カズオ・イシグロ『クララとお日さま』、ディストピアSF(というても現代社会からは半歩くらいしか離れていないだろう)だし、作者の容赦ない人間のだめさ描写が見事なのでシニカルに受け取って終わりにもできるが、「人間のかけがえのなさ」をさらりと語るくだりのすばらしさも明記しておきたい。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
カズオ・イシグロ『クララとお日さま』、ディストピアSF(というても現代社会からは半歩くらいしか離れていないだろう)だし、作者の容赦ない人間のだめさ描写が見事なのでシニカルに受け取って終わりにもできるが、「人間のかけがえのなさ」をさらりと語るくだりのすばらしさも明記しておきたい。