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2024年4月の読書メーターまとめ

雪丸 風人
読んだ本
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感想・レビュー
11
ナイス
376ナイス

2024年4月に読んだ本
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

雪丸 風人
音楽の楽しさや喜びが直に伝わってくる作品ですね。主人公はとあるバンドのメンバー4人。ボーカルの女性を柱にそれぞれの波乱ある生き様がこまやかに綴られていきます。母とつつましい暮らしをする14歳を描いた最初のパートは特に沁みましたよ。とにかく思春期らしい反発や葛藤がリアル。無二の親友や似た境遇の先輩との自然と頬が緩みまくるやりとりもいいんです。やっぱりいい人って最強って実感しましたよ。ベーシストの妻のカッコよさは後半の見どころですね。まさか読書で歌声の魅力を再発見できるとはな~。(対象年齢は14歳以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/10 22:11

声が歌になることで生まれる力を見せつけられましたよ。本筋とはあまり関係ありませんが、思わず膝を打ったのは「音楽なら絶対無理。倍速再生して楽しめるわけがない」という部分でした。やっぱり映画でもドラマでも、早回しで見るのはナシ。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
11

雪丸 風人
主人公は秘密を抱える陰キャ女子。スピーチコンテストに全てを賭ける彼女が、憎きライバルの苦悩に触れて、何より大切な気持ちに目覚め、唖然とするような決断に踏み切ります。次々と訪れるピンチやドキドキするようなイベントに、ハラハラし通しのまま一気読みでした。人の気持ちに目を向け、耳を傾け、勇気を出して感情を言葉に乗せていくことで世界が鮮やかなまでに変わっていく流れに、もう夢中ですよ。孤独の極みにいた少女がとびきりのスクールライフを手にしていく展開には、こちらまで天に上る思いでした。(対象年齢は13歳以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/29 07:47

NetGalleyにて読了。ハラスメント打倒のために優等生の仮面を脱ぎ捨てる少女が超クール!大切なのは自分の正義を貫くことであり、人のために力を尽くすことですね。大人視点では、子どもの声に耳を傾け、一人の人間として尊重することの大切さに気づかせてくれる作品でした。とくに面白かったのは年ごろの娘にあたふたする主人公の両親。絶妙にズレてて最高に笑えましたよ。

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
主人公は異常な家で育った中学二年生。児相を騙る男にさらわれた彼女が幽閉生活のなかで知ったのは、人の気高さであり、優しさでした。凄惨な環境で全てをあきらめきっていた少女が、事件に巻き込まれたことをきっかけに変わってくストーリー。彼女の切なすぎる境遇が胸にグサグサッときました。人として当たり前の優しさに触れただけで満たされる少女、当たり前じゃない覚悟で全てを賭ける犯人。なんてエモさ。これほど揺さぶられる作品、ないですよ。さらには想像を超えた結末。「最高」以外に言葉が見つからない。(対象年齢は14歳以上かな?)
まる子
2024/04/27 11:41

この結末はホント、もうもう🥹この作品で八重野さんが注目されるといいな。と思いました✨

雪丸 風人
2024/04/27 21:20

私もです!ぜひ注目されて欲しいですよ~。

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
「人の命を救いたい!」つらい過去を胸に奮闘する少女が、社会に役立つ仕事を通じて心からの願いをかなえていきます。慈善ではない、作り手と買い手の幸せをつなぐアイデアを実現していく歩みは素晴らしいの一言。たとえ当初の目標への道につまづいても、違うアプローチで目指すものに近づこうとする柔軟さや、まわり道をしてもその経験を次に活かす立ち回りもまぶしいですね。熱意でみずからを鼓舞するだけでなく、それが人を惹きつけ、夢に向かう力になっていくという実体験は、多くの子どもたちに響くでしょう。(対象年齢は11歳半以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/25 22:35

青少年読書感想文全国コンクール課題図書(中学校の部)。一つの転機になった、「何が悪い、誰が悪い、と言ってるだけではいけない」という気づきは、私も肝に銘じたいです。冒頭と巻末の作者の言葉に込められた想いにもぜひ触れて欲しいですよ。夢を叶える起業家を描くことで夢を叶える作家という構図は、二重の意味でいいですね~。思わず絶句したのは、30億着の洋服が売られ、その半分以上の16億着が売れずに廃棄されているという日本の実情でした。

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
透明なルールの持つ違った意味にハッとさせられました。主人公は勉強好きの中学二年生。身の丈に合わないグループで縮こまっていた彼女が、同じ委員になった少年や名門校から来た少女との関わりのなかで気づきを得て、自分らしさに目覚めていきます。予想外の展開に何度驚いたことか!確かにネガティブ思考でみずから壁を作ってしまうようなこと、ありますよね。けれど、現実は思ったよりビターじゃないのかも。正直に生きることのすがすがしさを教えてくれるこの作品は、子どもたちのバイブルにすらなりそうですよ。(対象年齢は12歳以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/23 22:50

「どう反応すれば正解なのか、おたがいを探り合うような空気が流れた」という場面など、中盤までは息苦しさを感じるところもありました。でも、終盤の爽快さは神。先生、最っ高だよ。

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
幼ない頃マジックに出会った田舎の少年が、心に誓った夢のために、技術を磨き、広い世界に踏み出そうとするなかで様々な学びを得ていくストーリーです。父親や担任教師の心配だからこそ進路の再考を促す心情がわかりすぎて、泣きそうでした。仲が良いだけでなく、ときには厳しいことも言ってくれる友人たちとの絆も響きまくりです。まっすぐで世間知らずな少年が何度も立ちふさがる壁にどう対処するのか?そのとき周囲はどう働きかけるのか?ぜひ自分の目で確かめて!中学生全員に読んで欲しいほどの名作です。(対象年齢は12歳半以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/21 20:17

ナニコレ?全部詰まってる。伝記ベースなのに優れた物語に必要な要素が全部詰まってるよ!忖度なしで主人公のカッコ悪いシーンを描いているのも共感を増す要因になっている印象ですね。だからこそ応援したくなるんだと思います。尊敬するマジシャンからのショックな事態へのこんなアドバイスが特に沁みました。「君はいい経験をした。これからは失敗のための準備をしなきゃいけないね」

まる子
2024/04/21 23:14

他の読友さんも読んでいました。図書館に予約✌️

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
子どもを追い詰めるものの正体。それはやはり、大人の不甲斐なさや無理解なのだと気づかされました。主人公は深すぎる悩みや生きづらさを抱える小学生たち。がんばってもままならない現実に直面するばかりの彼らが、怪しさに満ちた逃避へといざなわれます。行くのか?行かないのか?分かれ道を決定づけたのは、真に寄り添える者の存在でした。深いわ~。過干渉、貧困、ジェンダー、暴力などの重いテーマを扱っているのに気持ちよく読めたのは救いがあったからですね。終盤の母親の気づきは親世代も必見だと思います。(対象年齢は10歳以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/18 22:39

「ぼくがどうがまんしたって努力したって、つらいことはなくならないんだ」という言葉や、「住む場所で下に見られるのはおかしい」という訴えなど、主人公たちの心情には胸に激しく迫るものがありました。これは世の中を知る意味でも有意義。ただ、それだけだと子どもがついてこないですよね。そこで不思議要素が威力を発揮するんです。これがあるからこそポイされず、先が気になってドンドン読むことになりそう。

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
マイナス思考の連鎖でドツボにはまっていた人々が、思わぬ贈り物をきっかけに目を覚ましていくストーリー。短編集なのですが、嘘を憎む女の感情のほとばしりや、自分を責めていた少女の力強い一歩、特別な一冊がもたらす女の目覚め、過去に囚われた男を動かした奇策など、色とりどりで盛りだくさん。どれもが魅力たっぷりで、これが一番!って選べないのですが、後味っていう意味で特によかったのは水球部の高校生を描いた話ですね。私がこの作品からもらったのは、前向きな気持ちになれる特別なギフトでしたよ。(対象年齢は14歳以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/17 22:40

NetGalleyにて読了。戸惑いや拒絶から受容への心のうつろいが丁寧に書かれていて共感させる、させる。私も主人公たちと一緒にハートを揺さぶられましたよ。物ごとのプラスの側面にいま以上に目を向けようと思える読書体験になりましたね。

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
音楽の楽しさや喜びが直に伝わってくる作品ですね。主人公はとあるバンドのメンバー4人。ボーカルの女性を柱にそれぞれの波乱ある生き様がこまやかに綴られていきます。母とつつましい暮らしをする14歳を描いた最初のパートは特に沁みましたよ。とにかく思春期らしい反発や葛藤がリアル。無二の親友や似た境遇の先輩との自然と頬が緩みまくるやりとりもいいんです。やっぱりいい人って最強って実感しましたよ。ベーシストの妻のカッコよさは後半の見どころですね。まさか読書で歌声の魅力を再発見できるとはな~。(対象年齢は14歳以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/10 22:11

声が歌になることで生まれる力を見せつけられましたよ。本筋とはあまり関係ありませんが、思わず膝を打ったのは「音楽なら絶対無理。倍速再生して楽しめるわけがない」という部分でした。やっぱり映画でもドラマでも、早回しで見るのはナシ。

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
主人公は親から東大入りを強要される高校三年生。毒親に虐げられる少女との交流で、自身の境遇の異常さに気づいた少年が、人生を取り戻すために知恵を働かせ、驚きの計画に手を染めていきます。常軌を逸した圧で子どもの精神が壊れていく描写があまりに衝撃でした。一部の描写を胸糞悪いと感じる向きがあるかもしれませんが、程度の差こそあれ、子どもをトロフィーにしたい欲は少なくない親たちが持っていそうです。支配し、コントロールしようとすれば、この物語のような恐ろしい事態にもつながりかねませんね。(対象年齢は14歳以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/07 21:00

自分の意志で選び、掴んだものこそが尊いと訴える「誰かに押し付けられた栄光には、誇りも価値もない」というフレーズに痺れたわ~。序盤から中盤にかけて心をえぐられながら読み進めましたが、例の救いと、謎の提示と、あとは怖いもの見たさでラストまでいけました。途中、ハンパな終わり方なら許さんぞ!って気持ちでいっぱいでしたが、心が晴れる幕引きで、ヨッッシャー!!

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
終盤、視界がぼやけて読めなくなりました。何度も瞬きをして涙を落とす必要に迫られて…。主人公は他人への関心が薄い高校一年生。平穏な日々を過ごしてきた彼は、虐待が疑われる幼女に出会い、中学時代の仲間とともに思わぬ形で関わっていくことになります。少年たちが勇気ある決断の末に目にしたのは、想像を超えた驚きの真実でした。刺さったわ~。あれを青春の暴走といえるのか?考え込んでしまいましたよ。何度も訪れる危機に立ち向かい、それでも進もうとする彼らの姿は読者に勇気を分け与えてくれそうです。(対象年齢は12歳半以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/07 21:18

NetGalleyにて読了。私にとっては、自分の果たすべき責任に気づがせてくれる作品でした。何が正しいと言えるのか、答えは容易に出ませんが私も一人の大人として考え続けていきます。シリアスなテーマの作品なのですが、そこはいとうみく先生、面白かったり笑えたりする箇所もいっぱいありましたよ。一番吹いたのは小説家のイメージを描いたくだり。

が「ナイス!」と言っています。
雪丸 風人
不思議な雰囲気を纏う短編集ですね。なかでも『つめたいふともも』の読者を惹きつける力がやばかった!就活でつまずき自信を失っていた若者が、思わぬ出会いで人生の岐路を超えていく筋書きにはトコトン魅了されましたよ。この話ではトンデモ兄貴のアドバイスが妙に的を得ていて思わずメモ。掌編ですが『秋の午後、神様と』では、真剣な小学生相手に雑なやりとりをする中学生の姿が見事にツボに。SFは苦手なのですが、そうした要素が混じる作品や、狂気じみた話でも目が離せなくなるほど。もう、完全に術中ですよ。(対象年齢は14歳以上かな?)
雪丸 風人
2024/04/06 14:29

「今から本格的に寝るとこなのに、明るくなるなんて何考えてんの」って朝に文句をたれるシーンで吹いたわ~。このミステリアスなキャラの振る舞いが最高すぎ。さらに、痺れまくったのは同じ人のこんなセリフですよ。「不安で怖いから、棘で武装するんだよ。抱きしめて安心させてみなよ」

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/23(1937日経過)
記録初日
2019/02/16(1913日経過)
読んだ本
692冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
179103ページ(1日平均93ページ)
感想・レビュー
692件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
現住所
東京都
自己紹介

『時計坂の家』に魅せられて児童書ワールドに!

小中学生が読める本を中心にレビューしています。

レビュー先は、読書メーター以外では、
NetGalley、アマゾン、ツイッター、ブログなど。

これらの多層展開で、徹底的に本の応援をします!

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