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2024年4月の読書メーターまとめ

村上シナモン
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感想・レビュー
19
ナイス
717ナイス

2024年4月に読んだ本
19

2024年4月のお気に入り登録
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  • えか
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2024年4月のお気に入られ登録
5

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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

村上シナモン
名著。宗教としての仏教ではなく、実践としての仏教。今まで結構な仏教書を読んできたつもりだけれど、こんなに“理解できる”仏教書は初めてである。本書では絶えず、一般人の仏教に対する誤解(世俗を離れたもの、深淵で庶民には近づきがたいもの)と、ブッダ自身が語っていること(現世を正しい努力で生き抜くこと)の乖離を指摘する。それは第一章の1ページ目から始まる。「ブッダは、一人の人間であったばかりでなく、神あるいは人間以外の力から啓示を受けたとは主張しなかった。彼は、自らが理解し、到達し、達成したものはすべて、
村上シナモン
2024/04/20 13:41

人間の努力と知性によるものであると主張した。(p.25)」全八章からなる本編と、序言、まえがき、あとがき、解説が力を併せて、読者の今までの仏教に対する思い込みを紐解き、如何にこの世を生き抜くべきかを教えてくれる。冒頭に名著と述べたのはそういった意味で、ブッダ、著者であるワールポラ・ラーフラ、訳者の今枝由郎の叡智が詰まった合作だ。本当に誰にでも実践できる考え方ばかり。解説内にある「現時点で入手できる最良の入門書(p.194)」と言う言葉は大袈裟ではない。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
19

村上シナモン
日本統治時代50年と一口に言っても、そこには各業界の名前を持ったエリートたちが渡台し、それぞれの分野で近代化を果たした成果が見て取れる。美術界では、文学界では、とひとりひとりのストーリーに絞った記述は丁寧でとても好感が持てる。しかし、日本統治時代は台湾にとっての明治維新のようなもの、と言い切る著者は、あの50年をかなり(恐ろしいほどに)肯定的に捉えていることに、少し危うさを感じる。それも、必ず中国(人)を引き合いに出して、彼らを下げて、日本(人)を上げる記述が所狭しと並ぶ。
村上シナモン
2024/04/30 14:53

いくつかの事実はあるにせよ、もはやただの悪口となっている部分も多く、あまり良い気分では読めなかった。タイトルにもある武士道も、終始その定義は曖昧で、「目つきの鋭さ」「身のこなし」「誠意」のような言葉が用いられるが、それらをかつての日本人が本当にみんな持っていたのか、またそんなに良いものなのか、ということは一考の余地があると思う。本棚【台湾を知る1mの旅】+22mm

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村上シナモン
霧社事件を扱った歴史漫画。相当綿密な調査の元に書かれており、細かいことがよく分かる。また、漫画の効用として、彼らがどんな場所に住んでいて、どんな格好をしていて、どんな道具を使っていたか、が一眼見て理解できる。映画『セデック・バレ』で知っていた内容がほとんどで、あの映画は相当良くできたものだったことを知る。それにしても、1930年にここまで首が沢山飛んでいく事件が起こったことが、未だにうまく信じられない。※知らない方は検索要注意です。(本棚【台湾を知る1mの旅】+18mm)
霧社事件
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村上シナモン
ネタバレとんでもないものを読んでしまった…。一体何が起こっているのか訳もわからないまま、先を読みたい興奮によりページを繰る手が止まらない。完全なSFなんだけれど、現実のように錯覚してしまう感情表現力と、各登場人物や予言機械の語る論理の尤もらしさ(生物や科学に対しての自身の知識の浅さから来ているのかもしれないが)、また場面転換の豊富さや壮大な未来の景色を見せてくれる鮮やかさが、面白すぎる。300ページもの間、たっぷりと世界に浸らせてくれる。SFと探偵小説と倫理問題と人間哲学と…名作はジャンルを超越してしまう。
が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
何処で誰にこんなことを聞いた、誰に憧れて文化人類学の世界に入った、などという著者の個人的で瑣末な記憶、本筋と関係が殆どないエピソード、観光旅行のアルバムを見せられているかのような著者遠影。これらを除けば、他書籍からの引用が殆ど。つまり、著者自身が身体をともなって書いたように見える記述が殆どない。本の厚みのためにかき集めたような文章ばかり。文化人類学としての本分、現地での聴き取り部分も、その意義については滔々と語られるのに対し、実践部分は驚くほど薄っぺらかった。(本棚【台湾を知る1mの旅】+23mm)
兵士O
2024/04/27 19:06

シナモンさんのレビューを読んだ感じ、ダメっぽいですね。ボクもそういう本に出会うと、気持ちが萎えてきます(>_<)

村上シナモン
2024/04/27 22:44

こんなレビューをしておいてなんですが、今の僕にとっては必要ないかな、と思っただけなので、ダメとは限らないです。ちなみに僕は、こういう本にツッコミを入れながら読むのも、結構楽しめちゃう性格です。

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村上シナモン
台湾激動の時代を生きてきた、いや作ってきた活動家の活動記録と未来への提言。デモをし、ストをし、世界を飛び回り、憲法草案まで作り…、行動力が凄まじい。国民党の誘いを断り続け、台湾独立を訴え続け、苦しい時代を生き抜いてきた人たち(著者は夫婦二人)の言葉は重みが違う。何が彼らをそこまで突き動かすのだろう、多分それは台湾に対する強い愛だ。本文中でも、中国人でも、日本人でもない、台湾人としてのアイデンティティとは何かを唱え続ける。今の台湾があるのは、間違いなくこの人たちのおかげだ。
村上シナモン
2024/04/26 09:54

台湾の子供達は学校で外国の地理ばかり学ばされていたため、国内の川の名前さえ知らなかったという記述(p.174より)にびっくりした。試験にでるからという理由で覚えた国の歴史や地理、国語の教科書の文学でさえも、自国のものを学べるのは当たり前なんかじゃなかったのだ。小中高という長い教育期間で、自然と自国のアイデンティティを育まれていたとは。本棚【台湾を知る1mの旅】+21mm

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村上シナモン
最初の極端な例を出すという断りの通り、芸術家はデザイナーに、デザイナーは芸術家に、なぜなれないか、ということがあらゆる角度から語られる。芸術家とデザイナーがあたかも相入れない存在かのように思えてくる。しかし、例えば建築家は、本文中では芸術家の側(サグラダファミリアの例が出されている)であるが、集団作業をして大衆に理解されることを望む点で、デザイナーであるとも言える。このように、この二項対立はグラデーショナルであり、どちらの要素も必要なのである。
ykshzk(虎猫図案房)
2024/04/25 11:30

読んでみたいです。私自身、デザイナーからほぼ引退してアートに少しアプローチしているのですが、デザイン畑出身というのはやはりコンプレックスです。表現者には両方の要素が必要かもしれませんが・・。

村上シナモン
2024/04/25 14:42

コメントありがとうございます。デザイナーとして、芸術家として、両方ともを経験しているykshzkさんにはピッタリかもしれませんね。この本では芸術家をあまり特別視していないのが痛快で、もしかしたらですが、コンプレックスに効く薬になるかもしれません。

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村上シナモン
文学から見た近代台湾史。日本統治下、戦後、文革の世、激動の世の中で如何に台湾小説家が国内外で戦ってきたかを、小説中の記述を元に考察する、文学史といった内容。読みながらずっと疑問だったのは、小説中の記述=作家の思想だとする著者の方法論。勿論、あらゆる行動や記述が規制された世の中に、台湾作家が苦悩して書いたくらいだから、そういう意図もあるに違いないが、著者の小説の読み方はあまりにも政治的すぎるように思う。
村上シナモン
2024/04/24 09:28

それとも、僕が知らないだけで、小説を通して世の中を変えるとか、国家に眼にもの見せる、みたいなのが当たり前なのだろうか。小説を娯楽だと思って生きてこれたのは、かなり幸せなことなのだろう。本棚【台湾を知る1mの旅】+20mm

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村上シナモン
最近は古典ばかり読んで「分からないことを如何に分かろうとするか?」ということにばかり興味があったし、それこそが正しいことだとばかり考えていた。けれど、もし読書の目的を「今の自分に何が必要かを知ること」だとするならば、本書ほどピッタリなものはない。著者自身が海外で働き身につけた即答力、それを鍛えるための行動/考え方、どれも今の自分にはできていないことばかりだ。大学を出てからもずっと学んでいるという感覚でいたけれど、働いているという感覚を持たないとダメだ。
村上シナモン
2024/04/23 02:09

自分では気づけなかった「当たり前」のことを普通に教えてくれるものこそ、良書と呼ぶに相応しい。

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村上シナモン
産業革命から始まり、モリス、アール・ヌーヴォー、ドイツ工作連盟、バウハウス…という流れは、大学時代に一通り授業で学んでいて、懐かしく思った。その時は持ち回りで発表していく形式だったので、自分の担当場所以外は、ただ聴いているだけになってしまい、殆どが忘れてしまっていた。ここでは、フランク・ピックの功績の素晴らしさに目を見張った。芸術家でない委員会の常務が、ロンドンの地下鉄デザイン(駅の設計、字体の統一、路線図の改良)を全てディレクションしたという事実。アートディレクターなどという言葉がない時代から、
村上シナモン
2024/04/22 10:19

ここまで全体を見れる仕事をした人がいたとは。それだけでなく、今もなお愛されているという、ただの流行りじゃないデザインは尊敬に値する。ピックには未来まで見えていたのだろう。最後にはおまけ的にポスター史まで載っていてユニークな本書は、現代デザインの歴史をおさらいするのにもってこい。

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村上シナモン
多くの登場人物が対話をすることで思考を深めていく様子を、その場で見てきた友人に教えてもらうという形をとった対話小説かつ哲学理論の書。数人の登場人物が交代しながらエロスとは何かを演説していったあと、最後(のはずだった)ソクラテスは何を語ったのか?というと、ある女性の友人(ディオティマ)にこういうことを教えてもらった、というこれまた伝聞方式。ソクラテスの言説が見たい!と読み進めていたのに肩透かしを喰らった感覚。
村上シナモン
2024/04/21 12:26

そもそも、全てが伝聞の中の伝聞…という入れ子方式なので、一体何が事実で何がフィクションで、誰が何の意見を言ったのか、ということがすごく曖昧である。多分誰が言ったか?はそこまで重要じゃないのだろう。プラトンの持つ多数の人格を総動員させ、彼の頭の中でそれらを対話させると何が起こるか?という実験に見える。一番納得できた部分は、p.134の、梯子の階段に例える場面。一つの美しき肉体から、普遍的な肉体、職業活動、学問などという段階を経て美の本質まで至るまでの道のり、それが生きることそのものなのである。

が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
名著。宗教としての仏教ではなく、実践としての仏教。今まで結構な仏教書を読んできたつもりだけれど、こんなに“理解できる”仏教書は初めてである。本書では絶えず、一般人の仏教に対する誤解(世俗を離れたもの、深淵で庶民には近づきがたいもの)と、ブッダ自身が語っていること(現世を正しい努力で生き抜くこと)の乖離を指摘する。それは第一章の1ページ目から始まる。「ブッダは、一人の人間であったばかりでなく、神あるいは人間以外の力から啓示を受けたとは主張しなかった。彼は、自らが理解し、到達し、達成したものはすべて、
村上シナモン
2024/04/20 13:41

人間の努力と知性によるものであると主張した。(p.25)」全八章からなる本編と、序言、まえがき、あとがき、解説が力を併せて、読者の今までの仏教に対する思い込みを紐解き、如何にこの世を生き抜くべきかを教えてくれる。冒頭に名著と述べたのはそういった意味で、ブッダ、著者であるワールポラ・ラーフラ、訳者の今枝由郎の叡智が詰まった合作だ。本当に誰にでも実践できる考え方ばかり。解説内にある「現時点で入手できる最良の入門書(p.194)」と言う言葉は大袈裟ではない。

が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
厚くて重たい本だけれど、言いたいことは一つ。それを言うための、大袈裟な言い回しでの準備運動と、化石や地理学からかき集めたさまざまな証拠とが本書の95%を占める。本書のタイトルである眼の誕生とはつまり「原始三葉虫が目を手に入れたことで、能動的捕食機能を獲得し、数が増えて爆発的に進化したとする説を、光スイッチ説と呼ぶ」ということ。著者は眼を獲得したことを「閉じている眼を開けたときに経験する違い」「生きものたちはライトアップされてしまった」「海底に、日向と日陰があることに気づいた」などとドラマチックに表現する。
が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
比較文化の力を改めて思い知る。西洋を見ることで、日本の特異性がこうもまじまじと浮かび上がってくるとは。まえがきの「人は自分の顔を直接見ることはできない。鏡に映してはじめて、その特徴を捉えることができる」という喩えが分かりやすい。西洋を鏡の向こうの自分と見立てることで、それが自分の一部かつ別物であるという意味が生まれるし、そこで捉えた自分はあくまで、反転している(正確なものじゃない)という二つの意味を内包しているように思う。この本は各地でおこなわれた講演と論文と連載とを寄せ集めたものにもかかわらず、
村上シナモン
2024/04/18 22:59

バラバラな感があまりないのが凄い。むしろ、それぞれが補完しあうかのように振る舞っている。一冊読み終わる頃には、高階秀爾の目を(論文、連載)、口を(講演)通して日本と西洋の違いが全体として理解されている。やはり自分自身が日本人だからなのか、定家の「否定の美学」、余白を敢えて残す「不在による存在の暗示」、曲線を直線から区別せず直線が「反った」ものだと捉えるなどの概念に、痺れる。終始、かっけえ…と言いながら読んだ。

村上シナモン
2024/04/18 23:06

それと、日本が旅行大国という話も面白かった。手甲脚絆に傘と杖で東海道を行く日本人は異常らしい。それは道中が比較的安全だったこと、宿場の施設が整っていたこと、幕府の参勤交代制度の影響などが理由として挙げられるそう。大名たちの旅程は幕府に先に提出され、途中で遅れたり変更したりできず、それが現代の新幹線の異常なまでの時刻の厳密さにまで繋がっているという。ピストルと家財道具を携行していたヨーロッパに比べると、はるかに庶民的/日常的だ。自分自身が身軽な旅が好きなのも、もしかしたら江戸スピリッツが流れているのかも。

が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
建築家自身と、文芸評論家などから寄稿された様々なテキストがどれも、文学的なものばかりなのが気になった。イギリスを拠点としていることもあるのか、ユゴーの一説、ウィリアム・ブレイクの詩、ジェイムズ・ジョイスを話題に出しながら、その設計の意図を探るような評論がされている。それ自体は良いのだけれど、みんな揃いも揃ってそれらのことを持ち出すから違和感がある。というのも、建築作品だけを見ていてもそれらは伝わってこないから。なにかブランディングのように感じてしまう。
村上シナモン
2024/04/18 14:17

作っている作品自体はとても良いと思った。街の一部、歴史の一部となる、面白くて快適な建築群を生み出している。つまり、文学を引き合いに出さずとも語れる部分はたくさんあるのに、古典と歴史の威を借りるように振る舞うのが少し嫌なのだ。

が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
親鸞の残したごく僅かな思想を、弟子達が伝えてきた『歎異抄』を初めとした文献をもとに、現代の思想家がこうじゃないかああじゃないかと、想像する。そもそも親鸞の思想は法然から大きく受け継がれているらしいし、仏陀→…→法然→親鸞→弟子達→(700年)→吉本隆明→我々という数えきれない矢印で濾過されていった思想には、きっと多くの誤謬や誤解が生じていることだろう。なので、親鸞の思想が分からないのは至極当然のことだ。むしろこれは、吉本隆明が親鸞という道具を用いて書いた論考集だとして読んだ方がよっぽど正しいのではないか。
村上シナモン
2024/04/14 21:45

でもどうやったらそんなことができるのかまでは読み取れなかった(or書かれていなかった)。「親鸞はこの浄土教義の難問にたいして、ゆくところまで行ってみせたのである(p.122)」と、俗世に置いていかれてしまう。三つ目が、一番興奮した部分。それは「横超」という概念。これによって今までの生→(長い道のり)→死→(果てしない道のり)→無(浄土)という観念のイメージを組み替えた。先の矢印通りの漸次的な進行は、善への距離を縮めていないらしい。そしてそれを「充溢するもの、びまんするもの、滲みとおるもの(p.177)」

村上シナモン
2024/04/14 21:47

と表現されているのがとても面白い。井戸での壁抜けなんてまさにこれだろう。数々の異界物語が、普遍的無意識が語っているのはまさしくこれだと思う。行ける者には、不意に行けるのだ。

が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
Complete worksの名を冠するだけあって、基本図面や写真だけでなく、参照先からディテール、施行中の様子までボリュームたっぷり。読み終わってから、これが5冊も出ているシリーズの2番目であることを知ったのだが、この一冊だけでもとんでもないポートフォリオだ。大規模公共プロジェクトが、素晴らしい完成度で並ぶ。読んでいて、自分の問題はこれらの良さを語る言葉を持たないことだと気づいた。部分としては見えるけれど、全体として何を目指しているかが分からない。英語で書かれたテキストを読み飛ばしているからだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
スマホを家に置いて、自転車で隣町へ。音楽も聴かずにのんびりと。完全にネットから離れるのは一体いつ以来だろう。行きつけのコーヒーショップに入って、『最後の親鸞』を読み始める。面白いんだけれど、硬くて、難しくて、疲弊してくる。ちょっと休憩と、その隣にある古本屋へ。中国語の本が並ぶ中、(何故か)歴史コーナーの一角に「俵万智」の文字が。なんか嬉しくなり180台湾元で購入。場所を移動して早速読み始めるが、すごく短歌を創りたくなってくる。ポケットサイズのノートにスケッチ用のペンで、つらつらと書いては、読み進める。
村上シナモン
2024/04/14 11:28

兵士Oさん、ありがとうございます!作ってみて難しさがわかりました

村上シナモン
2024/04/15 14:10

その日の様子をこちらに詳しく書きました。 https://note.com/atsuya_suzuki/n/n4ea6c9d0dee1

が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
先日香港で、そうとは知らずに訪れたビルが表紙になっているし、やむを得ず寝泊まりした空港も彼の事務所がデザインしていたようだ。それだけでなく、他にも偶然が重なった。今朝たまたま見た、WIRED.jpの「構造エンジニアだけど質問ある?」という動画で、もっとも美しいと思う構造デザインは?と聞かれて、Foster設計のMillau Bridgeという橋が挙げられていた。この本では90年代らしい簡単なCGの絵しかないので、計画案で終わったのだろうと思い込んでいたら、突然美しすぎる実物の写真を見せられることとなった。
村上シナモン
2024/04/13 10:46

そんな風に、なにかに呼ばれるようにして、この作品集を開いたように思える。知るのが遅すぎたというべきか、ちょうど良いタイミングで知れたというべきか…。本を読んでいると、偶然がたくさん重なって、必然のように思えてくるからとても楽しい。そしてそれを記録しておける場所があることに感謝。ところで建築界でSirと言えば、真っ先にこの人の名前が挙げられるが、なぜSirと言われるのか、彼がどんな人生を歩んだのか、全然分かっていない。またその時が来たら知ることになるのだろうか。

が「ナイス!」と言っています。
村上シナモン
ネタバレ日本語でも読んだことがないのに、中国語で英語の翻訳小説を読むという訳の分からないところまできた。中文音声があって、内容に興味があって、というフィルターをかけると、原文が中国語の本が漏れてしまう。映画をだいぶ昔に見たことがあったのと、音声の抑揚とささやかなBGMのおかげで、なんとか情景を思い浮かべながら読めた。溫斯頓(主人公ウェンストンの中国語名です)が調教されていくシーンが凄まじかった。今まであてにしていた科学や、信じてきた世界が、そんなものないよ、と言われてしまったら自分はどうなってしまうだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/06(1955日経過)
記録初日
2019/01/02(1959日経過)
読んだ本
731冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
153985ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
709件(投稿率97.0%)
本棚
37棚
URL/ブログ
https://note.com/atsuya_suzuki
自己紹介

読んだ本はできるだけ感想を書くようにしています。雑誌や漫画、写真集などのレビューも投稿しますので、苦手な方はお気に入り登録を外してくださると嬉しいです。

主に読む分野:空間、建築、デザイン、美術、アート、神話、仏教、宗教、哲学、文学、境界、異界、古典、文化人類学、民俗学、日本論、読書論、台湾、中国語

好きな著作家:
村上春樹(1949-)、Hermann Hesse(1877-1962)、河合隼雄(1928-2007)

好きな建築家:
Sigurd Lewerentz(1885-1975)、白井 晟一(1905-1983)

2019年→71冊
2020年→202冊
2021年→114冊
2022年→181冊
2023年→103冊(内 中文書籍17冊)
2024年→100冊(内 中文書籍30冊)(目標)

趣味:墓場巡り、古寺巡礼、海に行くこと、スケッチすること

(取り敢えずの)人生目標と進捗:
・岩波文庫100冊→25/100
・SD選書50冊→9/50
・台湾史&台湾文化→296/1000mm
・『戦争と平和』読破
・『カラマーゾフの兄弟』読破

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