テオ・ヤンセン展に行ってきた。端的に感想を言うと「肉の無い骨格だけの大型動物を見た」。クリーム色のチューブやペットボトルや結束バンドで出来ているのはわかっていても、誕生も進化も繁殖も人の手でしか行われていないとわかっていても、実際に動く姿を見てみるとどうしても命を感じずにはいられない。風を受け足や体を一生懸命動かして進む大きな動物だ。結束バンドの余った部分を残しているのが、ぴょんぴょん生えた産毛に見えてより動物みが増すのが好きポイント。日本人的感覚で、色味が竹っぽいので精緻な竹細工にも見える。
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