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2024年4月の読書メーターまとめ

miri
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感想・レビュー
14
ナイス
1217ナイス

2024年4月に読んだ本
14

2024年4月のお気に入り登録
4

  • Lost
  • shiai
  • さゆ
  • ニコぴよ

2024年4月のお気に入られ登録
3

  • Lost
  • shiai
  • さゆ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

miri
これをオールドミステリと仮定して考える。ピエロの被り物をした男が拳銃を持ち病院に押し入る。偶然居合わせた医師、院長、看護師達、怪我人の美貌の女性。時代背景が設定として成り立ち、ストーリーに破綻をきたさない。現代日本と考えると、命の危機に美貌の女性に懸想する医師がいる、個々の性格は違っていると考えても、そんな人いますかね…(いないって)読者を引き込んで、先に先にと読ませる構成力は素晴らしい。人間の造形に違和感。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

miri

北海道もやっと桜が咲いています。子供達も遊び回り、親達はお弁当。寒い時期が長いので、春が来ると本当に嬉しいです。

北海道もやっと桜が咲いています。子供達も遊び回り、親達はお弁当。寒い時期が長いので、春が来ると本当に嬉しいです。
帽子を編みます
2024/04/28 09:50

miriさん、こんにちは!お花見イイネ(≧∇≦)b こちらは満開の藤に咲きかけの薔薇になりました。緑もキレイです✨

miri
2024/04/28 14:57

〉帽子を編みますさん 藤に薔薇ですか!いやー、すごく早い感じがします(*^^*)お花って気持ちが明るくなりますよね!

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2024年4月の感想・レビュー一覧
14

miri
子供と一緒に成長する。関り合い、一緒に考え、答えを探る。厭わず深く関わり合う者だけの特権と思う。英国社会で日本人の母、アジアとのミックスの息子、移民の友達。地域社会、差別、人権、貧困の問題等、それらを等身大の親子の姿から私たちに投げ掛け、考えさせてくれる。悲惨さを強調するのでもなく、日本を卑下するのでもなく、ナチュラルな形で。子供と対話することで、私たちは少しでも広い目線を持ち、凝り固まった思い込みから解放されるのかもしれない。知り、考えることが大切。
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miri
作家の方々が好いていたお菓子の話。いくつか嬉しいことが。私はサガンが好きなのですが、翻訳をされている朝吹登水子さんの写真を拝見してパッと目が覚めました。こんな方だったんだと嬉しさのあまり。片山廣子さんの『燈火節』の中の「乾あんず」という一節はほんの八行ほどですが、頭の中の濁りが流されていくような気持ち良さ。文学の風が吹きました。やなせたかし先生はあんパンがお好きだったんだ!!と驚き。実は…というパターンではなかったんですね。ご自分で絵付けされたナガネギマンのマグカップに釘付けになりました。
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miri
著者のうさぎさんが48歳の時の作品。前半は女がいつまで女の賞味期限を持っているか、色々試行錯誤した体験談。男性を買い、ハプニングバーに行き、SMクラブで吊るされてみる。迷走そのもの(*^^*)セックスカウンセラーを糾弾するところなんて、うさぎさんその通りだよ!と思いました。私はオバサンとなり、女とは違う生き物になったような気持ちよくわかります。面白くて笑っちゃうけれど、自分を笑っているようなものですね。後半は何故自分がこのようなのかという自問自答、自分自身に愛されたいと願う、不可能を願う心。
miri
2024/04/17 22:52

愛で心の穴を埋めたいという願望がありますが、そこのところをひとつ置いておいて、複数侍らせてみるとならなかったのが真面目さなのでしょうか。

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miri
ズレと不自然さを自覚しつつ、騙して欲しい、騙されても致し方ないと思わせて欲しいという気持ちが満たされた。登場人物の全てが狂気をはらみ、隠し事をしている。狂気にも現実から派生した地に足が着いているものと妄想の中で醸成されるものがあるが、これは妄想の中の狂気。分解して分析しようとも論理性を拒み、信念がある。このようなものとは距離感を保つべきなのだが、人形師の男のように求心力があり魅力的な人物は存在して、一定の人数は巻き込まれてしまう。最後にはこの終わりで納得と感じているところが、巻き込まれている証拠ですね。
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miri
私立探偵のコーデリア、島で女優が殺されるというクローズドサークルものなのですが、全589Pの実に200P超まで何も起こらず。この小説の一番の難関はここですね。80年代の翻訳、大仰な言葉の選び方、頭の中でその場面を再現するのが難しい。事件が起きてからはバランス良く話が進み、若いコーデリアの聡明さがキラリ。それぞれが動機を持ち、犠牲者の生前の姿が浮き彫りになってくる。支配者の理屈に飲まれず采配を奮うコーデリアに若者の爽やかさを感じた。
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miri
東晋から南北朝時代の謝道韞(しゃどううん)という婦人の物語。「柳絮の才」という女性が優れていることを表す言葉が残っているほど才媛として知られる。没年が409年なので、日本では古墳時代前期から中期、稲作が伝わり始めた時代。その頃の中国の名家に生まれ名家に嫁いだ女性から見る政治、世の中の移り変わりを身内の人物評と共に語るというスタイル。歴史は苦手、特に中国史はまっさらな知識の中で読み、興味本位が満たされた感。彼女の目から見る人物像が本当にこのような人物であっただろうと思わせてくれる愛情溢れる表現であった。
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miri
人が住まなくなり、放棄された島の建築物の数々。崩れ落ち、緑に飲み込まれている場所は、静かで崩壊する間際の美しさ。崩れ落ち、流され、海の藻屑や砂に変わる、何事にも終わりがあるのかと感傷的な心持ち。しかし、これも一方的な人の視点で、放棄され人が住まなくなった場所が自然保護区になり違った賑わいの場所になっている例も。毒蛇が蔓延りすぎ、人が入ることができないという場所もある。世界で最も殺傷力が高い蛇はテルシオペロ。思わずどんな蛇か調べてしまった。
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miri
生物学的見地からの同性愛について。一般素人からすると大変に面白い内容であった。自然界の事例、幾多の説についての見解、人間社会の同性愛の歴史、研究結果に基づいての記載である。自然界では同性愛が非常にありふれており、ヒトは本質的にバイセクシャルである。性行動、性にまつわる特徴がホルモンや遺伝子で決まるほど単純ではない。生物学的にはジェンダーが基本、性行動はジェンダー表現である。ヒトという種ではゲイは極普通となると、そもそも排除や差別する理由がないだろう、違うという理由で貶める社会は好きではないと改めて感じた。
miri
2024/04/08 22:19

どんな人が書いているのかな~と巻末にある著者の経歴を読んだのですが、三行目に二十歳で家出?!(笑)面白いなぁ、なんで記載しようと思ったんだろう(^-^*)教授で家出歴を書く人、あんまりいないんじゃないかな。

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miri
ミステリー部分は匙一杯。短大生の駒子、はるちゃん、まどかちゃん達の女の子の生きづらさ、葛藤が丁寧に描かれている。極普通の女の子の「わたしはこう思っているよ」という内緒話を、肌感覚としては時間が経った時の思い出話として聞いているよう。家族関係、友人関係、恋愛、外に現れるのは僅かな部分で、内面には豊かに広々と思いが広がっている。リアルタイムの会話なら省かれてしまうことが、手紙という形式だと推敲を重ねて記されることがあるのでしょうね。
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miri
世界各国の物や事を取り出して、対比するというコンセプトの本。日本のものと海外を比べるのではなく、「モロッコのソーセージ」「タイのソーセージ」など、日本にある各国のものを探して撮られています。思わず、へー(O.O)と目が真ん丸になったのは日米のクリームソーダ。身近なもの、親しみのあるもの、そういうものの文化の違いは面白いですね。子供にも見せたところ、「面白い!」と言っていました。子供も楽しみ、大人も楽しめて会話のきっかけにもなりました。
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miri
1950年代の旧ソビエト社会、ここにあるのは、筋書きに沿わないものは不要であるという恐ろしい現実である。我々が普段善とする愛、信頼、良心等はこの社会の中では萎縮し、時には鎖となるものへと変化する。主人公のレオは天秤がたまたま傾いたために我々から見て希望の持てる道を選択できた。逃亡劇も魅力的で、犯人の正体も面白い。スパイ小説としての面白さもあるが、それよりも自分がこのような社会に生きているときに子供を守れる母でいられるか、私にはできるのかを考えさせられた。そうでありたいという願望が胸の奥に残った。
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miri
これをオールドミステリと仮定して考える。ピエロの被り物をした男が拳銃を持ち病院に押し入る。偶然居合わせた医師、院長、看護師達、怪我人の美貌の女性。時代背景が設定として成り立ち、ストーリーに破綻をきたさない。現代日本と考えると、命の危機に美貌の女性に懸想する医師がいる、個々の性格は違っていると考えても、そんな人いますかね…(いないって)読者を引き込んで、先に先にと読ませる構成力は素晴らしい。人間の造形に違和感。
が「ナイス!」と言っています。
miri
イギリス菓子図鑑に引き続き、イタリア菓子図鑑を読了。土地が違えば、実るものも違いがある、材料にそば粉や栗粉、とうもろこし粉、ヘーゼルナッツ、リコッタチーズ、シチリアではレモン。イギリスとの違いはお菓子に装飾性があり、美しく、揚げ菓子がある。全く耳にしたことのないお菓子も多数。トルタ パラーディーゾというケーキは片栗粉を混ぜたふんわり食感らしい。これは作ってみよう。お馴染みパンナコッタ、ティラミス、イタリアンジェラート、幸せの吐息が漏れますね。
が「ナイス!」と言っています。
miri
2008年英国推理作家協会賞、スパイ~賞受賞。1950年代、スターリン政権下のソビエトが舞台。国家保安省の捜査官のレオが主人公だが、上巻では彼の存在が霞むほどの社会主義の監視社会の異様さが語られる。平和で、ある程度言論の自由があるからこそ人間性は語られると思わざるを得ない。おそらく事実に近い描写であると思われ、人の命がこれほどまでに軽いという社会に対し圧倒的な無力感に苛まれた。著者はイギリス出身、素晴らしい取材力だと思う。
miri
2024/04/01 17:30

翻訳者が田口俊樹さん。好きな本はこの方が翻訳していることが多く、名前を覚えてしまいました。勝手に強面の方かと思っていたら、非常に柔和な印象の方でした。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/04/06(1864日経過)
記録初日
2019/04/07(1863日経過)
読んだ本
230冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
73101ページ(1日平均39ページ)
感想・レビュー
230件(投稿率100.0%)
本棚
51棚
現住所
北海道
自己紹介

雑多に読んでいます。

ジャンルをなるべく広げて、読んだことのないものも試してみることにしています。
新しい出会いと刺激と感動を求めて。

新しい本も古い本も気にせず読みます。
大量に積んでおいて、崩していくのが好きo(^-^)o

ブックカバーと栞のコレクター。
ハンドメイドのグッとくる柄の布や革のカバーをかけて読んでます。
ブックカバーと栞を選ぶのも、読書の楽しみ(o^^o)
つぶやきで載せています。


インテリアが好きなので、インテリア関係の本もよく読みます。
雑貨のデザインや家具、文房具なども好きなので、時々図鑑のようなものを眺めるのも好き。


お気に入り、お気に入られは出入り自由。

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