわふわと生きている現実のほうが恐ろしい』ことなのではないかとすら感じさせる。『島』の閉塞性の中にあって随所で織り込まれる夏みかんの描写も鮮烈。美しく、難解で哲学的なファンタジー。
が「ナイス!」と言っています。
tenori
今さらながらコンセプトを作る=コンセプトメイキングは広告代理店の専売特許ではないのだと知る。もちろん商品やサービスを創造したり提供していく上でそれらの本質を言葉で表現できることは必須なのだけれど、やらされ感なく仕事をするためにコンセプトを整理してみるのも面白いかもしれない。基本的な解説に始まり、具体的かつ興味を引くような事例を交えながら応用までを段階を踏みながら学べる内容になっており、巻末の参考文献も含めコストパフォーマンスの高い一冊で『機能より意味を買う時代』にふさわしい良書。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/01(1962日経過)
記録初日
2019/01/02(1961日経過)
読んだ本
618冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
156318ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
618件(投稿率100.0%)
本棚
14棚
性別
年齢
54歳
血液型
B型
職業
技術系
現住所
岩手県
自己紹介

年間100冊は読みたい。読んだ本は少しでも感想を残すこと。気にいったフレーズは記録しておくこと。
そんな目標から2019年、読書メーターをスタートさせました。
通勤時間を利用して実用書(←車通勤になったのでできなくなってしまった)を、就寝前や休日は小説・文芸書を。平行して読み進めるようにしていますが、速読派ではありません。
たまにFBでも発信。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう