どこか世間ずれした主人公成瀬あかりと、その周囲の人たちの物語。女子中・高生が主人公なのに(ほぼ)無糖。広島の西浦には幸せになって欲しい。「死ぬ前に見る走馬灯にもこの景色が採用されるのではないかと思った」というフレーズがとても良い。これからの人生、走馬灯で見たい景色をたくさん見ていこう。

めちゃくちゃ面白い。古典文学作品を、古典的なコードと普遍的なコードの2つから読み解くことで、多面的・多角的にその作品を解釈することができる。通読→構造化→問 という流れを、古典の授業でも意識しよう。ただ、古典の場合は現代語訳をして全体像を把握するのに時間をかけすぎてしまうきらいがある。そこをどうスムーズに乗り越えるのか、考えなければならないな。

哲学対話的(多分)な話。結構おもしろかった。反出生主義にわりかし賛同できる自分がいて如何なものかと自己嫌悪してしまったが。あと、自分の主張を曲解される危険性が高まるという点で、比喩は危険だなと思った。

「20」というテーマにしばられないで書いてみてほしい。プロレスの話が一番好きだった。次は主婦作家の話。

これ、かなり良かった。国語科の授業における暗黙の前提とか問のたて方とかが簡潔にまとめられている。特に8つの問の類型(言葉の意味・文章の表現・思想や概念・具体化or抽象化を促す・内容や展開・議論を促す・批判的思考を引き出す・本質的)は勉強になった。また、「答えのない問」に対する井上先生のお考えも、納得。キャリアの浅い国語教師の我々は読んだ方が良いかも。ただ、タイトルには「親に知ってもらいたい」とあるが、保護者向けでは無いような気がする。あと、加藤さんとの対話はなくても良かったかな。

さる先生の著書と比べると、より具体的な実践方法が書かれている印象。

Canvaはインフラ！ とのこと。修学旅行の資料なんかもCanvaで作れるらしいが、その資料を(他の教職員のCanva力的に)引き継げなさそうであるというのが問題。個人の授業や学級経営、部活指導なんかで使うに留めておいた方が無難かな。 生徒同士で共同編集できるというのはとても良い。これはぜひ実践で使いたい。

「せをはやみ〜」の挨拶でお馴染みのびわ湖大津観光大使になった成瀬と、その成瀬を取り巻く人たちの物語。成瀬ガチ勢のみらいちゃんにはそのまま大きくなってほしい。個人的には、2冊目の方が笑えて好きだった。

どこか世間ずれした主人公成瀬あかりと、その周囲の人たちの物語。女子中・高生が主人公なのに(ほぼ)無糖。広島の西浦には幸せになって欲しい。「死ぬ前に見る走馬灯にもこの景色が採用されるのではないかと思った」というフレーズがとても良い。これからの人生、走馬灯で見たい景色をたくさん見ていこう。