凄く共感ができる話でした。人間性と仕事を混同されている不条理というか・・・。 でも実際に小説に書かれている社内状況って存在するようなとつくづく感じる。押尾さんには幸せになってほしいと願うばかりです。

『とんでもない傑作でした。』本のデザインがメルヘン風な感じがしたので距離を置いていたのですがとんでもない傑作でした。ネタバレはあえてしたくないので感想は差し控えます。★★★★★ 子供たちにも読んで欲しい名作です。映画も見てみようと思います。読み終わった後、なんだか岩井俊二監督の『打ち上げ花火・・・』に似た浮遊感みたいな感じがあった。 そしてエピローグと伏線回収が凄すぎでした。

「雪那（せつな）」が「ゆき」に改名するまでの小学生から大学生になるまでの小説。 ジュニアアイドルによる性的搾取（児童ポルノ）の闇も少し踏まえた小説。 悲しいかな需要があるから商売がなりたつ。そして商売で生計をたててる人たちもいるのが実社会。 そのなかで雪那が心のよりどころにしている小説のなかのセリフが非常に印象的だった『まともに傷ついてるんじゃないよ』 たしかに、いちいち傷ついていられない。ただ、小説にもあった罪えの怒りより被害者の救済を優先にすべきだと 芥川賞受賞じゃない？て感じるほどの名作でした。

凄く共感ができる話でした。人間性と仕事を混同されている不条理というか・・・。 でも実際に小説に書かれている社内状況って存在するようなとつくづく感じる。押尾さんには幸せになってほしいと願うばかりです。