読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

古谷任三郎
読んだ本
3
読んだページ
703ページ
感想・レビュー
3
ナイス
17ナイス

2024年4月に読んだ本
3

2024年4月のお気に入り登録
1

  • フミ

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • フミ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

古谷任三郎
長野県松代町出身の郷土史家が書いた佐久間象山のオーソドックスな評伝。本著は65年前に出版されており、難しい言葉遣いなどが多くて読みにくいが、実際象山と会ったことがある関係者に聞いたりしているので、象山を知る上で欠かせない一冊となっている。主君・真田幸貫との君臣合体ともいえる信頼関係、象山自身の性格が災いしてか、敵対する家老・真田桜山の存在、勝海舟などの弟子たち、高杉晋作や中岡慎太郎などの将来の志士たちとの交流、公武合体・開国を目指すために死を恐れず上洛し、暗殺された最期など象山の生涯はドラマに溢れている。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
3

古谷任三郎
長野県松代町出身の郷土史家が書いた佐久間象山のオーソドックスな評伝。本著は65年前に出版されており、難しい言葉遣いなどが多くて読みにくいが、実際象山と会ったことがある関係者に聞いたりしているので、象山を知る上で欠かせない一冊となっている。主君・真田幸貫との君臣合体ともいえる信頼関係、象山自身の性格が災いしてか、敵対する家老・真田桜山の存在、勝海舟などの弟子たち、高杉晋作や中岡慎太郎などの将来の志士たちとの交流、公武合体・開国を目指すために死を恐れず上洛し、暗殺された最期など象山の生涯はドラマに溢れている。
が「ナイス!」と言っています。
古谷任三郎
勝海舟・吉田松陰らの師匠でもある佐久間象山。彼の言葉である「東洋の道徳、西洋の芸術(技術)」に代表するように、正統的な朱子学者でありながら、西洋の知識を貪欲に吸収し、幕府を守りつつ、開国し、防衛体制を築く方針を、堂々幕府や朝廷に対して意見が言えた数少ない知識人であった。にしても、幕府の体たらくには苛立ちを覚えた。象山は京都で暗殺されてしまうが、彼は覚悟の上であった。 「たとえ私は今日死すとも、後世、必ず公正な論が興って私の正しさを証明するだろう。だから、私は、悔やむこともなく恨むこともない」
が「ナイス!」と言っています。
古谷任三郎
ドラマなどで描かれる新選組とは違ったリアルな新選組が知れて勉強になった。著者は「農民として生まれた歳三は、動乱の中を武士以上に武士らしく生き、その能力がゆえに頭角を現し、最後は箱館政府の陸軍奉行並にまで出世した。まさに「不屈のヒーロー」である」と評価する。(P.280)食い詰めた浪士や荒くれ者の寄せ集めだった新選組を近代式の軍隊にしようとした土方は、奇兵隊を作った高杉晋作に似ていると思った。歴史にイフはないが、明治以降も生き残っていたなら、陸軍軍人として活躍していたかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/04/17(1861日経過)
記録初日
2019/04/17(1861日経過)
読んだ本
114冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
25004ページ(1日平均13ページ)
感想・レビュー
111件(投稿率97.4%)
本棚
0棚
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう