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2024年4月の読書メーターまとめ

ヤジマ
読んだ本
5
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1580ページ
感想・レビュー
5
ナイス
220ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月のお気に入り登録
1

  • マンゴスチーニ

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • マンゴスチーニ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ヤジマ
主観点 9.1/10 泣いて馬謖を斬る。孔明の感情を抑え込もうとする様が痛々しかった。これは辛い。こうまでして軍律を正さなければならないものなのか。裏切りではなく、策の本質を本能的に見抜こうとした結果の惨事。あの司馬懿をも出し抜く、孔明の戦略には誰も及ばない。そしてまた、乱世を去る稀代の英傑。その死が、意志の継統が本巻の締めを飾る。物語の最初にいた人物はこれでほぼ全員亡くなったが、逆に物語は面白みを増していると感じる。蜀の孔明、魏の司馬懿、呉の陸遜。決戦の役者が揃い踏み、ついに物語は最終巻へと雪崩れ込む。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

ヤジマ
主観点 9.0/10 尻切れ蜻蛉感は否めないが、計十三巻という長編物語を読み切った。孔明と司馬懿の我慢比べは交互視点で描かれていて、緊迫感が凄まじい。序章の猛将同士の力比べに対比するような終盤の軍師同士の謀り合いや駆け引きは、戦乱の中における時代の流れを感じさせる。時代と共に争い方も変遷していく。政略をアピールしながら豪族を抱え込み、いざという時の戦力に組み込んでいくというやり口は、現代にも通ずるものがあると思う。個人的にはもう少し陸遜にフォーカスして欲しかった。吉川三国志ではどうなのか、いざ舞い戻る。
10$の恋
2024/05/01 07:16

十三巻読了お疲れ様でした!「北方謙三三国志」を堪能できたようですね😊私もいずれ読むつもりです✌️「吉川三国志」と比べもしたいし😁

ヤジマ
2024/05/01 08:17

北方三国志、夷陵の戦いが自分のピークでした!是非読んでみて下さい。人物造詣が素晴らしいです。

が「ナイス!」と言っています。
ヤジマ
主観点 9.1/10 泣いて馬謖を斬る。孔明の感情を抑え込もうとする様が痛々しかった。これは辛い。こうまでして軍律を正さなければならないものなのか。裏切りではなく、策の本質を本能的に見抜こうとした結果の惨事。あの司馬懿をも出し抜く、孔明の戦略には誰も及ばない。そしてまた、乱世を去る稀代の英傑。その死が、意志の継統が本巻の締めを飾る。物語の最初にいた人物はこれでほぼ全員亡くなったが、逆に物語は面白みを増していると感じる。蜀の孔明、魏の司馬懿、呉の陸遜。決戦の役者が揃い踏み、ついに物語は最終巻へと雪崩れ込む。
が「ナイス!」と言っています。
ヤジマ
主観点 9.3/10 兄弟の弔いに走る劉備。その義を重んじつつ采配を振るう孔明。迎撃に抜擢された陸遜。その三将の心情描写が鮮烈で、かつ重厚だった。特に陸遜の苦悩は、自分に置き換えて考えてみれば正に発狂ものだった。とても耐え切れたものではない。陸遜も本当に一人だったら無理だったのかもしれない。陸遜の戦略に水を差す朱然と徐盛を諫めた歴戦の老将韓当。このシーンはとても良かった。頼れる爺さんである。修羅場を潜った陸遜は幾段にも強くなっただろうと思う。次々と乱世を去っていく名将たちの意志は、確実に受け継がれてゆく。
が「ナイス!」と言っています。
ヤジマ
主観点 9.0/10 戦というものの残酷さ、不条理を最も強く感じた巻だった。酒に溺れ、自我を見失いつつあった張飛。いざ戦というところで、その無念たるや計り知れない。噛み合わない劉備軍だが、亡き者の魂は確実に受け継がれている。陳礼の弔いの進撃には心を打たれた。一方、曹丕はどんどん曹操に似てきていると感じる。不穏因子は容赦なく断ち切り、漢王室すら排除してしまう。ある意味曹操よりも独裁的。それに対して漢王室の復興を推し進める蜀と、自国の繁栄を求める呉。三国が見る未来はいずれも異なり、だからこそ戦乱は尚も続く。
が「ナイス!」と言っています。
ヤジマ
主観点 8.3/10 万夫不当の英傑関羽。孔明ですら読み切れないその最期には、寂寞が募ってやまない。張飛の発言等でフラグが立ちまくっていたので、最後の方は読んでいるのが辛かった。この物語は長い。その長さ故の深みがあり、自ずと思い入れも湧いてくる。関羽はそんな思い入れを極めて深くさせた武将の一人だった。己を律し、時に厳しく時に優しく、強靭なまでの芯を持ち、忠義に尽くす。正に漢の中の漢である。曹操すらも惚れ込む稀代の勇将。その雄姿をもう拝めないのは寂しいが、終盤へと雪崩れ込んでいく物語からは尚も目が離せない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/02/19(1913日経過)
記録初日
2019/07/22(1760日経過)
読んだ本
343冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
134450ページ(1日平均76ページ)
感想・レビュー
341件(投稿率99.4%)
本棚
61棚
性別
血液型
B型
自己紹介

◆本アカウントについて
*主観点はあくまで主観です。気に障ったらスルーを推奨します。
*適当な表現が思いつかない場合、造語で表現することがあります。文学界では禁忌かもしれませんが、当方単なる本好きのおっさんです。誤用だけご注意頂きたいですが、こちらもスルーでお願いします。
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◆好きな作家さん(敬称略)
*東野圭吾
*伊坂幸太郎
*今邑彩
*木内一裕
*誉田哲也
*木下半太
*今野敏

◆主観点目安
*0.0~5.0=面白くなかった
*5.1~6.0=自分には合わなかった
*6.1~7.0=あまり自分には合わなかった
*7.1~8.0=普通に面白かった
*8.1~8.9=面白かった
*9.0~9.4=超面白かった
*9.5~=琴線爆破

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